各地で開始された救援活動 インド洋大津波

  泉尾教会では、12月26日に発生した「スマトラ島の超巨大地震」による「インド洋大津波」の被災者支援のため、即日、10,000ドル(約1,050,000円)をチェンナイのAYC(世界連邦アジア青年センター:三宅光雄会長)本部を通じて、各被災地に送ったことは既報の通りであるが、1月8日付で、泉尾教会の支援を受けた現地のカウンターパートナーであるAYCから、以下のような救援活動の写真が電送されてきた。


チェンナイ郊外で津波に破壊された家

  インドでは最も大きな被害を受けた東南部の大都市チェンナイ(旧マドラス)市に国際事務局を置くAYCでは、早速、人道支援活動を開始したが、被害の状態はあまりにも悲惨で、現地から寄せられたレポートでは、「物的被害の直接的復旧には10年は必要であるが、津波で親を失い孤児となった子供たちの場合、彼らが独立した生計を営む大人になるまで、という意味では、社会的な復興には20年は必要である」という報告であった。


サリー等の衣類を配布するAYC幹部

  さらには、「魚が伝染病を媒介する」というデマが流れているせいで、沿岸部に住む漁民が、たとえ、運良く津波の直接的被害から逃れられたとしても、生計が立てられず困っていること。や、国際的に注目される沿岸部の被害だけでなく、川を数キロ遡ることによって、特に、河原のスラムに暮らす最も貧しい人々(当然、住民登録もされておらず、そもそも何人いたか判らないので、何人亡くなったかも把握できない)が、数多く犠牲になったことなどがレポートされていた。


サリー等の衣類を配布するAYC幹部

  具体的には、1月1日から、チェンナイ周辺部において、家を失った人々に対して、サリーなどの衣類を配布したり、寝床を用意するなどの活動を展開しているが、まだまだ不十分なので、いち早く、泉尾教会から送金された1万ドルに感謝しつつも、日本からのさらなる援助を期待している旨で、第一陣の現地レポートは締めくくられている。


河川敷で特に被害の大きかった
スラムの家

 この度のインド洋大津波も、甚大な人的・物的被害が生じていますが、「人が助かりさえすればよし」を布教姿勢の基本に置いている泉尾教会では、「人類共栄会」を通じて、新潟県中越地震を凌ぐ募金活動を展開したいと考えています。皆様も是非、ご賛同・ご協力をお願いします。


サリー等の衣類を配布するAYC幹部

 義援金の振込先は、UFJ銀行 大正橋支店 普通 3825186「人類共栄会」または、 郵便振替、00910-8-118074 「人類共栄会」(「インド洋大津波」と明記のこと)口座までお願いします。


戻る