三宅代表が
奥田聖應和宗総本山四天王寺管長晋山披露宴に出席

 09年05月27日


  2009年5月27日、出口順得猊下の後を受けて、4月1日付で和宗総本山四天王寺の第111世管長に就任した奥田聖應猊下の『晋山(「本山の住職に就任する」の意)披露宴』が、各宗派の管長に留まらず、学界・政界・経済界などから約700名の来賓を集めてシェラトン都ホテル大阪で開催され、三宅善信代表も列席した。


盛況な晋山披露宴で祝辞を述べる大谷光真浄土真宗本願寺派門主

  最初に、4月1日に総本山四天王寺本坊五智光院で仕えられた「和宗総本山四天王寺第111世管長晋山奉告法要」の模様が大形スクリーンに映された。続いて、歴史的にも四天王寺と繋がりが深い(註:中世以後、戦前までは、四天王寺は天台宗に属していた)比叡山天台宗の半田孝淳第256世天台座主の祝辞から始まり、奥田新管長と同じく大学の学長を経験して一宗の管長となった全日本仏教会の会長でもある高野山真言宗管長の松長有慶第412世総本山金剛峯寺座主、さらには、奥田新管長とは東京大学の先輩後輩に当たる大谷光真浄土真宗本願寺派代24代門主らが祝辞を述べた。さらに、地元を代表して、大阪府仏教連盟の増田貞圓理事長が、「学者管長」ということで学界を代表して、元駒澤大学総長でインド仏教学者の奈良康明師らが祝辞を述べた。


松長有慶高野山真言宗管長と歓談する三宅善信代表

  奥田聖應管長(研究者としての俗名は奥田清明)は、わが国有数のジャイナ教研究学者で、東京大学・同大学院を終えてから古代インド哲学の研究では世界トップクラスであった西ドイツのボン大学へ国費留学し、ジャイナ教研究で博士号を取得された「学僧」であるだけに、宗教界の諸代表だけではなく、学界・教育界からも数多くの来賓が訪れたが、挨拶に立った奥田新管長は、「これからは、現代世界に惹起する様々な問題から逃げずに、これに真正面から取り組んでゆく宗教者になりたい」との決意を込めた挨拶を行った。




奥田聖應四天王寺管長と挨拶する三宅善信代表。
その後には、大谷光真西本願寺門主の姿も…

  ここで、来賓を代表して、総本山四天王寺の信徒総代のひとりでもあり、また、奥田師の自坊である夕陽丘の勝鬘院愛染堂の檀家総代でもある平岡英信清風学園理事長の発声で乾杯し、祝宴がはじまった。700名が一同に会した祝宴では、奥田師の広範囲な交流を反映して、多くの来賓がスピーチを行った。



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