二代親先生五年祭に各界から寄せられたメッセージ

                    
 国務大臣
国家公安委員長
中野寛成

本日は、先代教会長故三宅龍雄大人の五年祭および偲ぶ会にお招きいただき、光栄に存じます。

世界連邦運動に国会内で携わってきた私が、龍雄先生にお会いしたのは、10年以上前に泉尾教会にお訪ねした時でした。初めてお会いしたにもかかわらず、丁重にお部屋にお通しいただき、1時間以上にわたって、世界平和にかけた宗教人としての使命について熱意をもって語りかけてくださいました。

それから、現教会長先生のご兄弟に至るまで親しくご指導いただき、誠にありがたく思っております。

東日本大震災対策のため、国家公安委員長として全国から警察官を被災地に動員して、連日連夜取り組んでおりますので、本日は残念ながら失礼いたします。

これからも、先生の世界平和へのご熱意を少しでも継承し、世界連邦日本国会委員会の会長としても全力で頑張って参りたいと存じます。頂戴した龍雄先生のご指導にあらためて感謝しつつ、偲ぶ言葉とさせていただきます。


大阪市長
平松邦夫

三宅龍雄大人霊神の五年祭ならびに三宅龍雄大人を偲ぶ会が盛大に開催されましたことをお祝い申し上げます。

金光教は、「人を助ける」働きをしていくことが、人間の真実の姿であるとした教えのもと、「世助け、人助け」に取り組まれています。今回の震災においても義援金窓口をすばやく開設されるなど、三宅光雄教会長をはじめ皆様方の活動に深く敬意を表する次第であります。

金光教泉尾教会の今後ますますのご発展と、皆様方のご健勝、ご多幸を心からお祈り申しあげます。

なお、今回の地震において、亡くなられた方々に心より哀悼の意を表しますとともに、被災された地域の復興と皆様の安全を心からお祈り申しあげます。


円応教 教主
深田充啓

三宅龍雄先生の五年祭に際し、国内はもとより、広く海外に向けての宗教協力を推進され、世界平和を祈り、情熱的に活動されました先生のご功績をお偲び申し上げます。
その強いご意志を三代目教会長三宅光雄先生並びに信徒の皆様が継承され、ますます貴教団が発展されますことを祈念申し上げます。


大本山中山寺 長老
村主康瑞

三宅龍雄大人霊神五年祭と伺い、悲しみを新たにしております。
ご親族様をはじめ、皆様方の悲しさ、寂しさは、如何ばかりかとお察し申し上げます。香花の絶えることのなきよう、在りし日のお姿を偲びたいと存じます。


大本山川崎大師平間寺 貫首
藤田隆乗

ご先代故三宅龍雄五年祭にあたり、教団の発展と、国際的平和宗教活動に尽くされたご遺徳を偲び、謹んで御霊神の平安と貴教会のご隆昌をご祈念申しあげます。



熱田神宮 宮司
小串和夫

三宅龍雄大人のご遺徳をお偲び申し上げご霊前を遙かに拝みまつります。


明治神宮 宮司
中島精太郎

「三宅龍雄大人五年祭」並びに「故三宅龍雄大人を偲ぶ会」開催にあたり、ご生前斯界発展のためにご尽力されたご功績を称えますと共に、ご霊前を遙かに拝み奉り、謹んで御霊の安らかならんことをお祈り申し上げます。


学校法人 清風学園 理事長
学校法人 清風南海学園 理事長
平岡英信

三宅龍雄先生とご縁をいただきましたのは、父である平岡宕峯が心から信頼し、尊敬する宗教家であられた初代教会長三宅歳雄先生に「ご指導いただくように」と(父から)言われ、国際宗教同志会に入会してからであります。

この会には、既存の仏教界は勿論のこと、神道、キリスト教、新宗教、さまざまな宗教界のトップリーダーの方々がおられ、幅広く活発に活躍されていました。

初代教会長は、「現実世界の問題の解決に宗教家が役立つべきである。宗教宗派を超えて、心に平和と救いを与えることこそが宗教者の使命である」という信念をお持ちで、宗派にとらわれず、国際的に活躍され、その活動範囲の広さは勿論のこと、その人脈の広さにはただただ驚きました。常に全身全霊で対処され、その活動力と実行力には圧倒される豪快な迫力のある方でした。

父宕峯がいつも言っていたことですが、「何事も一時的には誰でもできる。しかし、続けることが大切で、続けることは容易ではない」これこそがまさに、初代教会長のいき方で、関わりを持たれたことには徹底的に携わられ、積極的に精力的に行動されました。

初代教会長のこれらの業績を、龍雄先生とご一家が引き継いでこられました。初代教会長とは違う困難な問題もあったことと思いますが、克服されながら初代教会長のご意志を連綿と引き継いで活動されておられることに感服いたします。

龍雄先生は、偉大な初代教会長の世界を駈け巡る壮大な迫力ある活動に、また、ご長命であられた初代教会長のもと、長年副教会長として、組織の発展や諸会議の運営の実行者として、補佐役として実に忠実に実行され、初代教会長を盛り立てる黒子として、あくまでも、縁の下のお役目を粛々と果たされていました。

初代教会長が思うようにならない時は、何時も龍雄先生が叩かれ役を引き受けられておられました。皆の前で叱責されても一言も言い訳をされず、唯々粛々と受けておられたお姿を見て心打たれるものがありました。

数多(あまた)ある重責を、卓越した見識と豊かな経験をもって、国際的な視野から的確にかつ柔軟に果たされていました。これだけの重責を務められればいろいろとご苦労もおありだったと推察いたしますが、その様なことも私たちにはお見せにならず、さぞかし大変だったと思います。

残念なことは、初代教会長と同じようにもっと長生きされ、われわれにご指導願いたかったことです。

初代教会長から続くこれらの幅広いご活躍の全ては、二代教会長龍雄先生のご指導よろしく、3人のご令息にしっかりと引き継がれています。これからの地球存立の危機に対して多くの人々が不安に怯(おび)えている現在、心の救済が何よりも求められています。宗教家の責任は重大であります。

光雄先生、善信先生、修先生の益々のご活躍を期待して筆を閉じさせていただきます。


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