「壁」をテーマにコルモス会議

2017年12月26〜27日

2017年12月26~27日、ANAクラウンプラザホテル京都で、第64回コルモス研究会議(現代における宗教の役割研究会)が『壁を越え、つながりをつくる~排除と孤立の時代に向き合う~』をテーマに開催され、研究機関や宗教界の代表ら約60名が参加し、三宅善信代表も、コルモスの常任理事として出席した。

コルモス研究会議で開会の挨拶を行う大谷光真浄土真宗本願寺派前門主
コルモス研究会議で開会の挨拶を行う大谷光真浄土真宗本願寺派前門主

12月26日午後1時、会長である大谷光真浄土真宗本願寺派前門主の開会挨拶に続いて、副会長である島薗進上智大学教授が開会の辞を述べ、まず、寺戸淳子専修大学専任講師が『国際ラルーシュ共同体運動がめざす平和への道』と題してひとつめの基調講演を行った。記念撮影に続いて、三木英大阪国際大学教授が『多元化する日本の宗教~国内におけるニューカマー宗教の伸展』と題してふたつめの基調講演を行った。

懇親会でスピーチを行う呉善花拓殖大学教授
懇親会でスピーチを行う呉善花拓殖大学教授

5時から、同ホテルにおいて懇親の晩餐会が行われ、新しく会員に加わった研究者や久しぶりの参加となった宗教指導者などがスピーチを行った。さらに、7時半から、理事会が開催され、今年度の決算や来年年度の予算が審議可決され、長年の懸案であるコルモス研究会議の公式ウェブサイトをはじめとする研究成果の社会還元のあり方等について審議された。

理事会で意見を述べる三宅善信代表
理事会で意見を述べる三宅善信代表

翌27日午前9時、釈徹宗相愛大学教授の司会で、デウイット・リンジー九州大学訪問研究員、大西英玄清水寺執事補、近藤剛神戸国際大学教授、新田均皇學館大学教授がパネリストをなって『壁を越え、つながりをつくる』をテーマにパネルディスカッションが行われた。

パネル討議で意見を発表する大西英玄清水寺執事補
パネル討議で意見を発表する大西英玄清水寺執事補

昼食休憩に引き続き、午後1時から弓山達也東京工業大学教授の進行によって全体討議が行われ、定刻の4時、副会長の氣多雅子京都大学教授による閉会の辞で、第64回コルモス研究会議は終了した。

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