◆◇ 2000年3月の行事 ◇◆


学業達成祈願祭 

3月26日(日)、子供たちの進学・進級を祝い、学業成就を願う学業達成祈願祭(祭主:三宅光雄副教会長)が、広前神前で仕えられ、幼稚園児から大学生まで、大勢の子供たちが参拝した。


三宅龍雄教会長と参拝した子供たち


 祭典に行われた感謝の集いでは、小中高大の新入学者代表・進級者代表が三宅光雄師から記念品を授かった。また、今春、大学に合格した竹田満里子さん(同志社女子大)と大野孝雄君(名古屋市立大)が感話を行った。最後に、三宅龍雄教会長が、子供たちの健やかな成長と学業成就を願って、お祈りの言葉を述べた。
3/26



春季霊大祭 



教信徒納骨慰霊祭で玉串を奉奠する三宅光雄祭主

  3月20日(祝)、春季霊大祭が仕えられた。霊大祭に先立ち、「祈りの塔」拝礼殿において、教信徒納骨慰霊祭が仕えられ、半年間に亡くなられた教信徒の慰霊祭が仕えられた。特に、今年は、昨年8月31日に帰幽(逝去)した故三宅歳雄先代教会長の納骨後、最初の納骨慰霊祭ということもあり、現教会長夫人をはじめ三宅家の一族が玉串を奉奠した。



玉串を奉奠する三宅家一族

 続いて、会堂広前霊前において、春季霊大祭が三宅光雄副教会長祭主の下に仕えられた。海川山野の神饌物が供えられた後、祭主の祭詞奏上・玉串奉奠が行われた。また、参拝者ひとりひとりに成り代わって三宅龍雄教会長が霊前に大玉串を奉奠し、先祖の霊への感謝を捧げ、教話(説教)を行った。



大玉串を奉奠する三宅龍雄教会長

 なお、霊大祭前日の19日には、午前10時半から午後6時までの長時間にわたり、「お呼び出し祭」が行われ、昭和2年以来、泉尾教会の霊殿に祀られている信徒・教徒らの霊神名が一柱づつ読み上げられた。
3/20



大阪大司教を講師に迎えてWCRP青年部会 開催 

 3月16日、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会(幹事長小堀光實比叡山延暦寺副執行)の第137回幹事会および講演会ならびに平成11年度総会が、泉尾教会で開催され、各宗派教団から約百名の宗教青年が集った。



幹事会の様子、正面三宅光雄師、その右小堀光實師

午前11時から昼食を挟んで午後3時まで行われた幹事会では、長年、幹事長から相談役と、幹事会の中心的立場で貢献してきた三宅光雄副教会長のリードの下、今年創立30周年を迎えるWCRPのこれまでの歴史を総括しつつ、21世紀の課題に対して宗教青年がどのように取り組んで行くべきかが真剣に討議された。特に、日韓宗教交流行事やサマーキャンプについて、具体的に話が詰められた。

 3時半からは、カトリック大阪教区の池長潤大司教を講師に迎えて講演会が行われた。平和の祈りに次いで、主催者を代表して小堀幹事長が、受け入れ教団を代表して三宅龍雄教会長(WCRP日本委員会常務理事)が挨拶を行った。




歓迎の挨拶をする三宅龍雄教会長

続いて、池長潤大司教が『カトリックにおける伝道と「救い」と「活動」――過去二千年から三千年期に向けて――』と題して、キリスト教の伝道史を中心に、21世紀を展望した、アジア世界というコンテキストにおけるキリスト教の「インカルチュレーション(受肉・土着化)」の重要性を指摘した。

最後に、平成11年度総会に移り、活動報告・決算・予算等が承認された。中でも、相談役の三宅光雄金光教泉尾教会副教会長が退任し、前幹事長の田中庸仁(真生会理事長)と小堀光實幹事長が新たに相談役に就任。林丈嗣副幹事長(弓矢八幡副教主)が第八代幹事長に就任する役員人事が承認された。



講演をする池長潤カトリック大司教

 なお、幹事会のメンバーは泉尾教会にもう一泊し、この夜は懇親会、翌日は、早朝5時からの祈りの塔拝礼殿での特別信行、6時からの広前での早朝祈念に参拝し、佐渡ヶ嶽部屋の稽古を見学した。
3/16



カトリック池長潤大司教が来訪 



池長大司教と会見する三宅龍雄教会長
 3月16日、カトリック大阪教区長の池長潤大司教が泉尾教会を訪れ、三宅龍雄教会長と会談した。イエズス会の日本管区長も兼任する池長大司教と三宅龍雄教会長は、昨年10月26日にも、カトリック大阪大司教館で会談している。この日は、泉尾教会を会場に開催されるWCRP日本委員会青年部会の講師として、池長大司教が出講するのに併せて、泉尾教会長を表敬した。

 金光教泉尾教会と地元大阪のカトリック教会との交流は古く、先代教会長が戦中・戦後の困難な時期を「信じる神は違っても、人助けを願う同じ宗教者として協力できることはあるはず」という信念で協力関係を築いてきた。特に、先々代の大司教であった田口芳五郎枢機卿とは大阪国際宗教同志会の草創期からの「盟友」であった。

3/16

佐渡ヶ嶽部屋の必勝祈願祭 



力士を代表して玉串を奉奠する琴龍関

 3月 8日(水)13:00から、泉尾教会会堂広前において、佐渡ヶ嶽部屋の大相撲春場所必勝祈願祭が三宅修神戸灘教会長祭主の下に仕えられた。

 19年前から、大阪場所時には、泉尾教会に滞在し、境内に土俵を設えて稽古を行っている佐渡ヶ嶽部屋の一行は、春場所での好成績と無事安全を祈って必勝祈願祭に参拝した。



力士たちに激励の言葉をかける三宅光雄副教会長

 祭典では、部屋を代表して佐渡ヶ嶽親方が、力士を代表して前頭琴龍関が神前に玉串を奉奠した。祭典後、三宅光雄副教会長から激励の言葉、佐渡ヶ嶽親方から感謝の言葉があり、全員が御神酒を頂き、春場所の健闘を誓った。

3/8



在阪6カ国の総領事が泉尾教会に相次いで来訪 

3月3日から7日にかけて、英・中・露・印など6カ国の在阪総領事が相次いで泉尾教会を訪問し、親善交流や国際問題等について意見の交換を行った。


  泉尾教会と在阪各国総領事との意見交換プログラムは、毎年この時期に行われている行事である。今年は、泉尾教会からは三宅光雄副教会長と三宅善信執行が出席して、チベット問題、イスラム原理主義勢力問題、核開発問題などのテーマについて、それぞれ該当国の総領事たちと意見の交換を行った。

 また、各国総領事たちは、大相撲春場所のために泉尾教会に滞在している佐渡ヶ嶽部屋の力士たちの稽古を見学し、ちゃんこ鍋を一緒に食するなど文化交流を行った。
3/3〜7



チャリティーバザーに3,500人。収益金は全額救援事業へ 

 
 3月5日、泉尾教会において、信徒会主催のチャリティーバザー「すべての子供達の笑顔のために」が開催された。
 
 
 今年で20回目を迎える難民救済チャリティーバザーでは、6,000坪の境内と会堂ホール内で、「友愛セール」や焼き肉・たこ焼き等をはじめとする模擬店や特設のフィールドアスレチックなどの各種のアトラクションが行われ、近隣の住民約3,500人が参加して、楽しみながら世界各地を行われている人道支援活動が学べるようになっている。



 特に、チャリティーバザーの趣旨に賛同した大相撲佐渡ヶ嶽部屋の力士たちによる「ちゃんこ鍋」の模擬店や「餅つき大会」、「手形入りサイン色紙即売会」などは、人気行事となっている。




 今年は、同バザーの収益金のレシピエントのひとつであるネパールの「愛の学校」ミヤケホームの職員オジェス・バジュラチャラヤ氏も参加し、日本からの支援活動に謝意を表すとと共に、バザー参加者と交流を深めた。なお、今回のバザーの売上金1,785,799円は全額、人類共栄会を通じて海外での救援活動に寄付される。

3/5




お相撲さんと消防訓練

 3月1日(水)より始まる「全国春の火災予防週間」に協賛して、今年も消防訓練が泉尾教会で開催された。大相撲春場所のため教会を宿舎にしている佐渡ヶ嶽部屋の力士たちや大正区防火管理者協会関係者の皆さんも参加して、総勢200名の大規模な訓練となり、在阪マスコミ各社が多数取材に訪れた。


「春本番」を思わせるポカポカ陽気に恵まれた3月1日、大阪市内では珍しい緑に囲まれた6,000坪(20,000u)の広大な境内を有する泉尾教会で、「全国春の火災予防週間」に協賛して消防訓練が行われた。

 最初に、今年から訓練に参加することになった(社)大正区防火管理者協会関係者に対する講演を、粂川親方(元琴稲妻)行った。午前11時、「会堂から出火し、参拝者何名かが取り残された」という想定で訓練が始まった。祈りの塔拝礼殿前広場に設置された模擬火災から炎が上がり、119番通報訓練、参拝者の避難誘導を行い、泉尾教会の自衛消防隊員の消火器による消火および屋内消火栓からの放水訓練。また、火災発生の第一報を聞いて応援に駆けつけた琴龍関をはじめとする佐渡ヶ嶽部屋の力士勢が、バケツリレーによる消火を行った。


 次に、発煙筒に点火され、もうもうと煙が立ちこめる中、会堂広前に取り残された参拝者を救助する訓練が航空レスキュー隊によって行われ、最後に、大正消防署の隊員たちによるハシゴ車・ポンプ車などからの一斉放水によって、消火訓練は終了した。また、琴の若関らも、実際に消防士が使う放水銃を手にして、水圧のかかるプロの業を体験した。

 さらに、救急隊員の指導により、人形を使った心肺蘇生術(人工呼吸)訓練が行われた。琴錦関をはじめ力士数名と泉尾教会の自衛消防隊員らが、慣れない手つきで懸命に心肺蘇生術訓練に参加した。もし、火災や事故に遭遇したときには、救急車が到着するまでの数分間のあいだの適正な措置が生死を分けることもままあり、真剣な眼差しで指導を受けていた。


  今回の消防訓練は、好天にも恵まれ、近所の幼稚園児や住民も多数見学に訪れ、NHK・朝日放送・関西テレビ・テレビ大阪の地元4放送局や新聞各紙が取材を繰り広げ、この日の関西地域のローカルニュース等の番組で放映された。

3/1


問い合わせ先:金光教泉尾教会
mail: izuo@relnet.co.jp
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