三宅代表 佛教青年会で講演

2015年1月19日


2015年1月19日、ホテル日航大阪において、大阪府佛教青年会主催の新年互礼会・研修会が開催された。平田教信会長の挨拶に続いて、神道国際学会理事長でもある三宅善信代表が『日本人の宗教観について』と題して記念講演を行った。

佛教青年会で基調講演を行う三宅善信代表
佛教青年会で基調講演を行う三宅善信代表

三宅氏は最初に、モーセの「十戒」と仏教の「十善戒」を材料に取り上げて「殺生」についての東西比較を行い、続いて、あらゆるものに「いちの」があるとするアニミズムの世界であった古代日本に「カミ」として受容された「ホトケ」の意味について解説した。さらに、アニミズム的世界観から捉えた「供養」という概念を解説し、「ハレ」の典型である「祭」と、「ケ」の典型である「葬」という一見、正反対のイベントが実はまったく同じ構造によって催されていることを究明し、今後の日本宗教界のあり方に示唆を与えた。

現代の死と葬りについて書かれた近著を紹介する三宅善信代
現代の死と葬りについて書かれた近著を紹介する三宅善信代

講演会と質疑応答に続いて、新年の互礼会となり、青年会だけでなく、シニアの大阪府佛教会の井桁雄行会長他の幹部も加わって、懇親のひとときを過ごした。

新年互礼会で歓談する様子
新年互礼会で歓談する様子




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