チベットを知り、祈ろう@大阪

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  2012年9月10日、大阪市天王寺区の浄土宗應典院を会場に、「宗派を超えてチベットの平和を祈念し、行動する僧侶・在家の会(通称「スーパーサンガ」)の第3回結集行事として、『チベットを祈り、知ろう@大阪』が開催された、各宗派の僧侶をはじめチベット関係者約70名が参加した。

  中国共産党政府による拷問や戦闘等によって、これまでに殺害されたチベット人は120万人にのぼるという数字もあるが、最近、中国によるチベット人への弾圧がさらに強化され、一両年で49人の若い僧侶たちが抗議の焼身自殺を遂げているにもかかわらず、日本政府は、この中国政府による人権弾圧に対して見て見ぬふりをしている。

應典院では、各宗派合同で追悼法要が営まれた表
應典院では、各宗派合同で追悼法要が営まれた

  そこで、スーパーサンガでは、抗議の焼身自殺を遂げた僧侶や中国政府によって殺された多くのチベット人たちの追悼供養を、上田尚道高野山真言宗明王院主の導師の下、同会副代表の田中利典金峯山修験本宗宗務総長をはじめ、天台宗・日蓮宗・浄土真宗・時宗・融通念佛宗等の各宗派僧侶が出仕して厳修された。三宅善信代表も、同会顧問として参列した。

  この後、映画『チベットの少年オロ』が上映され、続いて、同映画を制作した岩佐寿弥監督とチベット密教研究者の平岡宏一清風学園校長と應典院代表の秋田光彦浄土宗大蓮寺住職によるトークセッションが行われた。さらに、「今、チベットで何が起こっているか」を一般の人々に訴えるため、大阪の繁華街千日前通をミナミまでデモ行進した。




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