三宅善信代表 ハーバード大学CSWR50周年に出席

4/14〜15

 2010年4月14〜15両日、三宅善信代表は、米国ハーバード大学のCSWR(世界宗教研究所)の創設50周年記念シンポジウムに出席した。


恩師のジョン・カーマン元CSWR所長夫妻と三宅善信代表

 1816年に創立されたHDS(ハーバード神学大学院)は創設以来、当然のことながら「キリスト教神学」を中心に研究と教育が進められてきたが、米国社会にとって「諸宗教の多様性」が重要なテーマとなるや、1960年に諸宗教の研究を行う施設として世界宗教研究所(CSWR)が設置された。CSWRでは、いち早くチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世を招いてシンポジウムを行うなど、その後、世界におけるこの分野の研究をリードしてきた。


懐かしいハーバード大学の階段教室でシンポジウムに聴き入る三宅善信代表

 今回の記念シンポジウムは、フィラデルフィア在住のチベット僧による「砂曼荼羅」の制作(二日間)で幕を開け、同研究所の歴代の所長や世界各国から招かれた約50名の研究者による昼食会が催された。1984年から85年に同研究所でフェローを勤めた三宅善信代表は、ウィリアム・グラハムHDS院長とドナルド・スウェアーCSWR所長の間という今回のゲストの中で最も上座に席を設けられて着席し、スウェアーCSWR所長の開会挨拶に続いて紹介された。三宅代表は、「たまたま25周年の年に、このCSWRで学究生活を送った私が、本日、50周年記念シンポジウムに招かれたのは、その後の25年間の私の活躍を評価してくださったからのことであろう。どうか75周年の際にも再度招かれるよう今後も精進を続けたい」とスピーチの口火を切った。


ドナルド・スウェアーCSWR所長と三宅善信代表

 二日間にわたって、2つの基調講演ならびに3つのパネルディスカッションおよび2回のレセプションが行われ、世界から招かれた学究や現役のハーバード大学の教授陣のよる豪華な顔ぶれの記念シンポジウムとなった。

 また、三宅善信代表は、このハーバード大学滞在の機会を利用して、4月15日午前、ボストン市中心部のマサチューセッツ州議会議事堂に隣接するUUA(ユニテリアン・ユニバーサリスト協会)本部を訪れ、昨年夏、同協会の会長に就任したピーター・モラレス師および、同協会のエリック・チェリー国際局長と、諸宗教対話のあり方について一時間半におよぶ意見交換を行った。UUAの初代会長のデイナ・グリーリー博士とホーマー・ジャック国際局長は、三宅代表の祖父三宅歳雄師とは「刎頸の交わり」として、WCRP(世界宗教者平和会議)をはじめ多くの諸宗教協力組織を立ち上げた中であり、現在、三宅善信代表が中心的になって運営しているIARF(国際自由宗教連盟)へのUUAのさらなる理解と倍旧の支援を要請した。


ピーター・モラレスUUA会長と会談する三宅善信代表



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