●○ 2000年12月行事 ○●


教会長 コルモス会議30周年シンポに参加  
 12月26〜27日、京都国際ホテルにおいて、現代における宗教役割研究会(通称:コルモス会議、中川秀恭会長)の第47回研究会議が開催され、泉尾教会からは同会議の常任理事である三宅龍雄教会長と研究会員である三宅善信執行が出席した。



コルモス会議に参加した錚々たる面々

  コルモス会議は、WCRP(世界宗教者平和会議)が宗教界の最高指導者を集めて、世界的なレベルで平和問題の解決を目指す活動指向型団体であるのに対して、そのことを学術的なレベルから裏付けして、現代社会に惹起するさまざまな問題に取り組むため、当代一流の学者と宗教指導者が親しく意見交換を行う場として、先代教会長(故三宅歳雄師)が故西谷啓治京都大学教授・故土居俊真NCC(日本キリスト教協議会)宗教研究所長らと共に設立したユニークな団体であり、今年設立30周年を迎えた。その間、一貫して泉尾教会は、財務担当の常任理事教団としてこの会の運営を支えてきた。



基調発題をされる大谷光真浄土真宗本願寺派門主

 今回の研究会議では、『コルモス30年の総括』と題して中川秀恭会長(大妻学園理事長)が、また、『21世紀に向かうコルモスの展望』と題して大谷光真浄土真宗本願寺派門主が基調講演を行われた。

 続いて、『世俗社会への挑戦』のテーマで、石井研士國學院大教授・J・スインゲドー南山大学名誉教授・星野英紀大正大学教授・氣多雅子京都大学教授・島薗進東京大学教授の各氏が発題者となってシンポジウムが行われた。また、この晩、レセプションが開催され、コルモス会議の発足以来、三世代にわたってこの会議を支えてきた泉尾教会を代表して、三宅龍雄教会長が乾杯の発声をした。



レセプションで乾杯の発声をする三宅龍雄教会長

 翌日には、『生命観と生命倫理』のテーマで、大嶋泰治関西大学教授・頼富本宏国際日本文化研究センター教授・松本信愛英知大学教授・金子昭天理大学助教授・斉藤泰大本教学研鑽員の各氏がパネリストとなってパネルディスカッションが行われ、最後に、飯坂良明聖学院大学大学院長の司会で全体討議が行われた。
12/26〜27



教会長 四天王寺管長を表敬
 12月25日(月)、三宅龍雄教会長と三宅善信執行は和宗総本山四天王寺(大阪市天王寺区)に吉田英哲管長を表敬訪問した。

 四天王寺と泉尾教会とは、大阪国際宗教同志会や大阪府宗教婦人連盟などを通じて数十年来の交流があり、本年も5月の第108世吉田英哲管長晋山式や6月の米国UUA教団会長一行来日時、10月の韓国宗教協議会代表団来日時に、それぞれ四天王寺を訪問し、また、8月の先代教会長一年祭時には、瀧藤尊教元管長と森田禅朗前管長が参列くださり、10月の日韓宗教者協議会30周年時には、瀧藤尊教元管長が日本側を代表して発題者を務めていただいた。



吉田英哲管長と懇談する三宅龍雄教会長と善信師

 今回は、年末に際し、泉尾教会が2001年度のIARF(国際自由宗教連盟)の日本連絡協議会(略称:JLC)の当番教団に当たることから、2000年度の当番教団である椿大神社の山本行隆宮司と共に、吉田管長を表敬し、来年度もIARFへの四天王寺の変わらぬ支援を依頼した。吉田管長と三宅教会長とは、教団運営の諸般の問題について、話し合った。
12/25



教会長 落慶なった妙道会教団本部を参拝  
 12月25日(月)、三宅龍雄教会長は、この度、新たに教団本部施設が落慶した妙道会教団(大阪市天王寺区:佐原慶治会長)に参拝した。

  妙道会教団の佐原慶治二代会長と泉尾教会との関係は、30年前の日韓宗教者協議会結成前まで遡り、佐原会長は先代三宅歳雄教会長と共に度々、訪韓し、日韓両宗教者の和解と相互理解・協力のために協力してこられた。



懇談する佐原慶治妙道会会長(右)と三宅龍雄教会長

 日韓宗教者協議会の現会長である三宅龍雄教会長は、長年にわたる工事の結果、先日、新築落慶した同教団の本部を訪問し、本殿でご本尊に参拝、佐原会長に祝意を述べると共に、生前、先代教会長に蒙った数々の交誼への謝辞と、大阪国際宗教同志会への同教団の変わらぬ尽力を依頼した。佐原会長と三宅龍雄教会長とは、同じ年(昭和3年生まれ)の「二代目」同士ということもあり、信心談義に花が咲いた。
12/25



泉光園遷座満50周年に決意を新たに
 12月23日(祝)、早朝6時から、布教七十五年記念祭迎え400日前のつどいが開催された。泉尾教会では、2002年1月27日に迎える先代教会長(三宅歳雄大人霊神)の布教七十五年記念祭を目指して、2000年9月14日を第一日として「御布教七十五年迎え500日信行」期間に入っているが、天皇誕生日の12月23日で、「あと400日」を迎えることになった。

  この日、泉尾教会広前では、通常の早朝正祈念に続いて「御布教七十五年記念祭迎え400日前のつどい」開催され、信者の代表らが感話を行い、布教七十五年記念祭を目指して一層の信心精進に励む決意を新たにした。しかも、この日は、1950(昭和25)年12月23日に、手狭になった旧教会から現境内地に泉尾教会が移転するに際して斎行された遷座祭(ご神体が夜の帳に包まれて外部を移動する儀式)から数えて、ちょうど50周年目に当たる日でもあり、「人助けひとすじ」で72年半の長きにわたって教会長職を務めた故三宅歳雄師の、布教七十五年記念祭に向ける意気込みの凄まじさをあらためて認識させられた。
 
12/23



大阪国際宗教同志会理事会開催  
 12月21日、リーガロイヤルホテルにおいて大阪国際宗教同志会(会長津江孝夫今宮戎神社宮司)の平成12年度第4回理事会が開催された。

最初に、同会の理事長である三宅龍雄教会長が開会の挨拶を行ない、続いて、事務局から平成12年度の活動報告が行われた。12年度は、2月の総会時に宗教民俗学の大家山折哲雄白鳳女子大学長(当時:現京都造形芸術大学大学院長)を講師に、また、6月の例会時には大阪の霊感商法被害対策弁護団長の植田勝博弁護士を講師に招き、講演会を行ったこと、さらには、10月に韓国からの宗教代表者三十数名を招いて日韓宗教者協議会創立30周年記念総会を泉尾教会で開催、また、11月末に国立京都国際会館において開催されたWCRP創立30周年記念行事に大阪国宗関係者が多数参加したことなどが報告された。

次に、審議事項として、平成12年度の決算報告と平成13年度の活動方針ならびに予算が審議され、事務局原案どおり承認された。なかでも、注目されたのは、平成13年6月(予定)に、今度は韓国において、韓日宗教人協議会創立30周年記念行事が開催される予定であるので、韓国側の受入母体である韓国宗教協議会と大阪国宗事務局が詳細について交渉を進めることとなった。



21世紀への展望を込めて話が弾んだ納会

 理事会閉会後、引き続き、同ホテルにおいて平成12年度の納会が行われ、左藤恵理事(大谷学園理事長)が乾杯の発声を行った。なお、理事会・納会の参加者は、津江孝夫会長(代理)・三宅龍雄理事長、常任理事の西村淳晨本門佛立宗清風寺住職(代理)・同佐原慶治妙道会教団会長(代理)・同木積一仁神道石切教管長(代理)・同平岡英信清風学園理事長・同松井石根天理教明城大教会会長・同大森慈祥辯天宗管長、理事の池田瑩輝真言宗中山寺派元管長・同左藤恵師・同上田恵亮法華宗太平寺住職・同渡邉恭位立正佼成会関西教区長(代理)・同三宅光雄泉尾教会副教会長・同三宅善信金光教春日丘教会長・同片岡友次住吉大社権宮司・同村山廣甫曹洞宗東光院住職、監事三村映徹真宗大谷派西徳寺住職・同内海雅継泉尾教会総務部長の各師が出席した。
12/21



平成12年度地区役員総会開催  
 12月17日(日)、信修館大広間において、平成12年度の地区役員総会が開催され、平成14年1月に迎える(先代教会長の)布教七十五年記念祭を迎える決意を新たにした。「地区」役員総会とは、大阪府下に在住する信徒のために、最少の活動単位である「班会」の枠を越えて地域毎(大正・大阪中・大阪北・大阪南・府下の五地区)に連携する組織の役員の協議団体である。

 12年度総会は、竹田正弘府下地区長の司会の下、廣瀬彰大正地区長のご祈念で始まった。小島宏大阪南地区長の挨拶に続いて、三宅光雄副教会長が、今総会の発題の意味を込めた教話を行った。

  続いて、各地区の役員が入り交じり6つのグループに分かれて分科会を行った後、再び、廣瀬彰氏の進行の下に全体会が行われ、臨席した副教会長から、「平成14年1月に行われる先代恩師親先生(故三宅歳雄師の尊称)御布教七十五年記念祭を迎えるための心構えが不十分である」という趣旨の熱の籠もった指導が行われた。



三宅光雄副教会長の指導に耳を傾ける地区役員たち

その後、三宅龍雄教会長からまとめの意味を込めた教話を拝聴し、感激した田上知信徒会副会長が決意表明をし、辻塚孟大阪北地区長の閉会挨拶と大阪中地区長夫人の河野雅子さんのご祈念で閉会。教会長・副教会長と共に参加者全員で記念撮影をして解散した。
12/17



副教会長 真珠湾で日米合同慰霊祭に参列  
 12月7日(現地時間)、ハワイの真珠湾において、合衆国海軍主催による、大日本帝国海軍連合艦隊による真珠湾攻撃の犠牲者の慰霊式典が催され、三宅光雄副教会長が3年連続で出席した。

三宅光雄副教会長は、世界連邦日本宗教委員会の代表として、池田瑩輝同委員長(真言宗中山寺派元管長)らと共に参加した。

合衆国海軍主催の式典は「戦艦アリゾナ記念館(連合艦隊の真珠湾攻撃により千百余人の乗務員もろとも撃沈され、現在は記念館になっている)」のビリングス館長の挨拶によって式典が始まり、最後は池田委員長の祈りで閉じられた。



パンチボウル国立墓地で慰霊の祈りを捧げる三宅光雄副教会長

 引き続き、海上の記念館で日本からの宗教代表によって慰霊祭典が催された。また、パンチボウルの国立海軍墓地に場所を移して慰霊祭が行われ、三宅光雄師は慰霊と世界平和への願いを込めて金光教の祈りを捧げた。
12/7


問い合わせ先:金光教泉尾教会
mail: izuo@relnet.co.jp
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