★★ 最新情報 ★★



被災地石巻で神仏合同慰霊復興祈願祭
2011年6月28日


 2011年6月28日、八幡太郎源義家によって950年前に創建されたと伝えられる陸奥の古刹、宮城県石巻市の曹洞宗輝寶山洞源院にて、国際宗教同志会主催の『東日本大震災慰霊復興祈願祭』が神仏合同で仕えられた。この慰霊復興祈願祭には、関西や関東方面から参加した国際宗教同志会関係者14名に加えて、大津波によって壊滅的な打撃を受け、同寺院に身を寄せている石巻市渡波地区の人々も参列した。


挨拶をする村山廣甫国際宗教同志会会長。
手前が被災者代表、奥手が国際宗教同志会諸師

 国際宗教同志会会長の村山廣甫曹洞宗審事院監事による開会挨拶で、神仏合同の慰霊復興祈願祭が開式された。嵯峨野宮神社懸野直樹宮司による修祓、融通念佛宗の山田隆章前宗務総長の読経回向、国際宗教同志会理事長の三宅光雄金光教泉尾教会長による慰霊復興祈願祭詞の奏上・玉串奉奠と進み、洞源院の小野崎秀通住職と被災者の代表5名、国際宗教同志会常任理事の平岡英信清風学園理事長らがそれぞれ玉串を奉奠した。最後に、小野崎老師がお礼の挨拶を行った。この行事には、上記の参加者(同じ宗派教団からの参加者は割愛)に加えて、辯天宗、一燈園、成道会教団等からも列席した。


参加者による記念撮影


『東日本大震災とどう向き合うのか?』 災害復興政策の専門家が提言


  このたびの東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福と、被災された方々の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 国際宗教同志会では、来たる6月9日(木)14:00より16:15まで、金光教泉尾教会を会場に、平成23年度第2回例会ならに記念講演というスケジュールで開催します。今回の記念講演は、関西学院大学災害復興制度研究所の室崎益輝所長 (内閣府中央防災会議専門委員会委員・日本災害復興学会会長) を迎えて、『東日本大震災とどう向き合うか?』の講題でお話を聞かせていただきます。室崎教授は、阪神・淡路大震災を機に大きな社会的テーマとなった防災施策や復興プロセスに関する政策の提言を行って来られ、3万人に及ぶ死者・行方不明者を出し、また、原発の制御不能という事態を招いた東日本大震災においても、各種の提言をされています。

  これまでの「常識」が覆された未曾有の大震災に直面して、日本社会の秩序が極めて不安定なものになりつつある現在、災害復興政策の専門家である室崎先生のお話を聞けるのは、絶好の機会ですので、聴講をご希望の方は、5月20日までに、事務局へお申し込みください。


国際宗教同志会が東日本大震災で日本レスキュー協会を支援


  3月25日、国際宗教同志会の村山廣甫会長(曹洞宗審事院監事)と三宅善信事務局長(金光教泉尾教会総長)は、NPO法人日本レスキュー協会本部を訪れ、義援金10万円を同協会の伊藤裕成理事長に手渡した。

伊藤裕成日本レスキュー協会理事長に
義援金を手渡す村山廣甫会長

 大阪国際空港(伊丹)の北隣に本部および訓練センターを置く民間の人命救助団体「日本レスキュー協会」は、大地震発生の翌12日には、『災害救助犬の出動協定』を結んでいる岩手県入りし、大津波で街がほぼ全滅したと言われる陸前高田市、釜石市、大槌町、野田村などにおいて、大阪・山形・福井・石川・大分の各府県隊と連携して行方不明者捜索に従事した。


日本レスキュー協会幹部から被災地での救援活動の
報告に耳を傾ける村山廣甫会長と三宅善信事務局長

 今回の義援金は、隊員三名と災害救助犬三匹および探査装備一式を搭載した救助隊が現地入りするための費用に充当され、村山・三宅両師は、東日本大震災の被災地から戻ったばかりの岡武隊長や隊員たちから、現地での活動状況などについて詳しい説明を受けた。



国際宗教同志会声明

2011年2月23日

われわれ国際宗教同志会は、2011年2月23日に大阪で開催された年次総会に当たり、現在リビアで起こっている問題について、憂慮し、以下の内容を表明する。

リビア国最高指導者
ムアンマル・カダフィ閣下

 長年、虐げられてきた国民の声に耳を傾けることこそ、最高指導者の務めである。

 直接民主制を採用する貴国政府が、自国民に対して銃口を向けることなどあってはならない。

 「自国民を保護する責任」を果たすことを放棄した指導者は、即時、退任すべきである。

 われわれ平和を愛する国際宗教同志会は、40年間にわたってリビアを平穏に統治し、アラブ世界の統一を計ってきた賢明なるカダフィ閣下は、名誉ある撤退を決断するものと信じる。


                         国際宗教同志会 会長
                            村山廣甫



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