梅田善美先生を偲ぶ会

1/30

  2011年1月30日、東京神田の学士会館で、神道国際学会主催の「梅田善美先生を偲ぶ会」開催され、約150名が列席した。昨年11月26日に逝去した神道国際学会理事長の梅田善美氏(享年77)は、神道国際学会の設立準備段階からその中心的役割を担い、1994年の正式発足時以来、16年の長きにわたって理事長を務め、世界エスペラント協会副会長をはじめとする豊富な語学の才能を活かして、神道国際学会を国連公認のNGOにさせるなど大きな功績を残した。


学士会館には故人を偲んで内外から多くの人が集まった

  最初に参列者全員で遺影の飾られた祭壇に献花した後、神道国際学会会長薗田稔秩父神社宮司の挨拶に続いて、故人と縁の深く神道国際学会創設に多大な貢献をした特別顧問の深見東州ワールドメイトリーダーの発声で献杯となった。

  会場には、故人のユニークな交友関係の広さを表して、内外各方面から多くの列席者が集まったが、バーバラ・ルーシュ米国コロンビア大学中世日本研究所所長、英国人のジョン・ブリーン国際日本文化研究センター准教授、ロシア人のワシーリー・モロジャコフ拓殖大学客員教授・ロシア科学アカデミー東洋学研究所員、中国南開大学日本文化研究院の喬林生教授、川口晃玉学校法人川口学園理事長らが次々とマイクを取って「偲ぶ言葉」を述べた。

  また、音楽が好きであった故人を偲んで、ソプラノ歌手や雅楽師による演奏が行われ、未亡人の梅田節子氏がパワーポイントの映像を用いて故人の業績を紹介した。最後に、かつて神道国際学会のニューヨークセンターのオフィサーとして、国連広報局や経済社会理事会での日本文化の広報活動、また、ニューヨーク在住の日本人ビジネスマンやその家族たちに、各種清祓いや七五三をはじめとする神職としての各種サービスを提供して多大な業績を挙げた乾光孝賀茂別雷神社権禰宜が故人を偲んだ。


偲ぶ会の総合司会進行を務める三宅善信代表

  会場には、神社本庁常務理事の吉田茂穂鶴岡八幡宮宮司や神社本庁参与の九鬼家隆熊野本宮大社宮司をはじめとする神社界関係者、中野良子オイスカインターナショナル総裁や坂田安弘神道禊教教主ら教派神道関係者、オリエンス宗教研究所のムケンゲシャイ・マタタ所長らカトリック関係者などの顔も見えた。最後に、故梅田善美氏の後を受けて神道国際学会第二代理事長に就任した大崎直忠氏が閉会の挨拶を行って閉会となった。なお、本「偲ぶ会」の総合司会進行は、神道国際学会創設の共同発起人を務めた本会常任理事の三宅善信レルネット代表が務めた。



戻る