5月30日、和宗総本山四天王寺で行われた吉田英哲第108世管長の晋山式(就任式)に、三宅龍雄教会長が各宗派からの来賓と共に列席した。

森田禅朗四天王寺前管長ならびに雲井昭善天台宗勧学院長と

　　　　　　　　　　　　
　　5月27日から28日にかけて、平成12年度の第1回信徳殿が開催された。信徳殿は、信者が親先生の内弟子として聖地泉光園に寝泊まりをして信心研修を行うものである。親先生の講話を聴いたり、境内のお掃除をしたり、お互い同士で信心について話し合ったりして、一泊二日の信心漬けの生活を送った。

　　5月21日、豊中市の曹洞宗東光院(通称「萩の寺」：村山廣甫住職)で行われた阪神大震災復興落慶法要に、三宅善信執行が三宅龍雄教会長の名代で参列した。

「萩の寺」は奈良時代の名僧行基(社会開発・福祉事業の先駆者)によって開かれた1,300年の歴史を有する古刹であり、江戸時代には大阪東照宮の別当寺院として栄えたが、明治維新以後荒廃していたのを現住職の村山師によって再興された。しかし、5年前の阪神淡路大震災によって主要施設が倒壊、この度、見事復興落慶した。

落慶した本堂前で記念撮影 中野寛成民主党副代表と装束姿の善信師

今回の落慶法要は、曹洞宗の管長であり、御齢百寿を迎えられた永平寺の不老閣猊下親修の下に、同宗派の僧約80名によって厳修され、豊中市仏教会会長や同じ西国霊場の大本山中山寺や大本山須磨寺の貫主らの来賓と共に、大阪国際宗教同志会と泉尾教会代表して善信師が正装して参列した。

　　5月15日から18日まで、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターを主会場に開催された妙智會教団ありがとう基金「子どものための宗教者ネットワーク」第1回フォーラムに、三宅光雄副教会長が出席した。

鏡割りをする三宅光雄副教会長

教派神道の祈りを行う三宅光雄師

三宅光雄師は、15日夜に京王プラザホテルで開催されたオープニングパーティで、宮本丈靖妙智會教団会長・澄田智日本ユニセフ協会会長・バチカン諸宗教対話評議会フィッツジェラルド次官・酒井教雄立正佼成会理事長らと共に鏡割りをしたほか、17日の分科会では、自ら会長を務める世界連邦AYC(アジア青年センター)の社会奉仕活動や各国のミヤケホームをはじめとする南アジア地域における泉尾教会救援活動について報告した。
　
　　また、18日には、妙智會教団本部本殿において挙行された各宗教代表による「祈りの集い」において、三宅光雄師は芳村正徳神習教管長をはじめ大本・黒住教代表らと共に、「教派神道の祈り」を務めた。

5月17日、この度初来日したアレクセイ２世ロシア正教会総主教(カトリック教会のローマ教皇に相当)の歓迎レセプションがロシア大使館(東京都港区)で開催され、パノフ駐日ロシア大使からの招待を受けた三宅光雄泉尾教会副教会長ならびに三宅善信泉尾教会執行が、各界からの来賓と共に列席した。

アレクセイ総主教と談笑する両三宅師)

両三宅師の祖父である故三宅歳雄先代泉尾教会長は、昭和三十年代初期から、何度もロシア(当時はソ連)を訪れ、ブルガーニン首相らソ連政府幹部やサハロフ博士ら科学アカデミー幹部に核兵器に廃絶を訴えたのをはじめ、歴代のロシア正教総主教とも宗教対話の交流を深めてきた。故三宅歳雄師は、ゴルバチョフ書記長(当時)主催の「核兵器廃絶世界平和フォーラム」や1988年に挙行されたロシア正教宣教ミレニアム(ビザンチン帝国からロシアにキリスト教が伝えられて千年の記念式典)に、日本の宗教界を代表して招待されたこともある。

日本の宗教界を代表してクレムリンに招かれ、核兵器廃絶について記者会見する ありし日の三宅歳雄先代教会長)

特に、善信師は、大学院の修士論文で「ロシア正教会の儀礼」について研究したほどの専門家でもあり、アレクセイ２世総主教がまだレニングラード(現サンクトペテルブルグ)の神学院長であった頃から同総主教と面識があり、総主教をはじめロシア正教会指導部との再会に感慨深げであった。