2014年8月31日、泉尾教会で「大恩師親先生十五年祭」が仕えられ、教内各機関・関係教会長ら約50名を含む1,500名が参拝し、大恩師親先生(三宅歳雄師の尊称)のご遺徳を称えた。また、教会での祭事に引き続き、リーガロイヤルホテルで「三宅歳雄大人十五年・ツ子姫二十年を偲ぶ会」が開催され、宗教界をはじめ各界からのご来賓約120名が列席した。また、9月2日には、和歌山市の三宅家奥城では、墓前報告祭が仕えられた。

神前で仕えられた奏上祭で玉串を奉奠する祭主三宅善信師

三宅歳雄師が現身(うつそみ)の取次の業を終えられてちょうど15年目に当たる8月31日、教会各機関・関係教会長や大勢の参拝者が着席する中、午後2時、会堂広前神前において奏上祭が始まった。三宅歳雄師が帰幽されて以来15年間のご神護を親神様・教祖様に御礼申し上げ、祭主を勤めた三宅善信総長の玉串奉奠に合わせて参拝者一同が拝礼した。

霊前で仕えられた慰霊祭には満堂の参拝者が故人の遺徳を偲んだ

奏上祭に続いて、三宅歳雄師の大きなご遺影が正面に掲げられた霊前において、大恩師親先生十五年祭が仕えられた。祭員着席後、捲簾(けんれん)行事に続いて、『大恩師親先生報徳拝詞』が唱えられ、献饌物が綺麗に盛りつけられた三宝が一台一台心を込めてお供えされてゆくご霊殿を、三宅歳雄師のありし日を偲びながらご拝した。続いて、祭主が祭詞を奏上され、玉串を奉奠された後、親教会の湯川正夫玉水教会長、三宅光雄泉尾教会長の順でご霊前に参進されて玉串を奉奠された。さらに、家族親族の玉串奉奠に続いて、金光英子師、大阪センター所長、大阪教会長・難波教会長をはじめとする金光教内の関係教会長の先生方らを合わせて約50名が次々と玉串を奉奠された。参拝者代表信徒総代玉串奉奠、祖先賛詞を奉唱した後、三宅光雄教会長が参拝者に対してご挨拶を行った。

慰霊祭を終えて参拝者に挨拶をされる三宅光雄教会長

この後、午後5時から、会場をリーガロイヤルホテル「山楽の間」に遷し、『三宅歳雄大人十五年・三宅ツ子姫二十年を偲ぶ会』が開催された。最初に、列席者全員でご遺影の前に献花を行った。三宅光雄教会長のご挨拶に続いて、ご来賓を代表して、神社本庁総長の田中恆清石清水八幡宮宮司、日本宗教連盟理事長の保積秀胤大和教団教主、近畿宗教婦人連盟総裁の六條照瑞道明寺門跡、西田多戈止一燈園当番らが「偲ぶ言葉」を述べられ、深田充啓円応教教主のご発声により献杯、開宴となった。

田中恆清神社本庁総長、保積秀胤日本宗教連盟理事長、六條照瑞近畿宗教婦人連盟総裁、
西田多戈止一燈園当番、深田充啓円応教教主、山田能裕天台宗大僧正の各師

その後も、山田能裕天台宗大僧正、川端健之立正佼成会理事長、K・サンジーブAYC国際事務局長、左藤章衆議院議員らが次々と故人との想い出を語り、三宅美智雄前常盤台教会長と三宅善信総長が閉会の謝辞を述べた。また、十五年祭に当たり、「三宅歳雄教話選集」の第10巻として『就してなお信』が刊行された。

三宅歳雄大人十五年・三宅ツ子姫二十年を偲ぶ会の様子

この日のご来賓は、上記の先生方以外に、奥田聖應和宗総本山四天王寺管長、松下日肆本門法華宗管長、東條仁哲真言宗犬鳴派管長、平岡英信清風学園理事長、荒木元悦近畿宗教連盟理事長、田中安比呂賀茂別雷神社宮司、村山廣甫曹洞宗審事院審事、小堀光實比叡山延暦寺執行、宮本惠司妙智會法嗣、中馬弘毅大阪ユネスコ協会会長、吉村英融通念佛宗宗務総長、井桁雄行大阪府佛教会会長、中山泰秀衆議院議員、柳本卓治参議院議員、松本貢一立正佼成会大阪教会長、山田隆章前融通念佛宗宗務総長、大樹玄承書写山圓教寺執事長、芳村正徳神習教教主、宍野史生扶桑教管長、岡野正純孝道教団統理、津江明宏今宮戎神社宮司、田中庸仁真生会会長、坂田安弘神道禊教教主、本山一博玉光神社権宮司、林恵智子全日本仏教婦人連盟前事務局長、佐々木正典コルモス会議事務局長、懸野直樹野宮神社宮司、大西英玄北法相宗大本山清水寺執事補、小間澤肇神社本庁広報部長、村井寿安金峯山修験本宗光明院教主、二上寛弘大阪府佛教会事務局長、上田尚道高野山真言宗明王院住職、日本相撲協会の佐渡ヶ嶽満宗親方、歌舞伎役者の片岡孝太郎丈をはじめとする方々、それから、黒住宗晴黒住教教主、出口紅大本教主、園城義孝浄土真宗本願寺派総長、桶屋良祐念法眞教教務総長、長塚充男真如苑教務長、中島精太郎明治神宮宮司、高井道弘住吉大社宮司らが名代を派遣された。

偲ぶ会の列席者に謝辞を述べる三宅光雄教会長