WCRP復興円卓会議in仙台

2014年5月19日〜20日

2014年5月19・20両日、仙台国際センターにおいて公益財団法人世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会(杉谷義純理事長)主催の『復興に向けた宗教者円卓会議 in 仙台』が開催され、宗教界はもとより、世俗のNPO関係者だけでなく、村井嘉浩宮城県知事や岡本全勝復興庁統括官といった行政関係者も参加して、活発な論議が展開された。

WCRP復興円卓会議の様子
WCRP復興円卓会議の様子

従来、わが国においては、行政と宗教界の間には高い「壁」があったが、未曾有の大災害である東日本大震災は、そのような「壁」をも越えて、相互に協力し合う気運が芽生えた。その証拠に、『震災復興の課題と宗教者への期待』と題した基調発題が、復興庁統括官や元内閣官房震災ボランティア連携室室長といった行政サイドから行われ、それに宗教者側が応答するという形式が取られ、地元のテレビ局もニュースとして大きく取り上げた。

宗教界の協力に期待する旨の挨拶を行う村井嘉浩宮城県知事
宗教界の協力に期待する旨の挨拶を行う村井嘉浩宮城県知事

他にも、『心のケア』や『地域コミュニティ再構築』や『地域における社会的弱者への寄り添い』というテーマでセッションが行われ、来年3月に仙台で開催される「第3回国連防災世界会議in仙台」へのコミットを強めることが提案された。なお、本円卓会議には、WCRP日本委員会理事として三宅善信代表も参加した。




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