< 2005年度3月 >

三宅善信執行 国際学術セミナーで活躍

  3月27日(日)、東京の國學院大学120周年記念1号館において、神道国際学会の第9回神道セミナーが『神道史研究の再考〜時代区分の見直しと国際的・学際的アプローチ』をテーマに、内外から約200名の研究者を集めて開催され、同学会の常任理事を務める三宅善信執行が出席した。


ディスカッサントとして意見を発表する三宅善信師

  同セミナーでは、ベルナール・フォール・スタンフォード大学教授、マーク・テーウェン・オスロ大学教授、ジョン・ブリーン・ロンドン大学教授、米山俊直京都大学名誉教授、薗田稔京都大学名誉教授らがパネリストを務め、阿部龍一ハーバード大学教授と三宅善信師がディスカッサントとして、大いに議論を盛り上げた。 

05年03月27日



三宅善信執行 第19回IAHR世界大会に出席

  3月24日から30日まで、世界各国から数千人の研究者を集めて東京の新高輪プリンスホテルをメイン会場に開催された第19回国際宗教学宗教史会議(IAHR)世界大会に、病気入院中の三宅龍雄教会長に代わって、3月24日と25日、三宅善信執行が出席した。

  IAHRは5年に一度開催される宗教学者の学術世界会議で、21世紀になって初めて開催された第19回東京大会では、『宗教―相克と平和』と題して、2001年9月11日の「米国同時多発テロ」の発生を受けて、世界が一変したことに対する宗教学者側からの問題提起を行うことを目的としている。


IARF国際評議員でロシア人の
A・クリンダリッチ博士と三宅善信師

  24日に新高輪プリンスホテルの大宴会場「飛天の間」で開催された開会レセプションには、古代オリエント学者として大学で教鞭も執られた経験もあるIAHR東京大会名誉総裁の三笠宮崇仁殿下もご臨席になって開催された。

この日の午後、泉尾教会でのおかげ祭を終えて直行した三宅善信師も、ハーバード大学での学究生活時代以来の知古である杜維明(ドゥ・ウェイミング)教授をはじめ、世界各国から来日した懐かしい研究者たちと旧交を温めた。また、翌25日には、関連する分科会に出席した。

05年03月24〜25日



イスラム教について学ぶ WCRP平和のための宗教者研究集会 開催   

  3月22〜23日、泉尾教会信修館において、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会主催・環境省後援の「第31回平和のための宗教者研究集会」が約130名を集めて開催され、専門家を招き『イスラームからのアプローチ』と題して学びあった。


開会の挨拶を行う安田暎胤
WCRP非武装・和解委員長

22日午後、WCRP非武装・和解委員長の安田暎胤薬師寺管主の開会挨拶に続き、『イスラームの世界観と現代』と題して黒田壽郎国際大学教授と、『イスラームからのアプローチ』と題して有見次郎日本ムスリム協会副会長が、基調発題を行った。質疑応答に続いて、ABCの3グループに分かれて分団討議が行われた。

Aグループでは、眞田芳憲中央大学教授をコーディネーターに、森本公誠東大寺別当をアドバイザーに、三宅善信泉尾教会執行をラポーターにして分団討議が行われた。特に、イスラム学者にして東大寺別当(華厳宗管長)という異色の経歴を持つ森本公誠師と講師を務めた黒田教授他との「イスラム教と仏教の教義上の共通性」についての議論が大いに盛り上がった。


3つのグループに分かれて
討議が行われた

他に、Bグループでは、国富啓二立正佼成会時務部長をコーディネーターに、樋口美作日本ムスリム協会名誉会長をアドバイザーに、村上円竜天台宗総合研究センター研究主任をラポーターにして、また、Cグループでは、大津健一日本クリスチャンアカデミー事務局長をコーディネーターに、森伸生拓殖大学海外事情研究所イスラーム研究センター長をアドバイザーに、河野乗慶中山身語正宗教学研究所長をラポーターにして、それぞれ分団討議が行われた。また、初日の研究集会終了後、懇親会が催された。

  翌23日は、朝8時半から、研究集会の参加者全員が泉尾教会の広前に正式参拝し、前日、日本委員会の理事長に指名された(正式就任は4月1日付)ばかりの庭野日鑛立正佼成会会長が参拝者を代表して玉串を奉奠し、三宅善信師から、金光教の歴史や教義の概略について説明が行われた。


分団討議の報告を行う三宅善信執行

  9時からは、信修館を会場に、昨日と同じABC3分団に分かれて討議が行われ、11時過ぎから全体会議に移り、3分団からそれぞれラポーターが報告を行い、イスラム法学者の眞田芳憲WCRP日本委員会平和研究所所長が議論を総括し、庭野日鑛新理事長による閉会の挨拶で、二日間に及ぶ宗教者研究集会を終えた。

 05年03月22〜23日



泉尾教会で WCRP理事会・評議員会を開催   

 3月22日(火)、泉尾教会神徳館国際会議場において、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の理事会と評議員会の合同会議が開催され、泉尾教会からは評議員の三宅光雄副教会長と、常務理事の三宅龍雄教会長の代理として三宅善信執行が出席した。


常務理事懇談会の様子

  去る3月18日に、東京で開催された常務理事会の決定を受けて、この日開催された(財)WCRP日本委員会の意志決定機関の理事会・評議員会が開催され、18日に辞任された白柳誠一理事長に代わって庭野日鑛立正佼成会会長が第三代理事長に正式に就任した。しかし、この日、正式に事務総長を辞任された杉谷義純天台宗円珠院住職の後任を正式に決定することができず、暫定的に庭野理事長が兼任することが報告された。


理事会・評議員会では、
主に人事問題がテーマとなった

05年03月22日



春季霊大祭仕えられる 


祈りの塔祭を終えて退下する
三宅光雄副教会長以下の祭員

  3月20日(祝)、春季霊大祭が仕えられた。霊大祭に先立ち、「祈りの塔」教信徒納骨慰霊祭(祭主三宅光雄副教会長)が仕えられ、過去半年間に亡くなられ、新たに納骨された教信徒の遺族らが参拝した。

  続いて、春季霊大祭が会堂広前霊前において、入院加療中の三宅龍雄教会長に代わって、三宅光雄副教会長祭主の下に仕えられた。海川山野の神饌物が供えられた後、祭主の祭詞奏上・玉串奉奠が行われた。また、参拝者ひとりひとりに成り代わって三宅光雄副教会長が霊前に大玉串を奉奠し、先祖の霊への感謝を捧げ、教話(説教)を行った。


参拝者に教話を行う
祭主の三宅光雄副教会長

05年03月20日


お呼び出し祭

 3月19日(土)、春季霊大祭の前日の午前11時から午後6時までの長時間にわたり「お呼び出し祭」(祭主:三宅光雄副教会長)が行われた。お呼び出し祭は、昭和2年1月に故三宅歳雄師が泉尾教会で布教活動を開始して以来、泉尾教会の霊殿に祀られた信徒・教徒らの霊神名を一柱ずつ読み上げ、翌日の霊大祭に備えるものであり、毎年春秋2回ずつ仕えられる。

  この日も、7時間にわたるお呼び出しが、三宅光雄副教会長および、光雄師の2人の弟である三宅善信春日丘教会長、三宅修神戸灘教会長の3師によって交替で仕えられた。

 05年03月19日



副教会長WCRP常務理事会に出席 

  3月18日(金)、立正佼成会本部法輪閣において、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会(白柳誠一理事長)の緊急常務理事会が開催され、白柳理事長の他に、常務理事の宮本丈靖妙智會教団会長と庭野日鑛立正佼成会会長と西田多戈止一燈園当番の四師および常務理事を務める三宅龍雄教会長の名代で、三宅光雄副教会長が出席した。

  会議では、健康上の理由で辞意を表明された白柳理事長の後任人事について協議され、常務理事会としては、庭野日鑛師を第三代理事長への就任ならびに事務総長を含む新執行部の人事を内定した。なお、(財)世界宗教者平和会議日本委員会の正式の決定としては、3月22日に泉尾教会で開催される同理事会・評議員会で機関決定されることになっている。

05年03月18日



大阪国際宗教同志会平成17年度総会 開催 
禅僧が総会で「近代ヒューマニズム」を大胆に批判  


 3月16日(水)、神徳館において、大阪国際宗教同志会(大森慈祥会長)の平成17年度総会が神仏基新宗教各派の宗教者40余名が参加して開催され、臨済宗妙心寺派の禅僧でありながら、青年期に米国でキリスト教を学び、広く国際的に活躍されてきた花園大学学長の西村惠信先生をお招きして『宗教と文化の混交について−近代ヒューマニズム批判−』という講題でお話いただいた。


熱弁される講師の西村惠信学長

総会に先立って開催された平成17年度第1回理事会では、事務局長を務める三宅光雄副教会長の挨拶に始まり、昨年度の活動報告ならびに今年度の活動計画が事務局からなされ、昨年度の決算ならびに今年度の予算案が原案通り承認された。特に、本年は、5月23日に、「愛・地球博」の長久手会場内の「地球市民村」において、大阪国際宗教同志会としての国際シンポジウムが開催されることが決定され、その出展に関する詳細が検討された。


平成17年度総会時の記念講演の様子

05年 03月16日



英国でのIARF国際評議員会に三宅善信執行が出席

  3月12日から16日までの日程で、英国オックスフォード市のクエーカー・ハウスにおいて、2005年度のIARF(国際自由宗教連盟=エレン・キャンベル会長)国際評議員会が開催され、来年3月に台湾で開催されることが決定した第32回IARF世界大会を迎えるための体制整備や、過去2回の世界大会が赤字を出したことを反省して、IARF現状分析ならびに将来像の検討を行い、激しい議論が応酬された。


クエーカー・ハウスにおいて
開催されたIARF国際評議員会

  今回の定例国際評議員会の特徴は、なんと言っても、IARFの財政再建とあと1年に迫った第32回世界大会の準備態勢の確立である。さらに、この2月1日に事務総長に就任したばかりのダリル・バリア博士の「お手並み」を見る機会にもなった。「経費削減」が金科玉条となっているので、ここ数年、国際評議員会の会場となっていたハリス・マンチェスターカレッジではなく、前事務総長のアンドリュー・クラーク氏が所属する「クエーカー」という教団の研修施設を借りての会議となった。もちろん、午後のお茶など完全なセルフサービスで、自分で厨房へ行ってカップに入れてくるというスタイルであった。それ以外にも、二十数名全員が揃わなければならないような会議は、クエーカー・ハウスで行われたが、各専門委員会など数名で開催されるものなどは、IARF事務局や、町中のピザ・ハウスなどでピザ一皿で数時間粘ってテーブルを占拠して「会議」を行った。


積極的な発言を行う
国際評議員の三宅善信執行

なお、日本からは本会議へ、国際評議員の三宅善信執行の他に、山野井克典立正佼成会理事長(会計役を兼務)や山本行恭椿大神社宮司、さらには、日本チャプターの事務局長で世界大会準備委員の三輪隆裕日吉神社宮司、将来検討委員の猪熊俊吉椿大神社国際部長らが参加した。

05年03月12日〜16日



WCRP日本委員会青年部会年次総会開催

 3月12日(日)、泉尾教会の信修館において、WCRP日本委員会青年部会(幹事長:三宅道人金光教常盤台教会副教会長)の年次総会が開催され、同青年部会OBでWCRP日本委員会評議員を務める三宅光雄副教会長が、歓迎の挨拶を行った。

 05年03月12日



三宅善信執行が黒住教本部を表敬

  3月8日(火)、三宅善信執行は、前日の首都圏方面に続いて、同実行委員会の三輪隆裕事務局長(日吉神社宮司)と共に、この日は岡山市の黒住教本部を訪問した。神道山の山頂にある同教団本部では、黒住宗道副教主と面会し、「愛・地球博」出展事業への同教団の支援協力と5月1日に開催される開幕セレモニーへの黒住宗晴教主の列席を依頼し、快諾を受けた。

  05年03月08日



カンボジア大使館および首都圏方面の各教団本部を表敬 

  3月7日(月)、三宅善信執行は、「愛・地球博」IARF/WCRP共同出展事業を成功させるために、連日、各地の教団本部・本山を巡回中であるが、4日の二度目の京都方面に続いて、同実行委員会の三輪隆裕事務局長(日吉神社宮司)と共に、この日は、カンボジア大使館および東京・神奈川方面の4つの本山を連続して訪問した。

  この日は、『こころの再生・いのり』館の開幕プログラムにシハモニ国王の名代として出席が決まったカンボジア王国のチヴァン・モニラック殿下の来日について打ち合わせをするために、赤坂のカンボジア大使館を訪れた。


孝道教団本部で岡野正純副統理と懇談する
三宅善信執行と三輪隆裕師

これに引き続き、立川市の真如苑教団本部、芝公園の曹洞宗宗務庁、川崎市の真言宗豊山派の大本山平間寺(川崎大師)、横浜市の孝道教団本部を巡回し、曹洞宗の清成昭典教化部長、孝道教団の岡野正純副統理をはじめ、各教団の責任者と面会して、5月1日から31日まで1カ月間にわたって開催される「愛・地球博」出展委員会が企画運営する『こころの再生・いのり』館事業への協力を依頼した。

05年03月07日



京都方面の各本山を二巡

  3月4日(金)、三宅善信執行は、愛知県で開催される万国博覧会EXPO2005「愛・地球博」へのIARF/WCRP共同出展事業を成功させるために、2月7日に続いて、同実行委員会の三輪隆裕事務局長(日吉神社宮司)と共に、この日、京都方面の6つの仏教宗派本山他を連続して訪問した。

  この日は、ユネスコの世界遺産にも指定されている嵯峨野嵐山の天龍寺(臨済宗天龍寺派大本山)を皮切りに、臨済宗妙心寺派大本山妙心寺、嵯峨の車折神社、浄土真宗本願寺派本山の西本願寺、東寺真言宗の総本山教王護国寺、真宗大谷派本山の東本願寺、京都仏教会本部がある臨済宗相国寺派大本山相国寺を相次いで訪れ、臨済宗各宗派と黄檗宗の連絡機関である「臨黄合議所」事務局長でもある栂承昭天龍寺派宗務総長をはじめ各宗派・教団の担当者と面会して、5月1日から31日まで1カ月間にわたって開催される「愛・地球博」出展委員会が企画運営する『こころの再生・いのり』館事業への協力を依頼した。

05年03月04日

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