■ 宗教界の動き ■

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇

10月前半の宗教界の動き (0110F)

米国の「アフガン攻撃」に反対する動きがありました。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇  

☆庭野日敬開祖三回忌入寂会
10月4日、立正佼成会本部(庭野日鑛会長・東京都杉並区)大聖堂において、2年前のこの日に逝去した同会の開祖である故庭野日敬師の三回忌法要に当たる「入寂会」が営まれ、故人を偲んで、宗教界からも多数の参拝があった。


☆諏訪神社で「長崎くんち」が開幕
10月7日、長崎市の秋を彩る「長崎くんち」が始まった。祭は午前7時の『おらんだ漫才』で開幕。中国風の「龍踊(じゃおどり)」が登場。今年当番の6つの踊町が、国の重要無形民俗文化財の「奉納踊」を次々に披露し、境内の桟敷席には3,000人の観客が詰めかけた。なお、奉納踊は、市内各所にも繰り出し、9日までの3日間、長崎は「くんち(元来は、「九日=くにち」の意)」一色になった。


☆宗教者はカルトをどう認識するか?
10月8日、『カルトか宗教か』をテーマにした公開講座(主催:日本脱カルト研究会=JDCC、代表=高橋紳吾東邦大学助教授)が、東京・三田の慶應義塾大学で開催された。サブテーマは『宗教者はカルトをどう認識するのか』で、仏教・キリスト教・新宗教関係者とジャーナリストの5人が意見を述べた。


☆東大寺第217世 橋本聖圓別当が普山
10月10日、華厳宗総本山東大寺の大仏殿で、第217世東大寺別当並びに同宗管長に就任した橋本聖圓大僧正の「東大寺住職普山伝燈奉告法要」が厳修された。


☆新潟で第38回全日本仏教徒会議開催
10月10〜11日、(財)全日本仏教会(大谷暢顕会長)と新潟県仏教会主催による第38回全日本仏教徒会議新潟大会が、同県長岡市で開催された。『わたしのいのち あなたのいのち 尊いいのち」を大会スローガンにしてして、仏教徒としていのちの尊さの意義を広め、人類の幸せと世界平和のためさらに努力していくことを宣言した。


☆唐招提寺に趙樸初記念碑
10月11日、日中韓国際仏教交流協議会(中村康隆会長)は、日中の仏教交流に尽力した元中国仏教協会会長故趙樸初氏(全国人民代表者会議=国会に相当、の常務委員も永年勤めた)の3回忌法要と記念碑除幕式を、奈良市の律宗総本山唐招提寺で営んだ。中国からは未亡人の陳邦織氏、刀述仁中国仏教協会副会長らが来日した。


☆ワシントンの大司教が信者に断食要請
10月11日、米国カトリック教会ワシントン教区大司教のセオドア・マカリック枢機卿は、米国とアフガニスタンの「戦争」が終結するまで週に1日断食するよう、市内の聖マタイ大聖堂で行われたミサで、教区内の全カトリック者に呼びかけた。


☆日蓮宗池上本門寺の万燈講中に30万人
10月11〜13日、日蓮聖人入滅の霊場である日蓮宗大本山池上本門寺(酒井日慈貫首、東京都大田区)で、「お会式」が盛大に行なわれた。この期間中、10月13日の日蓮聖人の命日を偲ぶ法要が営まれ、命日前夜の「お逮夜」に行う万燈講中は、江戸時代からの池上の名物行事となっており、30万人が参加した。


☆「靖国」テーマに 大阪国際宗教同志会が例会
10月12日、妙道会教団本部(佐原慶治会長・大阪市天王寺区)において、大阪国際宗教同志会(大森慈祥会長)の平成13年度第3回例会が開催され、ロンドン大学日本宗教文化研究所長のジョン・ブリーン博士が『様々な靖国神社』と題する記念公演を行なった。また、例会に先だって開催された理事会(三宅龍雄理事長)で、米国によるアフガニスタンへの軍事攻撃の即時停止を要請を採択し、ブッシュ大統領宛に送致した。


☆アロヨ大統領が靖国問題を
10月12から15日の日程で、民間主催の商取引に関する会合出席のため来日したフィリピンのアロヨ大統領は、小泉首相との会談で、首相の靖国神社参拝やODA(政府開発援助)の削減問題などを協議したもよう。


☆ナイジェリアで宗教抗争、200人が死亡
10月13日、ナイジェリア北部の最大都市カノで、米国主導のアフガニスタン空爆に反対する抗議デモをきっかけに、イスラム・キリスト両教徒の衝突が発生、武装グループの襲撃があり、少なくとも200人が殺害された。


☆妙智會が開教51周年式典
10月14日、妙智會教団(宮本丈靖会長)では、開教51周年記念式典を、大改装を終えたばかりの本殿大講堂(東京都渋谷区)で行ない、全国から6,500人の会員が参集。宮本会長が「合掌の社会を作ることが私の念願である」と語った。


☆灘けんか祭で死者
10月15日、「灘のけんか祭」本宮において、姫路市白浜町甲のお旅山ふもとの練り場で、57歳の男性が、倒れてきた重さ350kgの御輿(みこし)の下敷きになり死亡した。飾磨署の調べでは、事故が起きたのは、3基の御輿がぶつかって倒し合う祭の呼び物の最中だった。この祭で死者が出たのは1991年以来。

戻る