G8宗教指導者サミットの準備開始

  07年07月05日

 7月5日、JR京都駅前の新都ホテルにおいて、「比叡山宗教サミット20周年記念 世界宗教者平和の祈りの集会」の準備のための日本宗教代表者会議運営委員会が開催され、三宅善信代表も出席した。この日の会議で、本年8月3・4両日、京都市洛北宝ヶ池の国立京都国際会館と比叡山延暦寺根本中堂前特設会場で開催される「比叡山宗教サミット20周年記念 世界宗教者平和の祈りの集会」の詳細が決定された。


比叡山宗教サミット準備委員会の
懇親会に出席した三宅善信代表

 三宅代表は続いて、三条河原町にあるカトリック京都司教座聖堂のチャペルで開催された故尻枝正行神父追悼ミサ準備委員会に事務局次長として参加した。本年6月にローマで逝去された故尻枝神父は、1970年代から90年代にかけて、ローマ教皇庁(バチカン)の諸宗教対話評議会の次官として活躍され、長年にわたって時の教皇に謁見を求めて日本からローマを訪れた数多くの宗教界の指導者のほとんどのお世話をされた方で、その意味で、カトリック(サレジオ会)の神父であったにもかかわらず、バチカン一日本の諸宗教の実情に詳しい人であった。

三宅善信代表自身、1977年まだ満18歳の若さで、時の教皇パウロ6世と謁見する機会を得たのをきっかけに、ヨハネ・パウロ2世とはその在世中に数回、そして、現教皇のベネディクト16世とも昨秋謁見を果たしており、30年間に及ぶバチカンとの関係は一際強く、故尻枝神父にもひとかたならぬお世話になっており、7月21日に同聖堂で仕えられる追悼ミサに全力を尽くして協力する旨を表明した。

 さらにこの日の夕方、事務局打ち合わせ会に集った諸宗教関係者に、6月5・6両日、ドイツのケルンで開催された『G8宗教指導者サミット』に三宅代表自身が参加した際、主催団体のEKD(ドイツ教会連合)をはじめ、欧米の複数のキリスト教指導者たちから「2008年夏に日本で開催予定のG8宗教指導者サミットの受け入れ委員会を組織してほしい」と訴えられたことを表明し、「これも諸宗教対話に生涯を捧げられた亡き尻枝神父のお導き」と一同感嘆し、「G8宗教指導者サミット準備委員会事務局」の立ち上げが急遽決定され、皆が協力を惜しまないことを表明した。


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