11月19日、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)において日本国際連合協会関西本部60周年記念行事が開催され、外務省関西担当特命全権大使・大阪府副知事・大阪市長・堺市長、在阪の各国総領事らをはじめ、悪天候にもかかわらず約350名が参加した。日本国際連合協会関西本部(通称「関西国連協会」)は、敗戦国日本の国連加盟を目指して大阪府・大阪市・大阪商工会議所等が中心となって結成され、さまざまな運動の結果、五年後の1956年に国連加盟が認められるのに大きな働きをした。
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来賓として祝辞を述べる平松邦夫大阪市長 |
第1部の記念式典では、主催者である古市實関西国連協会理事長の開会の言葉、橋本守同本部長の開会挨拶に続いて、楠本祐一外務省関西担当特命全権大使、木村慎作大阪府副知事(府知事は現在空席)、平松邦夫大阪市長、竹山修身堺市長らが祝辞を述べた。続いて、毎年開催されている『国連作文コンテスト』の優秀校と特選生徒への表彰が行われ、本年度の優秀校である大阪星光学院中学校の鈴木英史校長および各賞を受賞した生徒たちが、橋本本部長から表彰を受けた。
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シンポジウムの会場 |
第2部の記念シンポジウムでは、まず、『2011年の日米関係』と題して村田晃嗣同志社大学法学部長が、また、『国際安全保障の現在と日本の外交』と題して星野俊也大阪大学大学院国際公共政策研究科長が、それぞれ記念講演を行い、続いて、関西国連協会理事の三宅善信レルネット代表がモデレータとなって、村田・星野両教授を交えてパネルディスカッションが行われた。
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パネリストの村田晃嗣・星野俊也両教授ならびに
モデレータの三宅善信代表 |
第3部の祝賀会では、主催者を代表して、古市理事長・橋本本部長が歓迎の挨拶をし、40年以上会員を務めた大森慈祥辯天宗管長や千玄室茶道裏千家大宗匠をはじめ、16名が永年勤続功労の表彰を受けた。続いて、来賓紹介の後、来賓を代表して、大阪ユネスコ協会の中馬弘毅会長が祝辞を述べ、新堂庄二元大阪市会議長の発声で乾杯となり、祝宴が催された。
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祝賀会も満員の盛況であった |