三宅善信代表が野村證券で講演 8.11


  2009年8月11日、大阪市中央区の野村證券大阪支店で開催された「夏期インターンシップ講座」に、昨年に引き続き招かれた三宅善信代表は、同講座に参加した約50名の大学生を相手に『マネーの復権』と題するレクチャーを行った。


新しい大阪支店で開催された
インターンシップ講座の全景

  毎年、2月と8月に野村證券大阪支店で、関西の有力な大学の学生を集めて1週刊ずつ開催されるこのインターンシップ講座に、三宅代表が出講するようになって数年が経過したが、今回は、これまで長年、「野村證券発祥の地」である北浜から、御堂筋沿いの新社屋に移転して初のインターンシップ講座となった。


学生にも深い問題を解りやすく説明する三宅善信代表

  本インターンシップ講座においては、これまで、「デリバティブ」をはじめとする金融自由化に伴う「マネー資本主義万能論」に基づくセオリーが展開されてきたが、昨年秋の「リーマンショック」に端を発する金融危機と世界同時恐慌という「百年に一度」と言われる経済危機を経験して以来、マネー資本主義は、すっかり「世の中の悪者」呼ばわりされているという「逆風」の中での今年のインターンシップ講座となった。


三宅善信代表の熱弁に耳を傾けるインターシップ参加者たち

  亀井静香国民新党代表代行の盟友でもある三宅善信代表は、これまで、「アンチ金融資本主義」を旗印に、小泉・竹中路線――つまり、21世紀における日本の金融界――に対して真っ向から反旗を翻してきたが、今では、「マネー資本主義」を諸悪の根元として「A級戦犯」扱いになっているので、逆に『マネーの復権』と題して、もう一度「マネー」の歴史を紐解くことによって、これまで学生たちどころか、現役の証券マンすらあらためて考えたことのなかったような問題にまで深めて、興味深い講演を行った。


戻る