三宅善信代表 IARF国際評議員会をリード
08年03月11〜14日
2008年3月11日から14日にかけて、三宅善信代表は、三重県鈴鹿市の椿大神社会館で開催されたIARF(国際自由宗教連盟)の日本で初めての国際評議員会に出席し、困難な状況下の転換期にあるこの団体を支えた。
IARFは、世界最古の諸宗教対話団体として、国連経済社会理事会(Eco-Soc)からも総合諮問資格(General Consultative
Status)を有する国際NGOであるが、この2年間ほどは、時の正副会長をはじめとする執行理事と国際事務総長との関係が悪化し(例えば、2週間後に任期満了で退任することが決まっている会長が、事務総長を解任し、その解雇手続きを巡るトラブル(地位保全等)で1年間以上、事務総長職が空席になるなど、双方共に責任能力に欠けている)、その事態を回復するために、そもそも執行責任のない国際評議員である三宅代表をはじめ数人の国際評議員が協力して、事態の打開を図ってきた。
国際評議員会をリードする三宅善信代表
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その間、国際事務局の維持経費がかさむ英国オックスフォードから、「失われた15年」によって、国際的にはすっかりと割安となった日本の労働市場を有効に利用するために、十数年前国際事務局を置いていたオックスフォードから、大阪に国際事務局を移転し、英国人事務局員の日々の指導を三宅代表がボランティアで行うなどの強力なテコ入れを行った結果、ここ数年間は、毎年、財団の基金を切り崩すことによって「生き延びて」きたIARFの財政を、やっとのことで「収支均衡予算」が組めるまでに回復させる目途がつき、今回の国際評議員会の開催となったのである。因みに、三宅代表と同じく、国際評議員である山本行恭椿大神社宮司は、今回の国際評議員会のために、世界各国から参集した関係者のために、無償で会議・宿泊施設と食事を提供し、同じく、国際評議員の三輪隆裕日吉神社宮司は、大阪の金光教泉尾教会に置かれた国際事務局のスーパーバイザーをボランティアで引き受けることで多大な貢献をした。
椿大神社本殿前で記念撮影に納まるIARF会議参加者
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日本で開催されているとはいえ、IARFの公用語は英語であるため、三日間にわたる国際評議員会をはじめ、執行理事会、財務委員会、将来検討委員会、人事委員会等の会議はすべて英語(話し言葉だけでなく、提出される文書類もすべて英文)で行われるが、三宅代表はもとより、三輪・山本両宮司も英語には堪能なため、三輪師は全体の運営を、山本師は財務委員長として、三宅代表は将来検討委員長として、現在の正副会長や会計主任をはじめ、欧米や中東やインド、東南アジア等の地域から参加した国際評議員たちを向こうに回して、どんどんと案件を処理していった。