三宅善信代表 阪神淡路大震災15周年追悼式に 1/17

 6,434人の犠牲者を出した阪神淡路大震災から満15年に当たる2010年1月17日、関西の各地で慰霊追悼行事が行われた。阪神淡路大震災を機に創設され、その後、内外の地震・津波・噴火・土石流等の災害発生時に、いち早く現場に駆けつけ、生き埋めになった生存者の救助ならびに犠牲者の探索に務めているNPOの「日本レスキュー協会」主催の慰霊追悼行事(兵庫県伊丹市)に三宅善信代表が招かれ、国会議員やテレビタレントら有名人が多数いる中、導師として5分間にわたる追悼のスピーチと祈りを捧げた。


特設ステージ上で追悼のスピーチをする
三宅善信代表

 同協会は、いつどこで発生するか判らない災害に備えて、日頃から救助犬を訓練するために、倒壊したビルを再現した瓦礫の山などの施設を備えているが、当日は、寒風の凍てつく中、午前5:30から追悼行事が始まり、伊藤裕成同協会理事長の挨拶や三宅代表の祈りの他、ソプラノ歌手梅谷裕子氏が『アメイジング・グレイス』、『千の風になって』他を熱唱した追悼コンサートや、『料理の鉄人』等でも有名な程一彦氏による炊き出し、救助犬の探査デモンストレーションなどが午前8:00まで行われた。


追悼行事終了後、日本レスキュー協会本部内で話し合う尾立源幸参議院議員・
三宅善信代表・吉永和正兵庫医科大学地域救急医療学教授

 三宅代表は、追悼のスピーチで、「単に15年前に起きた大地震の犠牲者を追悼するだけでは不十分で、1月12日にカリブ海の小国ハイチ共和国で発生したM7.0の地震によって15万人の犠牲者が出たと報じられているが、今、この瞬間にも瓦礫の下から助けを求めている人々を一刻も早く救援できるように務めるのがわれわれの責務である」と檄を飛ばした。三宅代表はまた、この日の追悼式会場において同席した、旧知の兵庫医科大学地域救急医療学の吉永和正教授とは、「トリアジーの問題点」について、また、昨秋の鳩山政権によって行われた補正予算作成時に「7人の仕分け人」の一人として活躍した公認会計士の資格を持つ民主党の尾立源幸参議院議員とは、災害発生時の国際的な緊急派遣等のあり方等について懇談した。



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