■ 宗教界の動き ■


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10月前半の宗教界の動き (0010F)
宗教界にもバブルのつけが飛び火しました。

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☆開創1100年で記念法要
9月28日から10月2日まで、今年開創1100年を迎えた真言宗山階派(上田光仁宗務長)大本山勧修寺(筑波常遍門跡)では、記念法要が厳修された。


☆比叡山で世界平和と朝鮮半島統一祈る
10月1日、比叡山延暦寺では、第5回「中韓日三国天台宗世界平和と韓(朝鮮)半島統一祈願法要」が執り行なわれた。大導師は小林隆彰比叡山延暦寺前執行。関係者30人余がその祈願に参加した。


☆立正佼成会「一乗宝塔」を建立
10月1日、立正佼成会(酒井教雄理事長)では、「庭野開祖常住此説法のご座処」とする『一乗宝塔』が本部・法輪閣庭園内に完成し、5,000人が参列して建立式が執り行なわれた。


☆ローマ教皇が列聖式で中国と対立
10月1日、教皇ヨハネ・パウロ2世は、中国での殉教者120人を聖人とする列聖式を行なった。その大部分は、清朝時代のアヘン戦争や義和団事件の際の犠牲者であるが、共産党政府寄りの中国国内のカトリック教会指導部は、これを「欧米列強による植民地主義を肯定するもの」として批判している。


☆新世紀冒頭に『金光教宣言』を発表
10月1日から10日まで、岡山県浅口郡金光町の金光教本部(森定斎教務総長)で、金光平輝教主の祭主によって「生神金光大神大祭」が執り行なわれ、全国各地から約6万人の信奉者が参拝した。新世紀冒頭に『金光教宣言』を発表することや、2003年の教祖(没後)120年に向け新たな教祖伝を編纂刊行することなどが示された。


☆全国修法師懇話会九州教区福岡大会に250人
10月2・3日の両日、日蓮聖人の「御真骨」を格護する日蓮宗本佛寺(佐野前暁住職)では、「第31回全国修法師懇話会九州教区福岡大会」が開催され、全国から過去最多の250人の修法師が参集した。


☆ユダヤ教がカトリックとの対話無期延期
10月3日、「ユダヤ教=キリスト教の対話の日」が、ローマで行われることになっていたが、無期延期された。バチカン側の最近の動向(ユダヤ教徒を邪教視した教皇ピオ9世を列副したなど)にユダヤ教側が困惑しており、それが不参加決定につながった。


☆御室派青年教師会25周年
10月3日、真言宗御室派青年教師会(吉田正裕会長)の創立25周年を記念して、総本山仁和寺では、庭儀大曼荼羅供法要が厳修され、同青年教師会から62人が参列した。


☆庭野開祖一周忌で遺徳を偲ぶ
10月4日、立正佼成会(酒井教雄理事長)は、東京・杉並の大聖堂で、ちょうど1年前に逝去した庭野日敬開祖の「入寂会」を営んだ。宗教界はじめ各界の来賓や会員ら6,200人が庭野日敬開祖の遺徳を偲んだ。レルネットの三宅善信代表も参列した。


☆尊瀧院熊野大権現大祭を執行
10月4・5日の両日、修験道の開祖「役行者(えんのぎょうじゃ)1300年遠忌」を迎えた岡山県の修験道総本山五流尊瀧院(宮家道玄管長)では、伝統行事・役行者神変大菩薩権現大祭「熊野大権現大祭」を執行した。


☆松本前貫主一周忌法要を厳修
10月6日、奈良県生駒市の真言律宗大本山宝山寺では、松本實道前貫主の「一周忌法要」が営まれ、僧俗約200人が参列した。


☆相国寺で島薗教授が講演
10月6日、臨済宗相国寺派大本山相国寺の教化活動委員会(佐分宗順委員長)は、島薗進東京大学教授を講師に迎え、同寺でカルト宗教についての研修会を開催した。


☆真如苑 鳥取県西部地震に義援金300万円
10月6日に発生した鳥取県西部地震に対し、真如苑(伊藤真聰苑主)は地震で大きな被害を受けた地域に合計300万円の義援金を送った。また教団の救援ボランティア組織SERVのメンバーは8日から現地に入り、緊急救援活動を行なっている。


☆辯天宗 秋季大祭に2万人
10月7・8日の両日、辯天宗(大森慈祥管長)は、教団発祥の地、奈良県五條市の大和本部で秋季大祭を執行、のべ2万人が参拝した。病気療養中の大森慈祥管長に代わって長男の大森光祥宗務総長が祭主を務めた。


☆大本山妙心寺に全国から9,300人参加
10月7日から13日まで、臨済宗妙心寺派(松山寛恵管長)の御詠歌組織である花園流無相教会(小笠原照道詠鑑)の全国奉詠大会・第50回記念大会が大本山妙心寺で開催された。全国から9,300余人が参加した。


☆ゴスペルの夕べ
10月8日、高野山常喜院の加藤栄俊住職は、自坊を開放して「ゴスペルの夕べ」と題しコンサートを主催した。出演は、大阪女学院短期大学ゴスペル部。


☆中村元博士の一周忌追悼記念講演
10月9日、中村元博士の一周忌追悼記念講演会が、東京・本郷の、東京大学安田講堂で開催され、作家の立松和平氏と瀬戸内寂聴氏が話しした。


☆千宗室宗匠が献茶奉仕
10月9日、第51回黒住教献茶祭(黒住教奉賛会主催)が、本部・神道山(神道山)で開催された。今年は教祖神150年大祭の期間中の開催ということもあり、約2,500人の市民らで賑わいをみせた。


☆日中韓国際仏教文化交流協会で趙樸初氏を偲ぶ
10月10日、日中韓国際仏教文化交流協議会(会長=中村康隆浄土門主)は、中国仏教協会・趙樸初会長の追悼法要を京都市の立正佼成会京都教会で執り行なった。約300人が参列し、この程、製作された『日中韓共通聖典』を用いて、趙氏の遺徳を偲んだ。


☆大和銀行 北山別院を提訴
10月10日、(株)大和銀行(本社・大阪市)は、浄土真宗本願寺派(蓮清典総長)の北山別院(京都市左京区)元輪番が、教団手続きで義務づけられている門主の認許を得ずに(株)京阪電鉄と共同して行った墓地造成(事業主体は、新たに設立された(株)北山墓苑)にあたって、大和銀行が融資した2億円の債務保証をした問題で、債務の履行を求める訴えを大阪地裁に起こした。


☆千代田生命破綻で 天台宗 厚生制度運営を「凍結」
10月10日、生保としては戦後最大規模となった千代田生命保険の経営破綻で、東京地裁への会社更生手続き申請から一夜明け、同社に厚生制度の運営を全面委託している天台宗(藤光賢宗務総長)の大津市宗務庁では、事態の対応に追われている。同宗厚生制度への加入者は、有住職寺院約2,300カ寺のうち、約990カ寺・1,890人。加入率は43%。今後更生計画の決定以降は満期給付金の減額が予想されている。


☆「法の華」公判がスタート 宗教活動か、それとも詐欺行為か
10月12日、東京地裁(永井敏雄裁判長)で、宗教法人「法の華三法行」の前代表役員・福永法源被告ら幹部の刑事責任を問う初公判が行われた。詐欺罪に問われている同裁判の争点は、「信者から金を取った行為は、宗教活動だったのか、それとも詐欺行為か」が争われている。


☆妙智會教団開教50周年祝う
10月12日、妙智會教団(宮本丈靖会長)は、ホテルオークラ(東京都)で開催された「妙智會開教50周年記念祝賀会」を行い、宗教界をはじめ各界から400人の来賓が出席した。
同教団は、戦後間もない昭和25年、法華経による先祖供養の行践を根本教義として、宮本ミツ会主が開教したもの。「ありがとう基金」を設立、「子どものための宗教者ネットワーク」を開催するなど、恒久平和実現に向けてたゆみない活動を続けている。


☆本能寺第138世晋山式
10月13日、京都市中京区の法華宗本門流大本山本能寺で、岡本日亘第138世貫首の晋山式があり、門末寺院住職や檀信徒ら400人が随喜した。


☆日韓宗教者協議会創立30周年総会開催される
10月13日、大阪市の金光教泉尾教会(三宅龍雄教会長)を会場に、日韓宗教者協議会創立30周年記念総会(http://www.relnet.co.jp/kokusyu/brief/news1.htmへ飛べるように)が開催された。韓国宗教協議会(李載錫会長)からの代表34名を含む約100名の宗教者が、エコロジーの方法論を援用して宗教の共生・共栄について論じ合った。


☆千年祭を斎行 粟田神社
10月15日、京都市東山区の粟田神社(佐々貴頴宮司)では例祭「粟田祭」が千年の節目を迎え、記念の"巡行千年祭"が斎行された。7日には国指定重要無形文化財「備中神楽」が奉納される。


☆光華女子学園60周年記念式典
10月15日、真宗大谷派(木越樹宗務総長)の関係校・光華女子学園(左藤孜理事長)の創立60周年記念式典が営まれた。教職員・学校関係者をはじめ関係者ら500人余が参列した。


☆真如苑ミュンヘンに新精舎
10月15日、真如苑(東京都立川市)ではドイツのミュンヘン郊外にある住宅街に新精舎「真如苑ドイツ・ミュンヘン」が完成し、伊藤真聰苑主を導師に落慶入仏開眼法要を執行した。


☆政治家は信仰篤くともしゃべり過ぎるな
宗教と政治に関する世論調査では、アメリカ人の10人に7人は、信仰の篤い大統領を良しとしているものの、政治家が自分の信仰について多く語るのを聞きたいとは思わない。との結果が示された。民主党の副大統領候補に初のユダヤ教徒リーバーマン上院議員が指名されたことを指すものとみられる。


☆聖書を読んで"金"14個? ドイツ選手団
シドニーオリンピックに出場したドイツ語圏(ドイツ・オーストリア・スイス等)の選手たち全員に、スポーツ選手版ドイツ語聖書(ドイツ聖書協会発行)が無料配布された。プロテスタント最大の教派EKD(ドイツ福音教会)とドイツカトリック司教会議によるもの。成果が上がったのか、ドイツ選手団は金メダル14個を獲得した。


☆神社所有の土地101万uを処分 携帯電話の普及とも関連
全国の神社が所有する土地のうち、平成11年中に神社本庁の承認を経て処分された面積が、東京ドーム約21.5個分にあたる約101万平方メートルとなった。自治会・町内会など「地縁による団体」の法人化にともなう神社からの土地の贈与や、携帯電話の普及による電波塔の施設用地への提供が多くなってきているのではないかと、神社本庁では分析している。


☆英女王がバチカンを訪問
英国国教会(カンタベリー大主教)の首長でもあるエリザベス女王が、1980年以来20年ぶりに2度目のバチカン訪問を行い、教皇ヨハネ・パウロ2世と会談した。女王は北アイルランドでのカトリックとプロテスタント間の問題にバチカンの果たした役割を評価した。


☆世界救世教いづのめ教団アフリカ布教
世界布教を重点課題としている、世界救世教いづのめ教団(渡辺哲男理事長)のアフリカ布教が進展を見せている。アンゴラでは1991年に布教が始まり、信徒数は約3,000人。アフリカでは他5カ国に教線が伸びている。


☆真宗誠照寺派内の僧階全廃へ
一昨年、「宗祖親鸞聖人の精神にもとる」と大僧正を自ら返上した二條秀政真宗誠照寺派法主は、派内の僧階を全廃する意向。また続けて教学や天台宗の影響を受けている声明、作法面で宗風の刷新を続けていきたい考え。


☆カトリックの優位性?
このほど、バチカン(ローマ教皇庁)から発表された「ローマ・カトリック教会が他のすべての教会的共同体(=プロテスタント各派を指す)より優越している」という趣旨の回勅『ドミヌス・イエズス(主イエス)』に、プロテスタント各派から反論が相次いでいる。バチカン主催のキリスト紀元2000年という「大聖年」の行事にプロテスタント各派の反応が良くなかったこととも絡んで、問題が複雑化している。