三宅善信代表 世界連邦大会と国際永久平和祭典に出席

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 21日、静岡県三島市の三嶋大社で開催された「第29回世界連邦平和促進全国宗教者静岡大会」に、運営委員の一人として参加した。世界連邦平和促進全国宗教者大会は、1967年、臨済宗円覚寺派管長の朝比奈宗源老師を中心に、神道・仏教・キリスト教・新宗教の代表者が宗派を越えた平和運動として組織され、現在までその活動が継続している。



山折哲雄氏と意見交換をする三宅善信代表

 その第29回大会が、矢田部正巳三嶋大社宮司(神社本庁総長)を大会長に『宗教者の果たすべき使命と役割』をテーマに、三嶋大社で開催され、数百名の宗教者が全国から参加した。記念式典に続いて、宗教学者の山折哲雄氏が『神仏の和合』と題する基調講演を行い、『宗教協力の原点に立ち返って』というテーマでパネルディスカッションが行われた。

三宅代表は、本大会の実行委員長であり、世界連邦日本宗教委員会の委員長である田中恆清石清水八幡宮宮司(神社本庁副総長)に、来年夏に関西され開催される「G8宗教指導者サミット」について、理解と協力を求めた。なお、2年前の第27回大会の会場を金光教泉尾教会が提供し、当時三宅代表の父三宅龍雄師が大会長を務めた。



田中恆清師に理解を求める三宅善信代表

 三宅代表は、三島市で開催された同大会を終えると直ぐに新幹線に飛び乗り、同日、夕刻、NHK大阪ホールで開催された「第27回国際永久平和祈念祭典」に諸宗教代表登壇者として出席した。本祭典は、日蓮宗妙見閣寺の竹内日照住職の発願で始められたが、主催する国際永久平和祈念祭典協議会の理事長は、比叡山延暦寺元執行の小林隆彰天台宗大僧正が務めている超宗教の音楽イベントとして大阪市民の間に定着している。

 今年の記念講演は、『「対話」がもたらす信頼の絆』と題して、禅文化研究所所長の西村恵信老師(前花園大学学長)が務め、宗教芸術祭典は、真言宗泉涌寺派の上村貞郎管長の大導師の下に、泉涌寺派の声明に合わせてドイツ人アーティストのエファ・オッテ女史の舞踊やカタリーナ・ヴァロルギル女史の映像が組み合わされた。泉涌寺は「御寺(みてら)」と呼ばれる如く、13世紀の四条天皇の大喪(たいそう)が営まれたのをはじめ、江戸時代に入って後陽成天皇から明治維新直前の孝明天皇に至るまで、長きにわたり歴代天皇の山稜が泉涌寺内に設けられ、「皇室の菩提寺」として、崇敬を集めた寺としても知られる。



各宗派の代表と共に登壇した三宅善信代表

最後に、これまで、本国際永久平和祈念祭典に協力してきた諸宗教の代表二十数名がNHK大阪ホールの舞台に登壇して、聴衆に紹介されたが、三宅善信代表も国際宗教同志会の理事・事務局長として、出口順得和宗総本山四天王寺管長や倍巌良舜融通念佛宗管長や池長潤カトリック大阪大司教らと共に紹介された。


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