< 2002年度10月 >


IARFで沖縄の伝統宗教を現地学習

 10月28日から30日まで、世界の少数民族問題や宗教的少数派への抑圧をなくしてゆくための国連経済社会理事会公認のNGOであるIARF(国際自由宗教連盟)の日本連絡協議会(JLC)主催の「沖縄の伝統宗教・風俗フィールドワーク」が、ほぼ日本最西南端の離島である竹富島(八重山諸島のひとつ)で実施され、泉尾教会からは、IARF国際評議員でもある三宅善信執行が参加し、調査旅行で中心的活躍をした。


沖縄独特の亀甲墓を中心に調査する三宅善信師

   02年10月28〜30日


秋の大祭仕えられる  

 10月25日(金)、泉尾教会において、秋季大祭(正式名称は「生神金光大神大祭」)が仕えられ、全国から約1,200人が参拝した。

 
神殿で祭詞を奏上する祭主三宅龍雄教会長 

 午後2時、中正楽(雅楽の一種)が奏でられる中、広前殿上に二十数名の祭員が参向。念入りな修祓、参拝者一同による『神前拝詞』奉唱の後、副祭主三宅光雄副教会長によって、社殿建築としては日本一の規模を誇る神殿の大扉が荘厳な雰囲気のもと開かれた。続いて、御神酒(おみき)・鏡餅はいうまでもなく、鯛・鰤・山鳥・松茸などの海川山野で穫れた季節の神饌物が神前に供えられた。

 
三宅龍雄教会長の教話を拝聴する参拝者たち

 続いて、祭主三宅龍雄教会長が神前に進み、祭詞を奏上し、教祖生神金光大神の神徳を讃えると同時に、今年1月27日に仕えられた泉尾教会の布教七十五年記念大祭と、9月1日に仕えられた先代教会長故三宅歳雄大人三年祭が、無事、盛大に仕えられたことへの感謝の意を親神と教祖神に奏上した。祭主の玉串奉奠に続いて、信徒総代による玉串奉奠が行われ、祭事は終了。続いて、三宅龍雄師による教話が行われた。

     02年10月25日



「有事」をテーマに大阪国際宗教同志会例会開催

 10月18日(金)、泉尾教会の神徳館国際会議場において、大阪国際宗教同志会(会長辯天宗管長大森慈祥)の平成14年度第3回例会が開催され、神仏基新宗教から約50名の宗教者が参加した。


例会に先立って開催された理事会で、意見を交換する
元法務大臣の左藤恵大谷学園理事長、三宅龍雄理事長、大森慈祥会長 (右から)

 今回は、前防衛技術協会理事長の関肇氏(元内閣安全保障会議審議官)を東京から講師に招き、『「有事」とは何か? 何が問題なのか?』をテーマに、北朝鮮による拉致や核兵器開発問題など、緊張する周辺情勢を受けて、今、日本が直面している安全保障上の問題点について、専門家の立場からの分析を聞いた。


基調講演を行う関肇前防衛技術協会理事長

 折しも、5人の北朝鮮拉致被害者家族の一時帰国直後ということもあって、社会的関心も高く、「有事」というのは、主権国家同士の戦争もしくはそれに近い緊張状態の問題などだけをさすのではなく、国民ひとりひとりの生命・財産を、主権国家がいかに保全していくかという問題にまで考えて行くべきであるということで共通認識を得た。


国宗理事長として挨拶をする三宅龍雄教会長

 しかし、国宗理事の三宅善信師がモデレータを務める質疑応答の部では、宗教が本来目指している「絶対的平和」と、現実の国際政治が直面している諸問題(「戦争がない状態」をもって「平和」と称する)との間の調整をいかに図っていくかについては、防衛庁出身の講師と宗教者の間だけでなく、参加した各宗教者の間でも、大きく意見が分かれ、興味深い討議が行われた。

   02年10月18日


山本孝史参議院議員が来訪

 10月17日(木)、参議院大阪選挙区選出の山本孝史参議院議員(民主党)が、先頃の民主党代表選挙の報告を兼ねて、泉尾教会に来訪し、三宅善信執行と明18日から始まる通常国会への抱負について話し合った。

 「あしながおじさん交通遺児育英基金」を設立するなど、NPO関連の市民運動が専門分野である山本議員は、野党議員ではあるが多数の議員立法を提出しており、今後の活躍が期待される。同議員は、泉尾教会の各種NGO活動にも注目している。

 02年10月17日


IARF緊急会議

10月9日(水)、なお、名古屋市内のウエスティン・ホテルにおいて、来日中のIARF(国際自由宗教連盟)のE・ヘルワイネン会長会長とA・クラーク事務総長とJLC(IARF日本連絡協議会)加盟教団との間において、今後のIARFの運営方針についての意見調整が行われた。


数時間にわたって激しい意見の交換がなされた協議会会場

今回の会議は、この夏(8月2日)に、ハンガリーのブダペスト経済科学大学を会場に開催された第31回IARF世界大会での「総会」の際に、執行部人事と今後のIARFの活動方針について、かつてないほど審議が混乱し、それ以後、実質的に執行体制が執れなくなっていることを打開するために、IARFの有力加盟国である日本の各加盟教団を集めて、国際執行部と意見交換を行うために開催されたものである。

 本会議には、この夏からIARF国際評議員に選出された三宅善信泉尾教会執行をはじめ、前IARF財務担当執行役員である酒井教雄前立正佼成会理事長、本年度のJLC輪番事務局長である三輪隆裕日吉神社宮司、さらに、IARF加盟教団の椿大神社から猪熊俊吉国際部長と、一燈園から相大二郎校長らが出席し、さらに、この夏の世界大会で、一番問題になった『VCC(カルト宗教判断基準)』作成についての専門家として、G・リーブス元ミッドビル神学大学院学長と荒木美智雄元筑波大学教授らが加わって議論がなされた。

 02年10月09日


IARF会長・事務総長来訪
 10月7日(月)、IARF(国際自由宗教連盟)のE・ヘルワイネン会長とA・クラーク事務総長が泉尾教会を訪れた。最初に、両氏は会堂広前に参拝し、神前に玉串を供えた後、神徳館貴賓室で三宅龍雄教会長を表敬した。

神前で玉串を奉奠するヘルワイネン会長とクラーク事務総長

 まず、ヘルワイネン会長は、4期12年の長きにわたってIARFの国際評議員職を務めた三宅龍雄教会長に感謝の意を伝え、引き続き、泉尾教会から三宅善信執行が国際評議員として、IARF活動に尽力してくれることへの期待を述べた。


三宅龍雄教会長を表敬するIARF会長と事務総長

 続いて、国際情勢について意見交換がなされ、西インドにおけるヒンズー教徒とイスラム教徒の間の暴力の応酬の問題や、一向に収まる気配のないパレスチナ情勢、中国や北朝鮮における人権抑圧等、IARFのテーマである「宗教的少数派の保護」をいかにして果たして行くべきか等について、話し合われた。

      02年10月07日


秋の本部団体参拝

10月 3日(木)、恒例の秋の本部団体参拝が行われた。JR大阪駅に集合した泉尾教会の信者一行は、特別列車を仕立てて、岡山県金光町にある金光教本部を団体参拝した。


泉尾教会墓地で行われた墓前祭で三宅龍雄教会長の教話を聞く信徒たち

 まず、泉尾教会信徒墓地で、三宅光雄副教会長祭主のもとに墓前祭が仕えられ、三宅龍雄教会長が教話を行った。続いて、本部広前祭場で仕えられた天地金乃神大祭(祭主:金光平輝教主)に参拝。広前会堂にて、教主に参拝の「お届け」を行った。また、会堂背後の木綿崎(ゆうざき)山にある教祖金光大神奥城に参拝し、帰途についた。


教祖奥城でご祈念をする信徒たち

 なお、75年間にわたって、毎年4月4日と10月4日の日程で続けられてきた春秋の本部団参日は、金光教本部側の都合により、今回から、4月3日と10月3日に変更された。

 02年10月03日



}戻る