WCRPがミャンマー代表を迎えてシンポ

2016年4月6日

2016年4月6日、仏教・キリスト教・ヒンズー教・イスラム教など10名のミャンマー宗教指導者を迎えた公開シンポジウム『他者と共に生きる歓びに向けた実践と課題』が妙智会教団本部の施設で始まった。主催者の挨拶に続いて、ヤンゴン大司教のチャールズ・ボー枢機卿と「マバタ」代表代理のダーマピヤ・サヤドウ大僧正とイスラム・センター理事長のアル・ハッジ・ウ・エ・ルウィン師の三師が基調講演を行った。

ミャンマーの宗教代表を迎えてWCRP日本委員会がシンポを行った
ミャンマーの宗教代表を迎えてWCRP日本委員会がシンポを行った

続いて、残りの7名も加わった10名が登壇して、表記のテーマでパネル討議を行った。休憩を挟んで、日本側からの応答を眞田芳憲WCRP平和研究所長と樋口美作日本ムスリム協会理事の2師が行い、フロアから質疑応答を受けて、シンポジウムは終了した。欧米では、「多数派の仏教徒が少数派のイスラム教徒を虐待している」というような意見が声高に叫ばれているが、今回の参加者の発言を聴く限りは、イスラム教徒を含めて、各宗教が非常に自己抑制的に活動していることが判った。

ミャンマーの宗教代表と意見交換する三宅善信代表
ミャンマーの宗教代表と意見交換する三宅善信代表

シンポジウム終了後、会場を京王プラザホテルに移して、日本とミャンマーの宗教者の間で懇親会が持たれた。なお、三宅善信代表は、WCRP日本委員会の理事としてこのシンポジウムに参加した。

ミャンマーと日本の宗教代表による懇親会
ミャンマーと日本の宗教代表による懇親会



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