☆ 2000年度活動 ☆


大阪国際宗教同志会 平成12年度総会 開催
「これからの日本宗教」について山折哲雄学長から聞く
2000/02/21
 2月21日、金光教泉尾教会国際会議場において、大阪国際宗教同志会(会長津江孝夫今宮戎神社宮司)の平成12年度の総会が開催された。著名な宗教民俗学者である山折哲雄白鳳短期大学学長が『これからの日本宗教』と題して記念講演を行ない、神仏基新宗教各派の宗教者約70名が参加した。

 平成12年度総会に先立ち、今年度第1回の理事会が開催された。三宅龍雄理事長(金光教泉尾教会長)の開会挨拶に続いて、事務局から昨年度の会務報告ならびに収支報告が、また、今年度の事業計画と予算が報告され、審議の後、原案通り承認された。特に、今年6月に予定されている日韓宗教協議会30周年事業について詳細に検討された。続いて、新会員が承認された。また今回から新たに、曹洞宗東光院住職村山廣甫師と住吉大社権宮司片岡友次師が理事に加わった。最後に、津江孝夫会長が閉会の挨拶をし、今年度第1回の理事会は終了した。



記念講演を行なう山折哲雄学長

 午後2時からは、会場を国際会議場に移し記念講演会が行われた。開会に当たり、池田瑩輝理事(真言宗中山寺派元管長)が「平和の祈り」を、津江孝夫会長が開会の挨拶を行った。続いて、山折哲雄白鳳短期大学学長が『これからの日本宗教』と題して記念講演を行なった。父君が浄土真宗本願寺派の開教師していた関係から、サンフランシスコで生まれ育ったという異色の経歴を持つ山折先生は、国立歴史民族学博物館教授、国際日本文化研究センター教授を経て、白鳳短期大学の学長を勤められ、今年4月からは京都造形芸術大学大学院長に就任予定の著名な宗教民俗学者である。

 山折学長は、民俗のなかの宗教現象というアプローチから日本人の基層信仰を探った。オウム真理教事件をはじめ、現代日本社会で次々に発生する「怪事件」に対して、マスコミはその原因分析を心理学・社会学・精神病理学に還元するが、その際、宗教家や哲学者の意見(存在そのもの)は社会から無視されていることから問題の在処を探求し、この問題に対する既成の宗教団体関係者の認識と対応の甘さを指摘した。また、古代から現代に至るまでの日本の歴史を通して、特に、平和が350年間続いた平安時代と250年間続いた江戸時代の社会のあり方を分析し、宗教と政治の関わり合いにまで踏み込んで講演を終えた。

 記念講演に続いて、三宅善信理事(金光教春日丘教会長)の進行により、参加した神仏基新宗教各派の宗教者たちが、それぞれの観点から、山折哲雄学長に質問を投げかけ、現代における宗教の役割について意見を交換した。また、先頃の大阪府知事選の出馬した平岡龍人氏や衆議院議員の左藤恵氏も顔を見せ、複雑化した現代社会における政治と宗教の関わりについて双方からの一層の風通しが求められた。

 続いて、松井石根常任理事(天理教明城大教会長)の議事進行で、平成12年度の大阪国際宗教同志会の「総会」が行われ、先程、理事会にて審議された昨年度の事業報告・収支報告、今年度の事業計画・予算その他の案件について、理事会からの上程通り、可決された。最後に、三宅龍雄理事長が総括と閉会の挨拶を行い、上田恵亮理事(法華宗太平寺住職)が「平和の祈り」を行って、全ての日程が終了した。




大阪国際宗教同志会 平成12年度第2回例会 開催
「宗教と詐欺・脅迫」について植田勝博弁護士と討論!
2000/06/23
6月23日、金光教泉尾教会国際会議場において、大阪国際宗教同志会(会長津江孝夫今宮戎神社名誉宮司)の平成12年度第2回例会が開催された。霊視商法被害大阪弁護団長を務める植田勝博弁護士が『宗教と詐欺・脅迫』と題して記念講演を行ない、神仏基新宗教各派の宗教者約70名と意見の交換をした。


植田勝博弁護士の講演に耳を傾ける国宗会員

▼理事会で日韓宗教交流行事延期を承認

  例会に先立ち午後1時から、神徳館小会議室において、今年度第2回の理事会が開催された。三宅龍雄理事長(金光教泉尾教会長)の開会挨拶ならびに、松井石根常民理事(天理教明城大教会長)の「平和の祈り」に続いて、事務局から報告が行われた。

  最大の懸案は、日韓宗教者協議会30周年記念行事としてこの6月に予定されていた韓国宗教協議会一行の来日および大阪国際宗教同志会員との交流行事が、南北首脳会談の影響で「延期」になったことである。この点について、日韓宗教者協議会の内海雅継事務局長(大阪国宗監事)から、交渉の経緯について報告がなされ、韓国宗教界と歴代政権との関係の強さを考慮して、今回の「延期」をやむを得ないこととし、引き続き、韓国宗教協議会との交渉を続けていくことが承認された。



理事会で挨拶する三宅龍雄理事長

  また、6月13〜15日に平壌(ピョンヤン)で開催された歴史的な「南北首脳会談」に対して、大阪国際宗教同志会会長と日韓宗教者協議会会長の連名で『南北首脳会談への祈り』(別掲の決議文へ飛べるように)を採択し、関係各機関に伝達することを採択した。

  人事に関しては、大阪府宗教連盟副理事長である尾立聖兆神道大教石切神宣大教会長の国宗入会を承認した。最後に、理事会閉会の挨拶を津江明宏今宮戎神社宮司(津江孝夫会長の代理)が行い、池田瑩輝理事(真言宗中山寺派元管長)の「平和の祈り」をもって、平成12年度第2回理事会は終了した。


▼「宗教と詐欺・脅迫」について学び合う



植田勝博弁護士
 午後2時からは、会場を国際会議場に移し記念講演会が行われた。開会に当たり、大森慈祥常任理事(辯天宗管長)が「平和の祈り」を、三宅龍雄理事長(津江会長代理)が開会の挨拶を行った。続いて、霊視商法被害大阪弁護団長を務める植田勝博弁護士が『宗教と詐欺・脅迫』と題して記念講演を行なった。

  植田弁護士は、「法の華三法行によって被害を受けた」と称する人々に関する裁判を手がけた経験から、統一教会やオウム真理教をはじめとする「反社会的」カルトの実態について報告し、大阪国宗例会に参加していた神仏基新宗教各派の宗教者たちに、被害者救済活動を行っている弁護士として、宗教集団の持つ問題性を指摘した。





植田弁護士に問題提起をする国宗参加者

  記念講演に続いて、三宅善信理事(金光教春日丘教会長)の進行により、参加した神仏基新宗教各派の宗教者たちが、それぞれの宗教者と法律家との立脚点の違いから、植田弁護士に質問を投げかけ、意見の交換を行った。発言したのは、以下の宗教者である。葛葉睦山師(臨済宗桂香寺住職)・片岡友次師(住吉大社権宮司)・村山盛敦師(日本基督教団箕面東教会牧師)・釈泰然師(日本曹渓宗管長)である。

  引き続き、平成12年度第2回例会の会務として、事務局から、日韓宗教者協議会30周年記念交流会延期の報告とお詫び、『南北首脳会談への祈り』送付の決議、11月28日に京都で開催されるWCRP(世界宗教者平和会議)創立30周年記念式典への案内、8月27日に金光教泉尾教会で行われる大阪国宗創設者故三宅歳雄師の一年祭の案内等が行われた。最後に、三宅龍雄理事長が総括と閉会の挨拶を行い、平岡英信常任理事(清風学園理事長)が、先頃来日したダライ・ラマ法王の超能力を否定した法話を引用し、「平和の祈り」を行って、全ての日程が終了した。


宣言文

南北首脳会談への祈り
2000年6月22日

私共、大阪国際宗教同志会ならびに日韓宗教者協議会は、2000年6月13日から15日にかけて、朝鮮民主主義人民共和国の首都、平壌において開催された、金大中大韓民国大統領と金正日朝鮮民主主義人民共和国国防委員長による、歴史的南北首脳会談の成功に、大いなる喜びを感じると共に、今後、両国首脳が署名した共同宣言を両国政府が遵守し、半島の平和と人々の福祉の向上を実現し、ひいては世界平和に貢献することを希望します。

大阪国際宗教同志会の協力の下、日韓宗教者協議会は設立以来31年、宗教協力を通して同一民族の対立を憂い、半島における民族の和解を祈り続けてまいりました。両国政府・関係機関に対し、離散家族の速やかなる再会の実現なしには、平和は成り立たないことを私共は強く訴えます。

ここに、大阪国際宗教同志会ならびに日韓宗教者協議会は、以上の主旨をそれぞれの関係機関に訴え、平和への祈りと行動を共にすることを誓うものであります。                                                               合 掌
 大阪国際宗教同志会
                        会 長 津江孝夫

                      日韓宗教者協議会
                        会 長 三宅龍雄




平成12年度 第4回理事会 開催 
2000/12/21
 12月21日、リーガロイヤルホテルにおいて大阪国際宗教同志会(会長津江孝夫今宮戎神社宮司)の平成12年度第4回理事会が開催された。

最初に、三宅龍雄理事長(金光教泉尾教会長)が開会の挨拶を行ない、続いて、事務局から平成12年度の活動報告が行われた。12年度は、2月の総会時に宗教民俗学の大家山折哲雄白鳳女子大学長(当時:現京都造形芸術大学大学院長)を講師に、また、6月の例会時には大阪の霊感商法被害対策弁護団長の植田勝博弁護士を講師に招き、講演会を行ったこと、さらには、10月に韓国からの宗教代表者三十数名を招いて日韓宗教者協議会創立30周年記念総会を泉尾教会で開催、また、11月末に国立京都国際会館において開催されたWCRP創立30周年記念行事に大阪国宗関係者が多数参加したことなどが報告された。

次に、審議事項として、平成12年度の決算報告と平成13年度の活動方針ならびに予算が審議され、事務局原案どおり承認された。なかでも、注目されたのは、平成13年6月(予定)に、今度は韓国において、韓日宗教人協議会創立30周年記念行事が開催される予定であるので、韓国側の受入母体である韓国宗教協議会と大阪国宗事務局が詳細について交渉を進めることとなった。



21世紀への展望を込めて話が弾んだ納会

 理事会閉会後、引き続き、同ホテルにおいて平成12年度の納会が行われ、左藤恵理事(大谷学園理事長)が乾杯の発声を行った。なお、理事会・納会の参加者は、津江孝夫会長(代理)・三宅龍雄理事長、常任理事の西村淳晨本門佛立宗清風寺住職(代理)・同佐原慶治妙道会教団会長(代理)・同木積一仁神道石切教管長(代理)・同平岡英信清風学園理事長・同松井石根天理教明城大教会会長・同大森慈祥辯天宗管長、理事の池田瑩輝真言宗中山寺派元管長・同左藤恵師・同上田恵亮法華宗太平寺住職・同渡邉恭位立正佼成会関西教区長(代理)・同三宅光雄泉尾教会副教会長・同三宅善信金光教春日丘教会長・同片岡友次住吉大社権宮司・同村山廣甫曹洞宗東光院住職、監事三村映徹真宗大谷派西徳寺住職・同内海雅継泉尾教会総務部長の各師が出席した。



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