三宅代表が山本良一東大教授と地球温暖化防止について

  06/19

  6月19日、三宅善信代表は、立正佼成会普門館(東京都杉並区)で開催されたWCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会開発・環境委員会主催の「地球温暖化防止」に関する学習会にモデレータとして出席し、この問題の権威である山本良一東京大学生産技術研究所教授の講演を受けて、学習会参加者のこの問題に対する理解の増進に大いに役立った。


モデレータを務める三宅善信代表

  山本教授の調査報告によると、各国政府がもはやその実現を諦めかけている『京都議定書』の数値目標を、たとえ今すぐ100%実現できたとしても、地球温暖化が不可逆に進行することを止めることはできず、可及的速やかに温暖化ガスの排出を80%削減することなしには、地球温暖化がもたらす悪影響によって、2050年の時点で29.4億人が死亡するという悲劇的な試算もなされている。

「地球温暖化」による気候の枠組み変動という大いなる危機の前では、これまで長年にわたって人類社会が直面してきた民族・宗教・国家間の紛争などの問題は、ほとんど意味をなさなくなるほどである。したがって、当開発・環境委員会においては、WCRPPをはじめとする宗教界に働きかけて、今般の参議院議員選挙および今後の国政選挙に当たっては、各政党ならびに候補者を選考する際には、「地球温暖化防止に対する取り組み姿勢」を最優先の選択基準にすることを提案した。


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