国際宗教同志会の会長が交代

2015年2月12日


2015年2月12日、金光教泉尾教会の神徳館国際会議場で開催された国際宗教同志会の平成27年度総会で、昨年度の活動報告と決算承認、今年度の活動計画と予算案が上程され、原案通り承認された。また、これまで、東日本大震災等の困難な時代に2期4年間にわたって会長を務め、国宗のバチカン訪問や国際自由宗教連盟世界大会参加などの成果を挙げた村山廣甫曹洞宗審事院副院長(曹洞宗東光院住職)の会長退任と、70周年を迎えるに当たって、初期からの会員であった西田多戈止一燈園当番の新会長就任が承認された。

国際宗教同志会会長の就任挨拶をする西田多戈止一燈園当番
国際宗教同志会会長の就任挨拶をする西田多戈止一燈園当番

続いて、外務省の三輪昭関西担当特命全権大使を講師に迎え、『わが国を取り巻く国際環境』という演題で、基調講演を行った。三輪大使は、明治維新から七十年が経過した頃に太平洋戦争が勃発し、それから七十年が経過した現在、中東やアフリカ問題で手一杯で、東アジアのことまで関心が及ばない欧州や軍事的地位低下の著しいアメリカと間隙を縫って台頭してきた中国が東アジアの安定に及ぼす悪影響について判りやすく解説し、聴講した国宗会員諸師との質疑応答を行った。

三輪昭関西担当大使の講演に耳を傾ける国宗会員諸師
三輪昭関西担当大使の講演に耳を傾ける国宗会員諸師




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