2025年8月22日
2025年8月22日、大阪・関西万博の国連スペシャルデーの会場を公式訪問した国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、記念式典において『人類は団結したとき最も強くなる』という国連パビリオンのテーマの下、「昨今の困難な国際情勢の下、過去80年間におよぶ日本の変革の歩みは国際協調主義の手本となった。未来を描くことは政府だけの仕事ではなく、私たち全員に共有の責任がある。そのことを万博は再認識させてくれる」と挨拶を行った。
続いて、万博会場内の迎賓館で午餐会が催され、高円宮承子女王殿下、宮路拓馬外務副大臣、逢沢一郎日本アフリカ連合友好議員連盟会長らと共に15名の来賓の一人として日本国際連合協会関西本部の理事長を務める三宅善信師が招かれた。グテーレス事務総長がまだUNHCRの高等弁務官であった頃から難民支援活動で面識のあった三宅師は、一週間前まで南アフリカで開催されていたG20諸宗教フォーラムで得た現地ズールー語の「ウブントゥ(I am because you are.)」という相互依存の理念を踏まえ、グテーレス事務総長が前日、横浜のTICAD9(第9回アフリカ開発会議)で行ったスピーチの内容を踏まえて、大いに意見交換を行った。