< 2003年度12月 >
越年感謝祭

 12月31日(水)、広前において越年感謝祭(祭主:三宅光雄副教会長)が仕えられ、今年一年間のご無礼・お粗末を祓い清めていただき、報恩感謝の気持ちで新年を迎える信者が参拝した。なお、祭典終了後、迎春準備に入り、境内はすっかり正月の飾り付けが行われた。


祭主による年越しの修祓を受ける
参拝者たち
 03年12月31日


イラン義援金をレスキュー協会やAMDAに
  2万数千人という膨大な数の犠牲者が出たイラン南東部一帯を襲った大地震による被災者に対する救命救助ならびに救急治療活動を現地で行っている「日本レスキュー協会」と「AMDA」を支援するため、泉尾教会では、人類共栄会を通じて「イラン大地震緊急募金」で集めた義援金の内、50万円を寄託した。

  12月29日(月)には、泉尾教会の三宅善信執行が、兵庫県伊丹市にある「日本レスキュー協会」本部の災害救助犬訓練センターを訪れ、災害派遣の留守を預かる同協会の河合伸朗事務局長に活動支援金として、25万円を贈呈した。同協会は、既にイランの被災地に救助犬3頭とスタッフ6名が入り、人命救助活動を行っている。同協会の大山直高前理事長は、2002年6月に泉尾教会で開催された創立75周年記念青年大会で記念講演を行っている。


日本レスキュー協会の河合事務局長へ
支援金を手渡す三宅善信師

  また、岡山県に本部がある「AMDA(アジア医師連絡協議会)」は、アジア・アフリカ・中南米を中心に救援活動を展開しているボランティアの「多国籍医師団」であり、今回のイラン大地震の被災地に向けて28日に、4名の調整員と医師が派遣され、適切な救急治療行為が行われている。日頃から、同NGOの活動を高く評価している人類共栄会としても、その活動を支援するために、12月30日に、25万円の支援金を送付した。AMDAの菅波茂理事長は、2002年1月に泉尾教会で開催された人類共栄会創立50周年記念シンポジウムに講師として出講している。

  人類共栄会では、これらの団体に対する緊急支援事業だけでなく、持続的な独自の救援活動を行うためにも、引き続き、「イラン大地震」に対する募金活動を展開しています。皆様も是非、ご賛同・ご協力をお願いします。義援金の振込先は、UFJ銀行 大正橋支店 普通 3825186「人類共栄会」または、郵便振替、00910-8-118074 「人類共栄会」(通信欄に「イラン大地震」と明記のこと)口座までお願いします。

  03年12月29〜30日


教会長 コルモス会議から特別表彰される

  12月26〜27日、京都国際ホテルにおいて、第50回「現代における宗教の役割研究会(通称:コルモス会議、上田閑照会長)」が、『宗教と芸術〜宗教音楽の可能性〜』のテーマで約80名の学者と宗教指導者を集めて開催され、昨年末に、「常任理事」からコルモス初の「顧問」職に就任した三宅龍雄教会長と、今回から「理事」に就任した三宅善信執行が参加した。


記念講演を聴く参加者。左から、大谷光真浄土真宗本願寺派門主、水谷幸正浄土宗宗務総長、雲井昭善天台宗総合研究所所長、三宅龍雄教会長

 第50回の記念会議となった今回の研究会議は、『宗教と芸術』と題して、日本学士院会員の上田閑照京都大学名誉教授が、また、『東洋の響き 西洋の響き』と題して大谷千正ソルボンヌ大学教授が基調講演を行った。引き続き、音楽家たちによる記念公演が行われた。

 晩餐会に先だって、第50回研究会議を記念して、コルモス会議に多大な功績のあった中川秀恭名誉会長(大妻女子学園顧問)と雲井昭善名誉会長(天台宗総合研究所所長)および、永年、財務担当常任理事としてコルモス会議を支えた功績で、顧問の三宅龍雄教会長の3名が特別表彰された。


上田閑照会長から特別表彰を
受ける三宅龍雄師

 続いて理事会が開催され、昨年末に副会長に選任されたばかりの阿部美哉國學院大学学長が12月1日に逝去したため、後任として、常任理事の中から大村英昭関西学院大学教授が副会長に選任された。また、理事に就任したばかりの三宅善信執行は、近年加盟団体の減少が懸念されるコルモス会議の健全な運営を図る方法を提言した。また、翌27日のパネルディスカッションと全体会議には、三宅善信師が出席した。


三宅善信師が参加した
理事会の模様

 コルモス会議は、WCRP(世界宗教者平和会議)が宗教界の最高指導者を集めて、世界的なレベルで平和問題の解決を目指す活動指向型団体であるのに対して、そのことを学術的なレベルから裏付けして、現代社会に惹起するさまざまな問題に取り組むため、当代一流の学者と宗教指導者が親しく意見交換を行う場として、先代教会長(故三宅歳雄師)が故西谷啓治京都大学教授・故土居俊真NCC(日本キリスト教協議会)宗教研究所長らと共に1970年に設立したユニークな団体であり、昨年まで一貫して泉尾教会は、財務担当の常任理事教団としてこの会の運営を支えてきた。

 03年12月26〜27日


大阪国際宗教同志会第4回理事会に教会長らが出席

 12月22日(月)、大阪国際宗教同志会(理事長:三宅龍雄泉尾教会長)の平成15年度第4回理事会が、リーガロイヤルホテルで開催され、理事・監事14名が出席した。

 第4回理事会は、辯天宗の東嶋祥厳総務部長(大森慈祥会長の代理)の開会の祈りと、三宅龍雄理事長の挨拶で始まった。最初に、事務局長の三宅光雄副教会長から今年度の決算報告や活動報告が行われ、さらに、来年度の予算や活動計画が提案され、原案通りに採択された。


熱心な討議が行われた
第4回理事会の様子

 また、平成16年度の中心行事のひとつである「台湾の宗教・先住民視察」プログラムについて、詳細に議論が行われ、来年(2004年)2月17〜19日の日程で、台湾を訪れることが決定された。また、平成16年度総会は、2月28日に開催されることが内定した。妙道会教団の宮尾早雄常務理事(国宗常任理事佐原慶治妙道会会長の代理)の祈りで第4回理事会は終了した。

 続いて、平成15年度の納会が開催された。開会の挨拶を国宗常任理事の平岡英信清風学園理事長が行い、三宅龍雄理事長の発声で乾杯し、開宴となった。1990年の湾岸戦争時に、法務大臣を務めていた国宗理事の左藤恵大谷学園理事長から、米軍の軍事作戦執行中の生々しい深夜の臨時閣議の様子などが紹介されるなど、興味深い納会となった。最後に、国宗監事の葛葉睦山臨済宗桂香寺前住職の祈りで閉会した。

   03年12月22日


平成15年度地区役員総会開催

 12月21日(日)、信修館大広間において、平成15年度の地区役員総会が開催された。「地区」役員総会とは、大阪府下に在住する信徒のために、最少の活動単位である「班会」の枠を越えて地域毎(大正・大阪中・大阪北・大阪南・府下の五地区)に連携する組織の役員の協議団体である。


三宅龍雄教会長の発題教話に耳を傾ける
地区委員たち

 15年度総会は、竹田正弘府下地区長の司会の下、地区委員会世話人の小島宏大阪南地区長の挨拶に続いて、三宅龍雄教会長が、今総会の発題の意味を込めた教話を行った。続いて、各地区の役員が入り交じり、グループに分かれて分科会を行った。

  その後、三宅光雄副教会長からまとめの意味を込めた教話を拝聴し、新役員人事が発表された。今回から、広大な地域を担当する「大阪府下地区」が南北二地区(府下北地区と府下南地区)に分割され、一層細かいケアがなされることになった。

  03年12月21日


四天王寺の出口順得執事長と会談

 12月19日(金)、三宅善信執行は、和宗総本山四天王寺を訪問し、同宗派の代表役員である出口順得執事長ならびに瀧藤尊淳総務部長と会談した。


出口執事長・瀧藤総務部長と会談する
三宅善信執行

 IARF(国際自由宗教連盟)加盟教団である四天王寺に対して、今年度のIARF国際事務局の動向やJLC(IARF日本連絡協議会)の活動報告をするため、今年度JLC当番教団の神谷昌道立正佼成会外務部次長を伴って四天王寺を訪れた善信師は、イラク戦争をはじめとする社会情勢に対して、宗教界がいかに結束して行動してゆくかについての意見交換をした。

 また、先代教会長の時代から続く出口家・瀧藤家と三宅家の交流の歴史を振り返えりつつ、今後とも引き続き、四天王寺にIARFへの支援を行ってもらうように依頼して、快諾された。

   03年12月19日


孝道教団本部を訪問

 12月18日(木)、三宅善信執行は、横浜市に本部を置く天台系在家教団の孝道山本仏殿を平成神道研究会の一行と共に訪れ、同教団の施設を見学した後、岡野正貫統理ご夫妻と法嗣(若統理)正純師と懇談した。


岡野正貫統理ご夫妻と三宅善信師

 孝道教団の創始者岡野正道師の後継者である岡野正貫統理(78歳)は、早稲田大学大学院終了して比叡山に学んだ後、4年間にわたって米国クレアモント大学院で宗教学を学び、また、若統理の岡野正純師(43歳)も、十年以上にわたって英国オックスフォード大学をはじめ米国、香港で学究生活を送ったという、学問と修行の両方を修めた教団指導者であり、岡野家を挙げて教化活動に取り組んでいるという点でも、泉尾教会と共通点が多い。

    03年12月18日


歴代金光様報徳大祭仕えられる
 12月14日(日)、会堂広前において、歴代金光様報徳祭(祭主:三宅龍雄教会長)が仕えられた。

 歴代金光様報徳祭とは、教祖金光大神様(1883年帰幽)の教統を継いだ二代金光四神様(1893年帰幽)、三代金光攝胤様(1961年帰幽)、四代金光鑑太郎様(1991年帰幽)の徳を称える祭である。


参拝者に教話をする祭主三宅龍雄教会長

 祭典中に教話を行った三宅龍雄教会長は、今年1年の信心を総括し、信心にとって「代々に信心が続くことの重要性」を強調し、来年8月29日に迎える「先代恩師親先生五年祭を迎える心構え」を述べた。

    03年12月14日


今年度最後のJLC会議に出席

 12月2日(火)、立正佼成会本部(東京都杉並区)で開催された第128回IARF日本連絡協議会(略称:JLC会議)に、泉尾教会から三宅光雄副教会長と三宅善信執行が出席した。

 今回のJLC会議では、11月に英国で開催されたIARF(国際自由宗教連盟)執行理事会の内容の報告が、同会議に日本から出席した山野井克典立正佼成会理事長ならびに三宅善信泉尾教会執行から行われ、現在、IARFが抱える様々な問題について、突っ込んだ議論が行われた。


立正佼成会で開催されたJLC会議の様子

 また、JLCがWCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会と共同して参加することをエントリーしている「EXPO2005愛地球博」についてのプログラムの枠組みが検討された。

 さらに、今回のJLC会議は今年度最終の会議のため、会議終了後、恒例により、都内で納会が開催された。今回のJLC会議の主な出席者は、上記の3名の他に、IARF国際評議員の山本行恭椿大神社宮司、西田多戈止一燈園当番、IARF日本チャプター事務局長三輪隆裕日吉神社宮司他、総勢14名である。

    03年12月02日

mail: izuo@relnet.co.jp
へ戻る。