日本ツバル協会20周年

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  2011年6月18日、リーガロイヤルホテルにおいて、NPO日本ツバル交流協会の創立20周年記念式典が開催され、関係者約150名が参列した。


参加者による記念撮影

 日本ツバル交流協会は、1990年に大阪で「EXPO’90国際花と緑の博覧会(通称「花博」)」が開催された際に、万博に初参加した南太平洋ポリネシアの島嶼国家ツバルのナショナルデーをサポートするために結集した人々によって結成されたNPOである。英連邦に加盟するツバルは、人口1万人とバチカンに次ぐ世界で2番目に人口の少ない8つの孤島と岩礁郡からなる独立国家であり、2000年に国連加盟が認められたが、近年では、国土の最高点が海抜5mしかなく、地球温暖化によって最も早く消滅する国として、世界的に有名になった。


中山太郎元外務大臣の祝辞を傾聴する会場

 したがって、はるか数千キロ離れた日本で開催された万博のイベントにヒト・モノ・カネを送る余裕がないところを、堺市の天理教泉大教会の茶谷吉則会長(当時)を中心とする人々が尽力してこのナショナルデーのイベントを成功させることができた。その後も、堺市を中心に、毎年ツバルからの留学生を受け入れる(註:もし1年間に50人受け入れれば、20年間で1,000人受け入れることになり、近い将来、大阪で学んだ経験のある人物が一国の大統領になる可能性が高いという、日本の国家安全保障上にも、非常に費用対効果の高い成果を得られる)など、独自のプログラムを展開してきた。


松村賢治大阪南太平洋協会理事長・茶谷吉則日本ツバル交流協会理事長と
懇談する三宅善信代表

 この日の式典は、最初に天理教楽会による雅楽の演奏。桑名紀文実行委員長((株)双立会長)、堀井良殷名誉会長((財)大阪21世紀協会理事長)、茶谷吉則理事長ら主催者側の挨拶と、栗林徳五郎ツバル国駐日名誉総領事、中山太郎元外務大臣(地元選出の政治家、花博当時海部内閣の外務大臣)、生駒昌夫関西電力常務取締役(ツバルに太陽光発電設置を指導)らが祝辞を述べた後、懇親会となった。なお、三宅善信代表は、同会の10周年記念式典に続いて、今回も列席した。



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