三宅善信代表 日本イラン国交80周年に  2/3

  2010年2月3日、大阪市長公邸で「イラン日本外交関係樹立80周年ならびにイスラム革命31周年」祝賀会が開催され、イラン・イスラム共和国のセイエド・アッバス・アラグチ駐日特命全権大使や平松邦夫大阪市長をはじめ百数十名が参加した。三宅善信代表も、日本国連協会関西本部理事として出席した。


アラグチ駐日イラン大使と歓談する
三宅善信代表

  この度の祝賀会は、イラン大使館が関西で開催する初めてのイベントで、アラグチ大使や平松市長をはじめ、木村慎作大阪府副知事、田邊隆一外務省関西担当特命全権大使らがスピーチを行い、「イラン日本交流史写真展」のテープカットが行われた。

  三宅師の祖父の故三宅歳雄師は、1971年に開催された「イラン建国2500年記念式典」に、天皇陛下(昭和天皇)の名代として列席された古代オリエント学者の三笠宮崇仁殿下と共に国賓として、当時のパーレビ皇帝から招待され、テヘランでの同式典に参列したことがある。また、三宅善信師自身は、2006年に来日したセイエド・モハンマド・ハタミ前大統領と「文明間の対話」について会談したことがある。


イランのハタミ前大統領と三宅善信代表

  現在のアフマディネジャド政権は、核開発を強行するなど欧米との対立路線を進めているが、中東地域の最強国であるイランとの良好な関係抜きには、日本の生命線である原油の安定的な供給も叶わず、また、中東和平の進展も望めないことは明らかであり、政治・経済関係だけでなく、「宗教国家」であるイランとの信頼醸成には、宗教界のコミットがより求められることは必定であるが、アラグチ大使も日本の宗教界との関係強化を願っていると三宅代表に伝えた。


平松邦夫大阪市長と三宅善信代表

  また、この祝賀会には、「FIFAワールドカップ2010」を記念して特別に織られている応援ペルシャ絨毯のデモンストレーションをはじめとするイラン物産展が行われ、北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ投手に実父で芦屋市で商売を営むダルビッシュ・セファット・ファルサ氏や、ペルシャ語を学ぶ大阪大学外国語学部(元大阪外国語大学)の学生等も参加して、関西で初めての祝賀会を盛り上げた。



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