融通念佛宗開宗900年万部法要

2015年5月1〜7日


2015年5月1日から7日まで、総本山大念佛寺において、融通念佛宗開宗900年、大通上人300回大遠忌万部大法要が、倍巌良舜管長大導師の下に営まれ、連日、大勢の参拝があった。大阪府の無形文化財にも指定されている「25菩薩による万部お練り行列」に加えて、大法要の折にのみ加わる地蔵菩薩も含めた26菩薩お練り行列を拝した。

菩薩による奉献物の伝具
菩薩による奉献物の伝具

融通念佛宗は、平安時代末期の永久5年5月、天台宗の僧侶良忍(聖応大師)が洛北大原来迎院にて声明の修行中、阿弥陀如来から速疾往生するための天啓「一人一切人、一切人一人、一行一切行、一切行一行、十界一念融通念仏、億百万編功徳円満」を授かり、自他の念仏が融通し合う称名念仏によって往生できるという境地に至った。その後、四天王寺に参籠中に見た夢に基づき、後鳥羽上皇の勅願で摂津国平野の地に修楽寺を建立し、これがわが国の念仏系教団の草分けとなった大念佛寺となった。

 各宗派の代表らと共に装束を着用して参列する三宅善信代表
各宗派の代表らと共に装束を着用して参列する三宅善信代表

例年の万部法要では、期間が5月1日から5日までの五日間であるが、今年は式年の大法要であるため、七日間にわたる万部法要が勤められ、5月6日には三宅善信代表も列席した。




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