南山大学で平和大学講座

2014年3月6日

2014年3月6日、名古屋市の南山大学で公益財団法人世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員平和研究所主催の「平和大学講座」が開催され、三宅善信代表が、田中庸仁真生会会長、樋口美作前日本ムスリム協会会長、森脇友紀子カトリック東京大司教区アレルヤ会会長らと共に、パネリストの一人として出席した。

南山大学で開催されたWCRP平和大学講座
南山大学で開催されたWCRP平和大学講座

 三宅代表は、昨年11月にウィーンで開催された第9回WCRP世界大会のテーマである『Welcoming the Other: Action for …』の後に続く3つの副題、すなわち、@Human Dignity (人間の尊厳)、ACitizenship (市民権)、BShared Well-being (富の分配)のそれぞれを、@質的(Quality)、A制度的(System)、B量的(Quantity)な概念と分類し、そもそも@の「理念の言語化」やAの「制度の確立」といった分野では、欧米人と比べて日本人は圧倒的に不利であったが、長年それを補ってきたのがBの日本からの資金提供力であった。

WCRP平和大学講座で熱弁を揮う三宅善信代表
WCRP平和大学講座で熱弁を揮う三宅善信代表

しかし、この度、KAICIID(サウジ国王)という大パトロンがWCRPに付いた以上、創設者としての日本の優位性が大いに失われた。そこで、今後のWCRP日本委員会が取るべき方途としては、SNSを利用した即応性を持った発信力の育成と、@とAの分野で欧米と互角に渡り合える人物を日本の代表として国際舞台に出させるべきだと自説を展開した。




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