国際神道セミナー『神々と伝染病』

2020年9月13日

2020年9月13日、キャンパスプラザ京都で第24回国際神道セミナー『神々と伝染病』が開催され、神道国際学会を代表して理事で関西大学のアレク・ベネット教授が開会挨拶を行った後、八坂神社禰宜の野村明義先生が『祇園祭の本質』と題して、大阪大学講師の永原順子先生が『水の中の異界~祭儀・風習に込められた人々の祈り~』と題して、東京工業大学教授の弓山達也先生が『国難と信仰~宗教が宗教であるために~』と題して発表を行った。

キャンパスプラザ京都で開催された第24回国際神道セミナー『神々と伝染病』の様子
キャンパスプラザ京都で開催された第24回国際神道セミナー『神々と伝染病』の様子

コロナ自粛で会場への入場者数が極端に制限されたため、セミナーの模様はネットでオンライン配信されたが、野村先生の発表にはカリフォルニア大学のファビオ・ランベッリ教授が米国から、永原先生の発表には秩父今宮神社の塩谷崇之宮司が埼玉県から、弓山先生の発表にはオスロ大学のマーク・テーウェン教授がノルウェイから、Zoom画面を通じてコメントを行った。

『神々と伝染病』で講師を務めた向かって左から弓山達也、永原順子、野村明義の各師
『神々と伝染病』で講師を務めた向かって左から弓山達也、永原順子、野村明義の各師

続いて、同学会の三宅善信理事長がモデレータを務めてパネルディスカッションを行い、メイルを通じて質問を寄せられた野宮神社の懸野直樹宮司、上賀茂神社の乾光孝禰宜、創価大学の中野毅名誉教授らの質問が紹介され、フロアの関西大学の水野友晴准教授が発表者へ質問を行い、「Withコロナの時代」の新しいセミナースタイルとなった。最後に、同学会を代表して常任理事の芳村正徳神習教教主が閉会の挨拶行い、この日のセミナーは無事終了した。

海外の研究者もオンラインでディスカッションに加わった
海外の研究者もオンラインでディスカッションに加わった

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