5月2日から8日にかけて、「ワークショップホール」では、IARF/WCRP「愛・地球博」出展委員会が招いた台湾先住民各部族から選ばれた30名の代表たちによる伝統工芸品の製作実演が行われ、期間中に会場を訪れられた一般来場者に台湾の先住民各部族の文化を紹介すると共に、ふれあい交流の時間が持たれました。
雨天の日も、精一杯演技する台湾先住民の若者たち |
また、期間中、「大地の広場」(悪天候の時は「交流ホール」等も使用)では、台湾先住民各部族の青年たちによる民族舞踊が1日2回ずつ披露され、色とりどりの民族衣装に身を包んだ青年たちの躍動感溢れるダンスを楽しむことができました。
連日大勢の人々が先住民のダンスを楽しんだ |
なお、今回来日したのは、台湾南部の大都市、高雄(Kaohsiung)市政府原住民族事務委員会主任のササラ・タイバン氏率いる十部族の代表で、それぞれまったく異なった文化的背景を有する。例えば、台湾のある部族は、インド洋の西端マダガスカル島の原住民と、太平洋の南端ニュージーランドのマオリ族と、またある部族は、太平洋の東端のイースター島の原住民とそれぞれ人類学上の親和性を有するというグローバルな広がりと多様性がみられるまさに「愛・地球博」に相応しい人々の参加でした。