第23回斎宮セミナー

2022年9月10日

2022年9月10日、京都嵯峨嵐山駅前のホテルで第23回斎宮セミナー『神話と伝承2』が開催され、共催団体である神道国際学会の理事長として三宅善信代表が開会の挨拶を行った。同セミナーは、野宮神社の懸野直樹宮司が長年、運営に尽力してきた公開文化セミナーである。コロナ禍の昨年は、オンライン配信が中心であったが、今回は久々に聴衆を入れてのセミナーとなった。

斎宮セミナーで講演する滋賀大学の真鍋晶子教授
斎宮セミナーで講演する滋賀大学の真鍋晶子教授

今回のテーマは、昨秋に引き続き「神話と伝承」であり、滋賀大学の真鍋晶子教授が『ケルト神話の魅力』と題して、カザフスタン出身の早稲田大学高等研究所のアンダソヴァ・マラル講師が『日本文化と中央アジアの口承文化』と題して、アイルランド出身のピーター・マクミラン東京大学大学院非常勤講師が『日本古典の不思議』と題して、それぞれの研究成果を発表した。続いて、山階鳥類研究所の奥野卓司所長とユダヤ思想研究家の手島勲矢博士が3名の講師と共にパネリストに加わり、総合討議が行われた。

3名の講演に続いて、懸野直樹宮司の進行で総合討議が行われた
3名の講演に続いて、懸野直樹宮司の進行で総合討議が行われた

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