< 2002年度7月 >

西本願寺前門主葬儀に参列    
 7月18日(木)、去る6月14日に逝去された浄土真宗本願寺派(通称=西本願寺)同派前門主、大谷光照師の本葬が、京都市下京区の本願寺で行われ、各宗派の代表者と共に、三宅龍雄教会長の名代として、三宅善信執行が参列した。

 全国1万末寺、700万門信徒を抱えるわが国最大規模の仏教教団、浄土真宗本願寺派で半世紀にわたり門主を務めた故大谷光照師と泉尾教会先代教会長故三宅歳雄師とは、長年、国際的な宗教対話促進の場で行動を共にしてきた関係もあり、3年前の三宅歳雄師の葬儀の際には、大谷光照師は「友人代表」として尊名を連ねて下さった。


真宗各派門主や天台座主と共に葬儀に参列

 また、現門主の大谷光真猊下と三宅龍雄教会長とは、「現代における宗教の役割研究会(通称=コルモス会議)」等において、30年以上にわたって親睦を深め合っている関係であり、この日の「本葬」においても、各宗派の管長・教主クラスと同列で遇していただいた。

     02年07月18日


教会長夫人 国際永久平和祭典に列席    

 7月17日(水)、フェスティバルホール(大阪市北区)で開催された「第22回国際永久平和祈念祭典」に、大阪府宗教婦人連盟理事長の三宅壽賀子教会長夫人が列席した。


「祭典」に先だって行われた「代表者会議」で、
大阪府宗教婦人連盟理事長して発言する三宅壽賀子夫人

 戦没者追悼行事から始まった同祭典は、国際永久平和祈念祭典協議会(小林隆彰理事長)が毎年開催している伝統宗教と西洋音楽とのアンサンブルで、新しい芸術の可能性を探る公開行事としても、大阪市民から高い評価を受けてており、2,700名収容の同ホールは毎年満員の盛況である。

 第1部では、「場(ば)」の理論研究で有名な清水博東京大学名誉教授が『「よく生きる」ということ』と題して記念講演を行った。第2部では、融通念佛宗管長の白井慈勲総本山大念佛寺法主が大導師となって、七〇名の融通念佛宗僧侶と、茂山千之丞演出、小松一彦指揮、大阪センチュリー交響楽団による宗教芸術祭典が行われた。


舞台で紹介される三宅壽賀子夫人

 最後に、本行事に協賛する宗教界の代表として、稲葉義猛高野山真言宗前管長や曹洞宗大本山永平寺の南澤道人監院らとともに、大阪府宗教婦人連盟理事長として三宅壽賀子教会長夫人が登壇し、聴衆に紹介された。

 02年07月17日


妙智会教団宮本新理事長が来訪         

 7月17日(水)、このたび、妙智会教団の理事長に就任された宮本けいし師が、三宅龍雄教会長に就任挨拶の表敬に訪れられた。


左、三宅龍雄教会長、 右、宮本けいし理事長

 泉尾教会の三宅家と妙智会の宮本家とは、世代を超えた交流が続けられており、三宅光雄副教会長も交えて、宗教界を取り巻く諸問題について意見の交換が行われた。

  02年07月17日


婦人大会で亀井静香代議士が講演 

 7月15日(月)、婦人会の創立74周年の「婦人大会」が開催され、台風7号が接近していたにも関わらず、約1,200名の婦人会員が、全国から参加した。


玉串を奉奠する三宅壽賀子連合婦人会長

 感謝祭(祭主三宅光雄副教会長)に引き続き、午後2時に開会宣言。竹田千鶴婦人会長の挨拶に続き、三宅壽賀子婦人会連合会長から、挨拶ならびに今年度優秀会員(大阪本部の吉村紗代子さん・岡松千恵子さん、春日丘支部の村西トミエさん)の表彰が行われた。参加者全員で『婦人会の歌』を斉唱し、大阪の廣瀬多美子さんと名古屋の服部逸子さんが「感話」を発表した。


熱弁を揮う亀井静香代議士

 続いて、記念講演に移り、自由民主党前政調会長で衆議院議員の亀井静香氏が『日本溶解をくい止めるのは信仰心から』という講題で、記念講演を行った。亀井代議士は、出口の見えない不況と、相次ぐ政治家・官僚のスキャンダルの問題を採り上げ、「グローバル化の美名の下で行われている『構造改革』と称する『弱者切り捨て政策』の無策」を痛烈に批判し、ポスト小泉政局を強く意識すると共に、日本社会がことここに至った原因を、戦後の宗教教育の間違いに求め、「伝統や家庭生活を大切にする宗教性の再評価以外に、日本再生の道はない」と締めくくった。


亀井静香代議士の講演に耳を傾ける婦人会員たち

 亀井代議士は、過去1年間に6回も泉尾教会に参拝しており、泉尾教会の積極的な社会貢献の姿勢にいたく共感されている。最後に、三宅龍雄教会長から「お祈りの言葉」を頂戴し、今年度の「決意表明」と万歳三唱で、創立74周年婦人大会が閉会した。

      02年07月15日


副教会長が世界連邦運動の副理事長に選出  

 三宅光雄副教会長は、7月7日から14日までの日程でWFM(世界連邦運動)の第24回世界大会に出席するため、ロンドンを訪問した。今回の世界大会における役員選挙で、AYC(WFMアジアユースセンター)会長としての傑出した働きを評価された三宅光雄師は、WFMの副理事長に選出された。


ロンドンで開催されたWFM世界大会で発現する三宅光雄師

 第24回世界大会の開会式の前日、WFM国際理事による理事会が開かれ、三宅光雄師は、AYC代表として出席した。会長のピーター・ウスチノフ卿・理事長のジェームス・クリスティー氏・執行理事長のキース・ベスト氏・専務理事のウィリアム・ペイス氏等が、前大会からの報告を始め、ICC(国際刑事裁判所)設立の経過を報告した。WFMは国連経済社会理事会の諮問を受けるNGOの代表として、多くのNGOを束ねる働きをしている。

 国際理事会の後、今回の受け入れ委員会である英国委員会の主催で、レセプションが開かれ、三宅光雄師は大勢の理事から挨拶を受けた。というのも、先代教会長の故三宅歳雄師は、故湯川秀樹博士らと共に50年以上も前からWFM運動に関わってきたが、その間、一貫して変わることにない泉尾教会からWFMへの支援ぶりが、他の国際理事たちから驚異と尊敬の念を抱かれていたからである。

 さらにその後、場所を変えて、WAC(世界連邦アジアセンター)やAYCの代表メンバー等による会食会が開かれた。というのも、WFM世界大会期間中ではあるが、7月15日に開催される泉尾教会の婦人大会に出席するため、ロンドンでの世界大会の途中で帰国しなければならない三宅光雄師のために、わざわざ十数名のアジアからの代表が集まってくださった。そして、この度、多くのアジア選出の国際理事の推挙で、三宅光雄師が国際副理事長に立候補をすることの再確認がその場でなされた。さらには、来年2月にAYCの第7回総会をインドのカルカッタで開催することの再確認も、その場でなされた。

 7月12日、WFM第24回世界大会の開会式が、ロンドン市内中心部のハイドパークの少し南側に位置するインペリアルカレッジで開催された。前回のインドでは、マドラスのホテルを借り切っての大会出会ったが、今回は夏休み中の大学を使っての大会となった。形式的な開会式の後、ICC(註:国際刑事裁判所=WFM専務理事のウィリアム・ペイス氏が中心となり、常設の国際的な刑事裁判所を創設するため、千を越すNGOを束ねて、CICCを結成し、ウィリアム・ペイス氏が理事長となって、民間サイドからこの条約の実現に功績を残した。オランダのハーグに置かれるこの国際刑事裁判所の常設化は、国連の創設にも匹敵するほどの大事業と賛美を受けている。この条約は、予定より3カ月早く、所定の60カ国の批准に達し、この7月1日をもって、恒久的な国際刑事裁判所として効力を発揮する。現在のハーグに設置されいる刑事裁判は、国連安保理の管轄下での暫定的な刑事法廷であるが、今回の国際刑事裁判所は恒久的な常設裁判所で、安保理の影響を受けないまったく独立した国際刑事裁判所である)の件を中心に議事が進行した。このことからも、約200名のWFM世界大会参加者のこのICCにかける意気込みが見て取れた。

   02年07月07〜14日

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