大団円を迎えた国際永久平和祭典

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  2010年10月19日、第30回の国際永久平和祭典がNHK大阪ホールで開催された。本祭典は、民族・国籍の壁を超えて戦争犠牲者を慰霊し、声明やグレゴリオ聖歌などの宗教音楽とオーケストラがコラボすることによって、諸宗教間の対話だけでなく、世俗の一般市民に広く訴えかけるために、日蓮宗妙見閣寺の竹内日祥住職が中心になって諸宗教が協力して行われてきた。


大団円を迎えた国際永久平和祭典


  第30回目を迎える今年は、元ローマ教皇庁(バチカン)諸宗教対話評議会の次長として諸宗教対話の最前を務めていたインド・バサイ教区のフェリックス・マチャード大司教が、『21世紀の人類における宗教対話に対する期待』と題する基調講演を行った。さらに、本祭典の総監督を務める竹内日祥師が「30年間わたった芸術祭典形式は今年を以て終結し、来年からはより内容を重視した会議形式に改組する」旨を報告した。

  続いて、内野日総日蓮宗管長・総本山身延山久遠寺法主を大導師とした日蓮宗声明師会の式衆と、インドの民族楽器タプラ(ドラム)の演奏をマチャード大司教が、摩寿意英子さんがハープを演奏するという珍しい組み合わせがハーモニーを奏でた。


NHKホールの壇上で紹介を受ける三宅善信代表

  最後に、この祭典に協賛する各宗派の代表が登壇し、同祭典の特別参与を務めるカトリック大阪教区の池長潤大司教と倍巌良舜融通念佛宗管長・総本山大念佛寺法主が共同宣言と諸宗教代表の挨拶を行い、三宅善信代表を含む約30名の諸宗教代表がひとりひとり紹介され、お互いに壇上で握手を交わした。



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