現代日米ビジョンの構築』パネルに

12月04日

  2012年12月4日、大阪大学中之島センターにおいて、『進化と繁栄を共有するためのマンスフィールド財団タスクフォース「現代日米ビジョンの構築」』パネルが国際公共政策関係者や経済関係者ら約70名が参加して開催された。関西電力顧問の藤洋作原子力安全システム研究所らと共に三宅善信代表も参加した。

大阪大学中之島センターで開催された『現代日米ビジョンの構築』パネルの様子
大阪大学中之島センターで開催された
『現代日米ビジョンの構築』パネルの様子

  このプログラムは、11年間の長きにわたって駐日米国大使を務めたマイク・マンスフィールドの功績を讃えて、米亜関係における理解と協力をプロモートするために設立されたシンクタンクであるマンスフィールド財団(本部ワシントンDC)の主催によるものである。この日のパネルでは、デビッド・ボーリング副所長がモデレータとなって、トーマス・シーファー前駐日米国大使や、エマ・エーバリー米国議会調査局アジア専門官、ミレヤ・ソーリスブルッキングス研究所北東アジア研究センターシニアフェロー、星野俊也大阪大学国際公共政策研究科長らが、中国の台頭下における東アジアの現状についてパネル討議を行った。

トーマス・シーファー前駐日米国大使と三宅善信代表
トーマス・シーファー前駐日米国大使と三宅善信代表

  パネリストによる討議の後、フロアの参加者を代表して、三宅善信代表は「日本の外交政策の選択肢として、北朝鮮に対する六者協議やTPPといったマルチ(多国間)のシステムに埋没するよりも、日本は各国に対して個別に一対一で交渉するほうがプレゼンスを示せるのではないか」という観点から議論を展開し、また、藤洋作氏は、日本のエネルギー安全保障政策の観点からの質問を行った。




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