上賀茂神社で式年遷宮

2015年10月15日


2015年10月15日、平安京遷都以前から山城国(当時は「山背国」)の地に鎮座する賀茂別雷神社(通称「上賀茂神社」)の第42回式年遷宮の儀が、宵闇迫る中、田中安比呂宮司祭主の下に厳修された。

宵闇の中、古式ゆかしく遷宮の儀が斎行される
宵闇の中、古式ゆかしく遷宮の儀が斎行される

21年に1度斎行される上賀茂神社の式年遷宮は、本殿その他の建物が国宝あるいは重要文化財に指定されているため、伊勢の神宮のように、そっくり全てを建て替えることができないため、檜皮葺の屋根の葺き替え等の「修復」となった。

遷宮の儀を終えて楼門前で
遷宮の儀を終えて楼門前で

祭事には、天皇陛下からの勅使である羽倉信夫掌典をはじめ、田中恆清神社本庁総長や山田啓二京都府知事・門川大作京都市長、フランス在京都総領事シャルランリ・ブロソー氏、出口紅大本教主、鹿島則良全国神社会代表らが参列者を代表して拝礼した。三宅善信代表も、招待者の一人として、この神事を間近で拝した。

全国神社会代表の鹿島則良鹿島神宮宮司と三宅善信代表
全国神社会代表の鹿島則良鹿島神宮宮司と三宅善信代表

上賀茂神社の社殿奉斎様式は独特で、本殿の左隣に本殿と形も大きさもまったく同じである権殿が常設されており、遷宮による「本殿修復」の期間中だけ、ご神座が権殿に仮安置されて、修復作業が済むと、ご祭神が真隣の本殿に還御するという形式を取る。




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