ごあいさつ

三宅光雄会長

南シナ海の岩礁埋め立て(軍事要塞化)問題を巡る紛争で、国際仲裁裁判所による厳しい判決が下されたものの、これを「紙くず」と言って無視する中国。フェアプレイが基本であるはずのオリンピックにおいて、メダル獲得のためには国家ぐるみでドーピングという不正に手を染めるロシア。EUという巨大統一市場による経済的利益を享受しながら、自国だけが移民の受け入れを拒否しようという身勝手な理由でEUを離脱しようとする英国。「アメリカさえ良ければ、他の国はどうなっても知ったことではない」と公言する大統領候補…。

世界の国々は、急速に身勝手な方角に向いて走り始めています。しかも、これらの国々は、現行の世界秩序に不満を抱いているアフリカや中東の新興国家などではなく、「世界の平和を維持するため」に、核兵器の保有や安保理での拒否権という過大な特権を国連から与えられている常任理事国であります。

「力ある者」は、その力を「力なき者」のために使ってはじめて、その力が意義あるものになりますが、世界の現状はまるでその正反対であります。このような風潮に対して、先日、フランシスコ教皇は「世界はすでに第三次世界大戦に突入している」と警鐘を鳴らしました。広島を訪れたオバマ大統領は「こうした苦しみを二度と繰り返さないために、どうやってやり方を変えなければならないのかを自らに問わなければなりません」と全世界に語りかけました。

われわれはもう一度、世界の平和について問い直し、真の繁栄とは何かについて考え直さなければなりません。私たち人類共栄会が目指しているのは、会員すべてが「地球規模で考え、自分の足元から行動する」生活のあり方です。今後とも、皆様のいっそうのご支援、ご協力をお願いしたいと思います。

熊本地震の支援に210万円以上を拠出

熊本地震の支援に210万円以上を拠出

4月14日と16日、たて続けに熊本地方を襲った大地震は、その後も1カ月半ほどにわたって激しい余震を繰り返し、当該地域に甚大な被害と住民たちに大きな不安をもたらせた。

人類共栄会では発災直後から義捐金の募金をはじめ、現地で活躍するいくつかの専門団体の活動を支援している。なかでも、金光教大阪災害救援隊に対しては、人材の派遣にとどまらず、4月20日と6月24日の二度にわたって、合計80万円の支援金を拠出して、その活動を全面的にバックアップしている。

6月24日、三宅光雄会長が金光教大阪災害救援隊を訪れ、責任者の西川良典金光教大阪センター所長(現、金光教教務総長)から同救援隊の活動状況の報告を受けると同時に、青年たちによって集められた義捐金を委託した。

人類共栄会が実施した熊本地震への救援活動

4月14日と16日の二度にわたって熊本地方を襲った最大震度7の大地震は、その後も1カ月半ほどにわたって激しい余震を繰り返し、当該地域に甚大な被害と住民たちに大きな不安をもたらせた。人類共栄会では発災直後から義捐金の募金をはじめ、現地で数々の支援活動を実施してきた。

▼三宅会長が現地入り
被災した施設に手を合わせる三宅会長
被災した施設に手を合わせる三宅会長

今回の熊本地震の大きな特徴は、最大震度7が二回発生したことと、その後、1カ月半ほどの期間に、有感地震が千回以上発生して、被災者の人々がなかなか自宅へ戻ることができなかったことである。

人類共栄会では、発災直後から義捐金の募金を開始したが、泉尾教会の大祭の翌4月26日、まだ新幹線や高速道路などが十分復旧していない熊本へ三宅光雄会長が空路赴き、被災地の様子を具に視察すると共に、被害の大きかった4つの教会に60万円の義捐金を贈呈した。


▼四次にわたり若い人材を被災地に派遣
炊き出しの食事を被災者に配布する三宅泉氏
炊き出しの食事を被災者に配布する三宅泉氏

三宅会長の熊本視察訪問とは別に、人類共栄会からは四次にわたって現地へ青年メンバーを派遣し、瓦礫の片付けや炊き出し等の支援活動を行った。

本会からの派遣の第一陣としては、ゴールデンウイーク直前の4月25日から29日にかけて、三宅薫氏が大阪災害救援隊の皆さんと共にバンで、最も被害の大きかった益城町の中心部にある木山教会の駐車場にテントを4つ建て、二日間にわたって毎食150名分の暖かい食事を提供した。 

第二陣としては、5月16日から21日までの日程で、バンで三宅薫・泉両氏が熊本を訪れ、木山・水前寺方面において、南九州センターの皆さんと共に二日間にわたって炊き出しを実施した。

第三陣は、第二陣と入れ替わるように、内田信雄・広瀬孝雄・中西康二の三氏が5月20日の深夜に大阪を発つ夜行バスで熊本入りし、カプセルホテルに泊まりつつ、21・22両日、瓦礫の片付け作業に汗を流した。

第四陣は、6月13から18日までの日程で、三宅薫氏が四国センターの皆さんと共に南阿蘇地区まで足を伸ばして、支援活動を行った。


▼参加者の声
内田信雄さん
内田信雄さん

夜行バスにカプセルホテルという強行日程でしたが、現地で薫先生たちとの連携も巧く取れ、短時間にもかかわらず、効率的な瓦礫撤収作業をすることができました。


広瀬孝雄さん
広瀬孝雄さん

東日本大震災で石巻市を訪れた際にも、衝撃を受けましたが、三日間に二度も震度7の直撃を受けた益城町の様子は、想像を絶するものでした。この体験を多くの会員に伝えてゆきたいと思います。


中西康二さん
中西康二さん

公営のゴミ回収車は毎日、午後三時までに瓦礫を出さなければ回収してもらえないということで時間との闘いでしたが、その後この条件も緩和されたと聞き、安心いたしました。

レスキュー協会を支援

日本レスキュー協会本部で活動支援金を手渡す三宅理事
日本レスキュー協会本部で活動支援金を手渡す三宅理事

4月23日、三宅善信理事が、日本レスキュー協会の本部を訪れ、同協会の伊藤裕成副理事長から、同協会が熊本地震の被災地で行った救助犬による生き埋め者の探索作業について報告を受けると共に、その活動への支援機として10万円を寄託した。

阪神淡路大震災を受けて創設された日本レスキュー協会は、内外での自然災害発生時に専門性の高い救援活動を行って来たが、人類共栄会では長年、同協会の活動を支援している。

核兵器廃絶国際シンポ

パネリストとして発言する三宅善信理事
パネリストとして発言する三宅善信理事

8月2・3両日、国連大学で核兵器廃絶国際シンポジウムが開催され、国際機関の代表、国会議員、核軍縮の専門家たちが一堂に会する中、本会の三宅善信理事が秋葉忠利前広島市長、川崎哲ピースボート共同代表、クワトルッチ聖エジディオ共同体事務局長他と共にパネリストとして出演し、その広い見識からシンポの中身を豊かにする貢献をした。

三宅会長NYを訪問

W・ペースWFM事務総長と三宅会長
W・ペースWFM事務総長と三宅会長

4月2日から6日の日程で、三宅光雄会長がニューヨークを訪れ、「ミスターNGO」と呼ばれているWFM(世界連邦運動)/IGP(地球政策研究所)の事務総長ウイリアム・ペース博士と会談し、WFMの第一副理事長として同運動の今後のあり方について協議した。

また、自らも理事を務める「ありがとうインターナショナル」NY事務所を訪問し、レベッカ・リオスコーンNY事務所長と意見の交換をした。

中東で今、何が起きているか?

サミール・ヌーハ教授
サミール・ヌーハ教授

2月12日、三宅会長が理事長を務める国際宗教同志会が例会を開催し、同志社大学一神教学際研究センター副所長のサミール・ヌーハ教授から『中東で今、何が起きているか? 宗教の役割』と題する記念講演が行われた。

エジプト出身のヌーハ教授は、現在中東で起こっているさまざまな混乱の原因の多くは、過去百年間にこの地域に介入してきた欧米各国の影響によるものが多く、これらの問題を解決することの重要性について、日本に居てはなかなか聞けないアラブ人の視点からの見解を力説した。

オランダでIARF国際評議員会

オランダで開催されたIARF国際評議員会
オランダで開催されたIARF国際評議員会

4月12・13両日、オランダのハーグ近郊の町カーグで、2016年度のIARF国際評議員会が開催され、正・副会長、財務理事を含む11人の国際評議員と事務局員・オブザーバーが列席した。

三宅光雄副会長の名代で出席した三宅善信氏による「開会の祈り」で幕を開けた国際評議員会は、議題の承認と、前年度の議事録の承認の後、実質審議に入った。最初に、世界各国支部からの報告。続いて、昨年夏から新たに国際事務局員に雇用されたポーランド人のルカシュ・リニエヴィッツ氏の初仕事となる事務局レポートが報告され、新しいネット社会に適応したウェブサイトや事務局運営の方法が報告された。

さらに、ベッツィー・ダール財務理事から財務状況に関する報告があった。財務に関しては、法人登記されている英国と、実際に会長と事務局員の暮らすオランダと、財務理事の暮らす米国と、最大の資金拠出国である日本との間で、資金調達・管理をどのように役割分担するかについて、それぞれの法的コンプライアンスも含めて話し合われた。さらには、2016年度の各活動プロジェクトへの予算の箇所付けが行われ、2018年に開催される予定の第35回IARF世界大会の開催候補地案についても話し合われた。 

評議員会の議論をリードする三宅善信理事
評議員会の議論をリードする三宅善信理事

各国で展開されているプロジェクトの進捗・資金管理の担当者を選任し、来年4月の国際評議員会の日程を確定し、最後に、二日間の会議の各自の発言を確認して閉会となった。

IARF日本連絡協議会で難民問題に取り組む

JLC会議で挨拶をする三宅会長
JLC会議で挨拶をする三宅会長

京都市山科区の一燈園において、3月14日には第199回JLC会議が、また、7月22日には第200回JLC会議が開催され、本会の三宅光雄会長他が出席した。

JLCとは、1900年に米国ボストンで創設されたIARF(国際自由宗教連盟)が、1984年にその第25回世界大会を東京で開催することなった際、日本国内IARF加盟団体が相互に連絡するために結成された機関であり、爾来、200回の長きにわたり活動してきた。

その200回を記念して、このたび、日本国内でも大きな問題となりつつある難民定住問題について、JLCとしても取り組んで行くことになった。

サイパンで遺骨収容と合同慰霊祭

山中の洞窟で遺骨を探す三宅理事
山中の洞窟で遺骨を探す三宅理事

7月5日から7日にかけて、太平洋戦争最大の激戦地のひとつ北マリアナ諸島のサイパンで元日本兵の遺骨収容事業の視察と神仏合同の慰霊祭が行われ、本会理事の三宅善信氏が同行事を主催した国際宗教同志会の事務局長として、この行事に参加した。

7月5日は、戦後七十年を過ぎてなお113万柱のご遺骨が南洋の島々や東南アジアのジャングルで「草むす屍」として放置されていることを看過できずに、各地で遺骨収容事業を行っている特定非営利活動法人空援隊の活動を視察するために、三宅氏は山中のジャングルに分け入り、また、洞窟に潜って数体の部分遺骨を見つけた。

6日には、サイパン市のD・アパタン市長をはじめとするサイパンの主要官庁や、松村敏夫駐サイパン領事のもとを訪れて、遺骨収容事業に対する理解と協力を求めた。

サイパン市長と意見交換する三宅理事
サイパン市長と意見交換する三宅理事

「バンザイ突撃」と呼ばれる日本軍の玉砕攻撃当日にあたる7月7日に、空援隊が163柱の遺骨を収容したバンザイ突撃の激戦地跡で、「公務殉難者」に対する神仏合同慰霊祭が行われた。慰霊祭では、高野山真言宗明王院住職の上田尚道師が表白文を奉読し、三宅善信氏が玉串を奉奠した。さらに、北マリアナ諸島連邦のV・ホコッグ副知事をはじめ、サイパン市長、退役軍人会代表、サイパン各官庁の局長、日本領事など多くの「公人」が参列した。 

この時の様子は、現地のテレビ局で夕方のニュース番組で大々的に取り上げられたと共に、MBS毎日放送のドキュメンタリー番組として、8月28日の深夜に放送される予定である。

7日午後には、11年前に天皇皇后両陛下も祈りを捧げられたバンザイクリフ(1万人以上の民間人がはるか2,400km北方の日本の方角に向かって海中に身を投じた高さ70mの断崖)での追悼の祈りや島内の戦跡を視察してサイパンでの行事を終えた。 

合同慰霊祭で玉串を奉奠する三宅理事
合同慰霊祭で玉串を奉奠する三宅理事

チャリティバザー

大勢の来場者で賑わったバザー会場
大勢の来場者で賑わったバザー会場

5月5日、新緑の眩しい泉尾教会の境内および会堂ホールを会場に、人類共栄会主催の第36回チャリティバザーが開催され、近隣住民など多くの来場者があった。『世界中の子供たちの笑顔のために』と銘打って毎年この時期に開催されるこのバザーによって、これまで、南アジアの各国で展開してきた 孤児院や学校等が運営されてきた。

バザー会場は、友愛セール、餅つき・ちゃんこ鍋・焼きそば等の各種模擬店、エアバルーン等のゲームコーナーが盛況で、商品は2時間ほどでほとんど売り切れた。なお、この日の売り上げ1,490,028円は全額、人類共栄会を通じて救援事業に充てられた。 

世界連邦近畿協議会総会

世界連邦近畿協議会総会で会長として挨拶する三宅会長
世界連邦近畿協議会総会で会長として挨拶する三宅会長

6月7日、人類共栄会会議室において、世界連邦近畿協議会の平成28年度総会が開催され約20名が出席した。

最初に、近畿協議会の会長を務める本会の三宅光雄会長が挨拶を行い、引き続いて、昨年度の活動報告・決算ならびに本年度の活動方針・予算が審議され、活発な議論の後、原案通り承認された。 

日本を取り巻く国際情勢

講演する左藤章代議士
左藤章代議士

6月6日、三宅光雄会長が理事長を務める国際宗教同志会の平成28年度総会が開催され、衆議院安全保障委員会の左藤章委員長から『日本を取り巻く国際情勢と平和安全法制の意義』と題する講演を聴き、急速に軍事的影響力を拡大しつつある中国の現状について学びあった。