大阪でチベット殉難者追悼法要

3月10日

  2013年3月10日、チベット仏教の最高指導者でノーベル平和賞の受賞者でもあるダライ・ラマ14世のチベット脱出記念日には、今なお苛烈さを増す中国共産党政権の民族抑圧政策に抗議して、世界各地でチベット殉難者の慰霊追悼法要が行われた。

チベット追悼法要で導師を勤める三宅善信代表
チベット追悼法要で導師を勤める三宅善信代表

  大阪では、日本一の超高層ビル「あべのハルカス」付近の繁華街で、宗派を超えてチベット平和祈念し、行動する僧侶・在家の会の僧俗が「ピースウオーク(平和行脚)」を行った後、天台宗天鷲寺を会場にチベット殉難者の慰霊追悼法要を行った。

  毎年、真言・天台・浄土・禅・法華等の仏教諸宗派から僧侶が出仕して実施されるこの法要は、今年は初めて神道を代表して三宅善信師が導師(祭主)を勤めて、神仏合同の様式で仕えられ、仏式の「表白文」に代わって神式の「祭詞」が奏上された。

落語家桂七福さんの高座の様子
落語家桂七福さんの高座の様子

  法要に続いて、上方落語の桂七福さんが『チョビット・チベット』と題する創作落語を奉納し、大いに盛り上がった。なお、この日の導師を勤めた三宅師は、前日、東京で開催されたチベット亡命政府のツェリン・ワンチュク厚生大臣とチベットの現状について意見交換した内容を法要の祭詞に盛り込んだ。





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