< 2003年度1月 >

布教76年記念祭

 1月26日(日)、会堂広前において、布教76年記念祭が約1,200人の参拝者を集めて仕えられた。布教記念祭は、先代教会長の三宅歳雄師が昭和 2年 1月24日、弱冠24歳の若さで、この泉尾の地で人助けの布教活動を開始したことを記念して毎年行われている。


参拝者に祭典前の講話を行う三宅光雄師

 祭典に先立ち、1時半から、三宅光雄副教会長による「前講」が行われた。午後2時、中正楽(雅楽の一種の吉備楽)に乗せて、三宅龍雄教会長祭主以下、三十数名の祭員が参向して着席、布教76年記念祭が始まった。

 副祭主三宅光雄師の手によって、日本一の大きさを誇る神殿の扉が開かれ、神前には18台の三宝に乗せられた海川山野の神饌物が供えられた。続いて、聖歌『救い主降る』に乗せて、1999年秋、先代の後を承けて教会長を継承した三宅龍雄師が、三代目にあたる長男の三宅光雄師と共に神前に「献燈」を行ない、故三宅歳雄師の救済の業の継承の誓いを新たにした。


「献燈」を行う二代目三宅龍雄師と
三代目三宅光雄師

 「献燈」の後、祭主三宅龍雄師は、神前に祭詞(のりと)を奏上し、玉串を奉奠した。祭詞では、昨年1月の布教75年記念祭から9月の先代教会長三年祭、そして先頃終えたばかりの三宅歳雄生誕百年祭と一年間にわたって仕えられた先代教会長の関連祭事が、未曾有の経済不況期にもかかわらず、無事、行満にいたったことへのお礼と、今秋10月に迎える教祖120年大祭団参に向けて、泉尾教会がとなって取り組む決意であることを親神に奏上した。


祭主として祭詞を奏上する三宅龍雄教会長

 その後、副祭主三宅光雄副教会長の先唱によって『先代恩師親先生報徳拝詞』が全員で唱えられ、先代教会長故三宅歳雄師の遺徳を偲んだ。さらに、信徒会各機関代表の玉串、各地方出社(でやしろ)代表者、参拝者総代の玉串奉奠行った。


祭典の途中に教話を行う三宅龍雄教会長

 続いて、祭主である三宅龍雄師が教話に立ち、「先代歳雄師が布教を開始した当時は、第一次世界大戦による特需景気が急速に後退し、関東大震災が発生、その後の世界恐慌によって日本経済が破綻し、軍国主義による亡国への道を突っ走っていたことと、バブル景気の崩壊、阪神淡路大震災、金融破綻による日本経済の失速が起こった現在の状態が類似していること」について触れ、「今こそ"暮らし向き安心"を約束する泉尾教会の信心の本領を発揮すべき時である」と述べた。さらに、「今年に入ってからますます緊張の高まってきている米国によるイラク攻撃の可能性について触れ、あくまで米国が軍事力の行使を自制するように求め」て、教話を締めくくった。

          03年 1月26日


布教記念祭迎えの行願
 1月17・18両日、大阪府下の各地で布教76年記念祭迎えの行願が実施された。泉尾教会では、毎年この時期、先代教会長の故三宅歳雄師が、昭和2(1927)年の1月に、泉尾の地に人助けの第一歩を記した当時の三宅歳雄師の苦労を偲び、同師が、夜間に近所を巡り、一軒一軒人々の「暮らし向きの助かり」を願われた故事に因んで、1月末の布教記念祭の前に、各地を練り歩き、道行く人々に「御神願」を祈って廻ることになっている。

三宅光雄副教会長を先頭に教会を
出発する行願の一行

         03年01月17〜18日


厄を焼き尽くす「とんど」祭

1月15日(水)、泉尾教会では、祈りの塔拝礼殿において、萬物の神護感謝し、厄払を祈願する「とんど祭(祭主:三宅修神戸灘教会長)」が仕えられた。

毎年、小正月に行われるこのご祭事は、一般に「とんど祭(左義長)」として知られ、正月の門松や古くなった取り替えられた注連縄(しめなわ)や神具、他の神社仏閣で付与された各種の守り札などを、お祓いを受けた炎で燃やし、火具土に返すための「お炊き上げ」の祭事である。


祭主の手によって、1枚づつ炊き上げられる神木

特に、今年、厄年を迎える信奉者らの氏名を書いた神木が、祭主の手によって、天を焦がす勢いの紅蓮の炎の中に投げ込まれる場面は、迫力満点であった。

        03年01月15日


交通安全祈願祭

 1月12日(日)、泉尾教会では、年頭恒例の交通安全祈願祭(祭主:三宅光雄副教会長)が仕えられ、数多くのドライバーが参拝した。


1台づつお祓いを受け交通安全を祈願した

 会堂広前で仕えられた交通安全祈願祭に引き続き、祈りの塔拝礼殿前の広場では、この日、持ち込まれた120台以上の乗用車・バン・トラックなどが、丁寧に1台1台お祓いを受け、昨年1年間の神護感謝と今年1年間の安全を祈願した。

       03年01月12日


各会社の初出相次ぐ

 1月6日から11日にかけて、泉尾教会と縁の深い会社の新春初出が相次いで行われ、各社ともに今年の社内安全と業績向上を願っていた。


初出の参拝をする泉陽株式会社(1月6日)

       02年01月06〜11日


長寿者の集い

 1月5日(日)、「先代恩師親先生生誕百年祭」の前に、今年80歳を迎えたご長寿の信者を招いて、教会長から特別の表彰(メダルの授与)が行われた。

 これは、生前三宅歳雄先代教会長の生誕祭が1月8日に教会を挙げて祝われていたことから、満96歳まで長命であった先代教会長にあやかって、高齢の信者の長寿を願うために行われている行事である。


三宅龍雄教会長と共に神前で記念撮影をする長寿者たち

 今年、満80歳を迎える信者は、三宅龍雄教会長からひとりひとり表彰を受け、暫し談笑した後、神前で記念撮影を行った。

        03年01月05日



成人感謝祭

 1月3日(金)、泉尾教会では、今年成人式を迎える20歳の青年たちの感謝祭(祭主:三宅光雄副教会長)が広前で仕えられ、新成人としての誓いを新たにした。


振り袖姿で神前に玉串を供える新成人たち

 また、参拝した新成人たちには順番に神前で玉串を奉奠し、お結界で三宅龍雄教会長からひとりひとりに「祈りの色紙」が下賜された。

      03年01月03日



元旦祭と三が日の広前

 1月1日(祝)、新春を迎えた泉尾教会では、早朝5:50の年始参拝に続いて9:30から、広前で元旦祭(祭主:三宅光雄副教会長)が仕えられ、着飾った信奉者が参拝した。


海川山野の神饌物が豪華に供えられた神前で仕えられた元旦祭

 鏡餅をはじめ、海川山野の神饌物が豪華に供えられた神殿ならびに霊殿は、元旦の参拝者を待つばかりであった。元旦祭では、今年一年間の健康と諸願成就を祈願された。

 祭典中に、三宅龍雄教会長から年頭の教話が行われ、今年一年の指針が示された。祭典後には、参拝者が長い列を作り、ひとりひとりに別個の内容が書かれた「お書き下げ」を頂いた。


「お書き下げ」の順番を待つ参拝者の列

 なお、「お書き下げ」は、正月三が日の期間中に「お結界」まで参拝した人すべてに下げ渡された。

        03年01月01日

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