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  『第1回運営委員会を京都で開催』

07/12/14    

 2007年12月14日、京都センチュリーホテルにおいて、G8宗教指導者サミットの第1回運営委員会が開催され、顧問団や運営委員に就任が決まっている19名の宗教者が会した。

 会議は、6月上旬にドイツのケルンで開催された2007年度のG8宗教指導者サミットに出席し、7月5日以来これまで「事務局長」として、G8宗教指導者サミットの準備に当たってきた金光教泉尾教会総長の三宅善信師の進行によって始められた。開会の祈りを平成神道研究会代表で新宿花園神社宮司の片山文彦師が行った後、第1回目の運営委員会ということもあって、参加者全員が紹介された。



運営委員長に選任されて挨拶を述べる三宅光雄師

 続いて、審議事項に入り、まず、実行委員会の役員構成について、全体の構造と現時点までに文書で参加を表明している37名の名前と肩書きが紹介され、審議の結果、会長に出口順得和宗総本山四天王寺管長を、運営委員長に三宅光雄国際宗教同志会理事長を選任した。ここで、これまで「暫定事務局」の役を務めてきた三宅善信師が辞任し、あらためて「事務局長」の選任を行ったが、満場一致で、引き続き三宅善信師が事務局長の職に当たるように決議された。併せて、事務局長から、事務局長へ助言を行う事務局参与として、天龍寺国際禅堂師家の安永祖堂師と清洲山王宮日吉神社宮司の三輪隆裕師が就任することを承認された。名誉会長・相談役・副会長等の役職について、順次、選任してゆくことになった。

 次ぎに、G8宗教指導者サミットの予算について審議され、大会費1,000万円、事務費(準備期間中の経費)770万円、予備費230万円の合計2,000万円の支出予算案について、事務局から提案され、詳細な項目について審議された結果承認された。また、収入については、参加教団がそれぞれ応分に「協賛金」を負担することで承認された。

 続いて、「G8宗教指導者サミット実行委員会」の規約について審議され、事務局提案どおり、十箇条の規約が承認された。また、「G8宗教指導者サミット」の大会テーマや各部会のテーマ等についても、事務局から「2006年度のロシア、2007年度のドイツでのサミットとの継続性が重要」との指摘が行われ、次回の運営委員会までにさらに検討を加えることが決議された。



「規約」を可決する運営委員会

 この日の運営委員会で最も時間を要したのは、「G8宗教指導者サミット」の開催日程についてである。というのも、来年のG8サミット(主要国首脳会議)の前後には、類似の会議が各地で多数開催されることが予想され、本「G8宗教指導者サミット」に参加予定の宗教者の中でも、それらのいくつかに参加を予定されている人も相当数あり、その調整をどうつけるかについて、真剣な討議が行われた結果、次回の運営委員会までに、A案「7月2〜4日」、B案「6月27〜29日」のどちらかを確定するということになった。

 また、事務局から、今回の「G8宗教指導者サミット」を円滑に進めるために、官邸や外務省をはじめとする各省庁と連絡を密にとっている件や、既にバチカンの諸宗教対話評議会が本件について承知している件について報告がなされ、運営委員の懸野直樹野宮神社宮司から、主要開催地のひとつである京都府からも、「G8宗教指導者サミット」の京都開催が歓迎され、便宜が図られる予定であることが報告された。

 この日の運営委員会は、まだ骨子がほとんど決まっていない第一回目であったにもかかわらず、本会の基本原則のひとつである「情報公開」の原則に則って、基本的にマスコミに公開して行われ、全国紙や通信社など9社が取材に訪れた。

 最後に、閉会の挨拶を、運営委員長に選出された三宅光雄師(会長に選出された出口順得師はこの日は欠席)が行い、閉会の祈りを運営委員の園城義孝浄土真宗本願寺派総務が行って、無事、閉会した。また、運営委員会に引き続き、三宅善信事務局長から、マスコミ各社に対する記者会見が行われた。

 この日の参加者は、大谷義博真宗仏光寺派宗務総長、田中利典金峯山修験本宗宗務総長、桶屋良祐念法眞教教務総長(代)、平野雅章真言宗泉涌寺派教学部長、坂本峰徳和宗総本山四天王寺総務部長、水谷栄寛世界連邦日本仏教徒協議会事務総長(高野山真言宗)、中川平神社本教主管、岩田長太郎天理教総務部長(代)、上野顯熊野速玉大社宮司、高井道弘住吉大社権宮司、西田多戈止一燈園当番、浅川重美ITRI会長(代)、三宅光雄国際宗教同志会理事長、片山文彦平成神道研究会代表、三輪隆裕日吉神社宮司、懸野直樹野宮神社宮司、三宅善信金光教泉尾教会総長とオブザーバー6名である。




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