2025年2月28日
2025年2月28日から3月1日にかけて、同志社大学で第71回現代における宗教の役割研究会研究(略称:コルモス)が始まった。今年のテーマは『AI時代における宗教』である。最初に、コルモス前会長の大谷光真浄土真宗本願寺派前門主が開会の挨拶、続いて島薗進会長が趣旨説明を行った。
初日の公開講演会の司会は小原克博同志社大学学長が務め、奈良女子大学の才脇直樹教授と花園大学の師茂樹教授が独自の視点から研究成果を発表し、コメンテーターの岡山大学の石田友梨准教授を交えてパネル討議を行った。Q&Aセッションでは、三宅善信コルモス常任理事がフロアから「AIの身体性」について質問を行った。
二日目の午前中のセッションは、三宅善信コルモス常任理事がモデレーターを務めて、「宗教の現場でAIがどのように活用されているか」について、浄土宗総合研究所の齊藤舜健主任研究員と宗教情報センターの堀玲子女史と南山大学のロバート・キサラ学長の3名が、それぞれ浄土宗と真如苑とカトリック教会におけるAI利用の実情について報告を行った。午後のセッションは、東京科学大学の弓山達也教授がファシリテーターとなって「ワールドカフェ」方式で議論を深め合った。