ソルトレイクで万国宗教会議

2015年10月15日〜19日


2015年10月15日〜19日、米国ユタ州のソルトレイクシティで万国宗教会議2015が『人間の心を取り戻す:慈悲と平和と正義と持続可能性ある世界のために共に働く』をテーマに開催され、世界各地から約1万人の宗教関係者が一堂に会した。

諸宗教対話セッションでコメンテーターを務める三宅善信代表
諸宗教対話セッションでコメンテーターを務める三宅善信代表

コロンブスの新大陸発見400周年を記念した1893年のシカゴ万博の企画として開催された歴史的な万国宗教会議の精神を継承して、100周年に当たる1993年にシカゴで開催された万国宗教会議は、ダライ・ラマ14世や南アのネルソン・マンデラ大統領などのノーベル平和賞受賞者たちを基調講演者に迎えて、これまで数年毎に、ケープタウン、バルセロナ、メルボルンと各大陸をめぐって、それぞれ数千人規模の参加者を集めて開催されてきたが、今回のソルトレイクシティでの大会では、サウジアラビアの前国王の肝いりで設立された諸宗教対話組織KAICIIDとクレアモント・リンカーン大学がメインスポンサーとなり、参加者数が遂に1万人を超す大規模なものとなった。

環境問題セッションでコメンテーターを務める三宅代表
環境問題セッションでコメンテーターを務める三宅代表

しかしながら、日本の宗教教団からの参加は年々少なくなり、今回、展示ブースを設けていたのは、創価学会とBCA(浄土真宗本願寺派の米国教団)だけであった。また、前大会に続いて参加した三宅善信代表は、「カナダ最大の都市トロントにおける諸宗教対話の取り組み」と、「ソルトレイクシティにおける環境問題への取り組み」をテーマにしたセッションでコメンテーターを務めるだけでなく、地元のテレビ局からも取材されていた。

地元テレビ局のインタビューを受ける三宅代表
地元テレビ局のインタビューを受ける三宅代表



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