カトリック司教協議会が「自死」シンポ

2013年9月16日

 2013年9月16日、日本各地に台風18号による豪雨被害がもたらされる中、大阪梅田のカトリック教会サクラ・ファミリア聖堂を会場に、日本カトリック司教協議会主催のシンポジウム『宗教者の使命――自死をめぐって』が開催された。

カトリック梅田教会で開催された「自死」シンポジウム
カトリック梅田教会で開催された「自死」シンポジウム

カトリック司教協議会諸宗教部門の担当者である岡田武夫東京大司教と、杉本脩子全国自死遺族総合支援センター代表が、新幹線の不通により参加できなったのをはじめ、パネリストで仏教界の重鎮である天台宗の堀澤祖門叡山学院院長と臨済宗の西村惠信禅文化研究所所長の両師も、滋賀県と京都府に発令された初の大雨特別警報によってJR在来線も止まったので参加することができず、当初から予定されていたパネリストで出席できたのは三宅善信代表のみとなった。

フロアからの質問に答えるパネリストの三宅善信代表
フロアからの質問に答えるパネリストの三宅善信代表

 しかし、台風の被害が先に解消してきた西日本方面から参加した宮原良治福岡司教が岡田東京大司教の代わりに主催者として挨拶をし、熊本の東西霊性・諸宗教対話センターの園田善昭神父と諏訪榮二郎高松司教の2人がパネリストのピンチヒッターを務められた。また、この日の参加者の中で唯一の仏教僧であった岡山県の中村殊萌真言宗大覚寺派高澤寺住職(前大覚寺派教学部長)も、急遽、パネリストに加わり、現代日本社会における自死をめぐる様々な問題について、仏教者としての立場から当シンポジウムの内容を深める貢献をした。




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