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レセプション1:海外からのゲストを暖かくもてなす 

06月27日

6月27日午前7時、リーガロイヤルホテル大阪において、海外からのゲストを招いてG8宗教指導者サミット「ウエルカム・レセプション」が開催され、名誉会長の松長有慶高野山真言宗管長をはじめ、役員一同が暖かいホスピタリティでもてなした。

 大阪大学中之島センターでの開会式と全体会議、四天王寺とあいりん地区の視察に、住吉大社・念法眞教・金光教泉尾教会と三箇所に分かれての分科会と初日から盛りだくさんの「G8宗教指導者サミット(以下、G8RLSと略す)」であったが、初日の夜は「大阪の迎賓館」と言われるリーガロイヤルホテル大阪のダイヤモンドルームで「ウエルカム・レセプション(歓迎パーティ)」が開催され、内外からの参加者も一体となって大いに盛り上がった。


色とりどりの料理で賑わう食卓

 NHKエグゼクティブアナウンサーの宮田修氏と「歌う国際コメンテーター」文屋範奈さんの司会によって、この日の宴は始まった。最初に、日本の宗教界を代表して、G8RLS名誉会長の松長有慶高野山真言宗管長・全日本仏教会会長が歓迎の挨拶を行った。松長会長は、多くの人の努力によってこのサミットが開催されるに至った経緯と、天地自然と神仏が渾然一体となった日本という宗教的風土の国でG8宗教指導者サミットが開催されることに意義について触れ、海外からの参加者にそのことを学んでいって欲しいと述べた。

G8RLS名誉会長として歓迎挨拶をする
松長有慶高野山真言宗管長

 続いて、G8RLS相談役でもあり、2010年にカナダで開催される予定の「G8宗教指導者サミット2010」の発起人でもあるカナダ教会協議会(CCC)議長のジェームス・クリスティ世界連邦運動(WFM)理事長の発声で乾杯し、祝宴の幕が開けられた。今回のG8宗教指導者サミットでは、宗教上の厳しい食事制限(イスラム教徒の「ハラル」食、ユダヤ教徒の「コーシャ」食、徹底した「ベジタリアン(菜食主義者)」の上座部仏教僧をはじめ、実に多種多様)を配慮した食事が特別に提供されたことは言うまでもない。メインテーブルには、カンボジア王国のサムデク・ノロドム・シリブド殿下・同妃殿下をはじめ主賓の方々が着席されたが、それ以外は、限られた時間内でできるだけ多くの人と交流が持てるように立食形式が採られた。

G8RLS相談役のジェームス・クリスティWFM理事長。
パーティ会場ではいろんな交流が見られた

 テーブルスピーチのトップバッターは、開会式でバチカン諸宗教対話評議会のジャン=ルイ・トゥーラン枢機卿からのメッセージを代読したカトリックの高見三明長崎大司教、同じく、アイルランド共和国前大統領で前国連人権高等弁務官でもあるメアリー・ロビンソン女史からの祝辞を代読したキャサリン・マーシャル世界銀行総裁特別顧問の二人が、今度は「自分の言葉」でそれぞれユニークなスピーチを述べた。

高見三明カトリック長崎大司教と
K・マーシャル世界銀行特別顧問

 さらに、今回のG8宗教指導者サミットの準備段階から関わってきたG8RLS諮問委員のカレン・ハミルトンCCC事務総長とG8RLS運営委員の田中利典金峯山修験本宗宗務総長が、今回のサミット実現までの苦労と成功裏に開催できたことに感慨を込めてスピーチを行った。さらには、参加者が飛び入りで歌を披露したり、パーティ会場の各所で、民族・宗教の違いを超えた交流風景が見られた。

G8RLSに準備段階から関わったK・ハミルトンCCC事務総長と
田中利典金峯山修験本宗宗務総長

 最後に、今夜のパーティの費用を全額提供したG8RLS運営委員長の三宅光雄金光教泉尾教会長が、はるばる海外から参加してくださった宗教代表はもとより、国内の来賓方さらにはG8RLS実行委員(顧問・運営委員・諮問委員等)としてひとかたならぬ協力して下さった先生方に謝辞を述べ、翌日からの会議の中身の深まりに一層期待する旨の挨拶を行い、お開きとなった。

G8RLS運営委員長として謝辞を述べる
三宅光雄金光教泉尾教会長


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