近畿宗教婦人連盟第52回大会開催

 09年05月12日

  2009年5月12日、「近畿宗教婦人連盟第52回京都大会」が、『ありがとう』をテーマにリーガロイヤルホテル京都で開催され、近畿4府県から千名を超す宗教婦人の代表が二年ぶりに一堂に会した。


登壇した役員が会員たちに紹介された

  近畿宗教婦人連盟の大谷綾乃副総裁(真宗大谷派)の「開会のことば」で開幕し、六條照瑞総裁(道明寺門跡)による『信条』唱和、全日本仏教尼僧法団京都支部の奉仕によって法要が仕えられた。さらに、昨年、近畿宗教婦人連盟の第四代総裁に就任した六條照瑞門跡が挨拶を行い、山梨県でギャラリーを開く仏画師の安達原玄氏が『ほとけさまの微笑(ほほえみ)』と題する記念講演が行った。

  昼食休憩後、清興として、京都を拠点に各方面で活躍中の大倉流狂言方の狂言師、茂山七五三(しめ)氏をはじめ、NHKで数々の番組に出演している茂山宗彦、茂山逸平、島田洋海氏ら茂山社中が『二人袴』を演じ、会場を大いに湧かせた。


会場を大いに沸かせた茂山社中の皆さん

  続いて、滋賀県で知的障害者の施設『止揚学園』を四十数年にわたって運営している福井達雨師が、「“歌姫”止揚シスターズ」を率いて、音楽を交えて講演した。

  最後に、宗教婦人連盟の歌『さみどりの空に』を一同で斉唱して、左藤定子副総裁の「閉会のことば」で終了した。他にも、バザーや多彩な催し物が終日行われた。

  なお、近畿宗教婦人連盟は、敗戦後の混乱の中、日本の復興を目指して、当時の真宗大谷派の裏方(うらかた=法主夫人) 大谷智子氏(=香淳皇后の実妹)を委員長に結成され、第二代委員長には三宅恒子氏(三宅歳雄金光教泉尾教会長夫人=三宅善信代表の祖母)が、第三代総裁(「委員長」から「総裁」へ改称)に木邊美子氏(真宗木邊派前裏方)、第四代総裁に六條照瑞道明寺門跡が歴任した関係で、また、三宅壽賀子氏(三宅善信代表の母)が大阪府宗教婦人連盟第四代理事長を務めた関係で、三宅代表も「黒一点」出席した。


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